Atelier Eren はWEBの仕事をしながらヴァイオリンを作っている「少し変わった人」の製作日記です

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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

【ものつくり】職人が食えない世界。。

世界的に職人が食えなくなっています。。

世界的に職人が食えなくなっている!近年このような声をよく聞くようになりました。

例えば、日本では漆職人・傘職人・箸職人といった伝統工芸職人。跡取りがいないこともあり、職人が高齢化。このままでは技術が継承されずに廃れてしまう。。。と聞きます。一般的に職人は「低収入で条件が悪い」ことが多いです。少人数or一人の規模ですし、利益もそこまで出ませんからね。。よっぽど好きでない限り、多くの若者に職業にはしたくないと思われています。

私は職人さんが作る「高品質」な商品が大好きなのですが、残念ながらもはや職業としても成立することが難しくなっています。

職人が食えなくなった理由

理由は言うまでもないですが、

中国を中心としたアジア各国で「人件費」を含む徹底的な「コストカット」による「安くて、そこそこ」な商品の台頭です。

職人さんが作った高品質な商品は「手間」「材料費」「店舗などの家賃」などといったコストがかかるため、どうしても値段が高くなりがちです。アジア各国の商品と比べて価格ではどうしても勝負になりませんし、まず職人は品質で勝負する仕事なので、「価格が高くて良いもの」が職人の作るものですよね。

しかし、現在の日本では職人技の高品質な商品はそこまで需要がないんですよね。。。。「価格が安くて、そこそこ」の商品で十分なのです。私だって職人さんの作品が好きでも価格が高くてなかなか買えませんし、結局は「価格が安くて、そこそこ」なものを買います。

薄利多売の世の中で、職人が生き残るには「個性的な商品」「圧倒的なクオリティ」が求められます。ですが、残念なことに、努力して世の中に認められるような職人になっても、一般的なサラリーマンの収入以下になってしまうことが多いです。サラリーマンの収入以下というより、「食えない」ことのほうが多い。

休みなく遅くまで働いて、やっと世間に認められても、結局報われないなら職人目指したくないよ!って思われるのも納得です。。

イタリアでも職人が減少


欧州の職人の国「イタリア」でも多くの職人が後継者不足に悩んでいます。そして、すごい勢いで廃業・休業も増えています。やはり職人は食えなくなってしまっているのです。多くの中国人移民による中国製の台頭がやはり大きな理由。安さの前では「高度な技術」も歯が立たないのでしょうか。。。

私はこの仕事に命をかけている!最高の商品をつくれるなら、他のことは犠牲にしてもいい!

このような「本当に熱い気持ち」がなければ途中で挫折しちゃうでしょうね。。スポンサーがいたり、家が金持ちで好きな事を好きなだけできるような環境なら別ですが。

潜在的にはもの作りをしたい人は多い

昨今の日本はハンドメイドブームであり、多くの作家・クリエーターがオリジナル商品を製作・販売しています。職人・ハンドメイド作家・クリエーターどれも手作りの商品や作品を作り出すという点では一緒。作品を認められたいという欲求は多くの人が持っていて、作るものに違いはあれど「職人魂」は日本人からは消えてないんですよね。職人が食える世の中なら、なりたい人はもっといるのかも知れませんね。

食える職人として生き残るには

食える職人・クリエーターとして今後必要なのは「その他大勢」に埋もれない個性のある作品作りだと思います。

そして、その個性を伝えるだけのPRや営業、集客です。また、ネットでの販売、集客は必須でしょう。実店舗だけの営業は職人といえども無謀です。「デジタルの事は分からないからなぁ〜」じゃあ済まないのです。

あとは、生き残るためには身の丈にあった運営も必要です。利益が少なくても何とか生きていけるような生活スタイルにするとか、実店舗はやめてネット販売だけに集中するとかね、、、。職人が多くの収入を得られる時代ではないことは確かです。

 

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