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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

【腕時計】手作り腕時計の歴史と現在

手作り腕時計の歴史と現在

腕時計には「高級腕時計・ファッションブランド腕時計・雑貨時計」など様々な価格帯やデザインの腕時計が存在します。その中で「手作り腕時計」という割とニッチな世界もあったりします。個性的なデザイン・アーティスティックな手作り腕時計は、若者を中心に人気のある腕時計です。

手作り腕時計の始まり

日本での手作り腕時計は「篠原康治」さんが先駆者となり、吉祥寺に時計工房を開いたことから始まりました。篠原さんは香港で出会った手作り腕時計製作のノウハウを日本に持ち帰り、オリジナリティー溢れる作品を製作していきました。

その後、篠原さんの作品に憧れた人々が弟子として篠原さんの元に集まりました。これが「JHA (Japan Handcraft-Watch Association)」という組織の発端です。JHAでは腕時計製作の技術を教えたり、部品供給の支援をしたりと、作家の創作活動をサポートしていきました。現在の手作り腕時計業界の第一線を走る作家は、そのほとんどがJHA出身者だったりします。

ASTORY

dedegumo

ARKRAFT

JOIE INFINIE DESIGN

など

現在でも数多くの手作り腕時計作家が活躍中です。

今から手作り腕時計の製作を始める人の問題点

JHAを中心とする手作り腕時計業界ですが、JHAが製作教室の生徒募集を辞めてしまったことで「新規」に技術を習得することが難しくなってしまいました。職人の数が増えすぎても業界内で過当競争になってしまうので、しょうがないのでしょうが。。

以前に記事にした「パーツが手に入らない」という問題も、なかなか個人では海外からのパーツ輸入が難しく、手作り腕時計を作りたくても作れないという状況が続いたことによるものです。パーツ以前に技術を学べる場所がないので「作り方もわからない」状態でした。

くるき亭・dedegumoが手作り腕時計教室を開催

そんな中、千葉県に店舗を構える「くるき亭」、京都に店舗を構える「dedegumo」が手作り腕時計の教室を開催しました。私はどちらの教室にも行ったことがあるので、内容を簡単に説明します。

くるき亭

技法的には「ロストワックス」ではなく、一枚の板から本当に手作りで腕時計をつくる内容でした。ただ、「くるき亭」で販売されているような時計を製作することができず、パーツ販売も積極的ではなかったため、受講生には不満が残ったようです。

※以前はデザイナーズコースという内容で製作教室が開かれていましたが、現在は1日体験コースのみとなってしまっています。


※一番最初に作った時計。うぅ、、、、、こりゃひどい。

dedegumo

スクールでは1日体験コースにて手作り腕時計の技術(というよりも組み立てかた(を学ぶことができます。パーツが購入可能ということから、関東圏からもdedegumoにお世話になる方も多いです。

上記のように体験コースはあるものの、1日だけの教室な為、本格的に技術を学ぶことは大変難しくなっています。

 

現状で手作り腕時計の技術を学ぶ為には、手作り腕時計の店舗でスタッフとして働くことが一番の近道となっています。デザインフェスタ等に出店されているので、なんか身近に感じますが、やってることは職人なので職人気質の業界です。小規模な会社ばかりなので高待遇は望めませんが、技術は学べます。ようは弟子入りです、弟子入り。

【スタッフ募集されていることのある手作り腕時計会社】

・ASTORY

・dedegumo

私がざっと調べた感じですと、スタッフ募集されている規模の作家としては上記の2店舗になります。特に「ASTORY」は新宿・渋谷を本拠地としているだけあり、若者ファンが多いです。「ASTORY」から独立された方もいます。

手作り腕時計業界は狭い業界かつ、割と閉鎖的なので「業界内での立ち回り」が重要になるかなと思います。想像でしかありませんが^^;

【腕時計という制約】

腕時計のデザインは制約が多いです。まずは「大きさ」ですが、大きくても直径45mmくらいまでが限度です。作品が小さいので、デザインの幅が狭くなります。文字盤に至ってはさらに狭くなりますし。

次に「インデックス」です。時計といえばインデックス!デザインに凝りすぎて、時計としての機能が果たせないものは個人的にはどうかと思ってしまいます。が、、インデックスがデザインの幅を縮めてしまい、できることが限られてしまいます。スタンダードな時計を作ろうとすると、どれも似たり寄ったり。個性が出せないという罠にはまります。それに「シェル」文字盤などいい素材を使おうとすると「資金力のある店舗・作家」が有利なため、同じようなスタンダードなデザインを製作しようとすると自分の作品の存在価値がなくなってしまうのです。

※私はデザイン特徴のある作家さんの腕時計を参考に試行錯誤しましたが、完全に「パクリ」でしかないため絶望しました!

 

さぁ、個性的な腕時計を作るためにデザイン力を発揮する時がきた!!

↑今ここ。

ってな感じですかね。私には新たなる個性を生み出せるアイデア・デザイン力がなかったため、作るのを辞めてしまいました^^;
趣味で続けるにしてもなかなか敷居が高いですしねぇ。dedegumoのパーツ購入会員になるのも諭吉さん10人必要ですから。。。

職人気質のある業界では常に言われていますが「好きじゃないとなかなか続けられない」ことなのでしょうね。

【まとめ】

・手作り腕時計業界は狭い!そして職人的世界です。

・デザイン力、アイデアがないと作品作りの幅が広がらない。

・本格的な作品を作るには割と資金が必要。

 

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