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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

【時計】機械式時計の誕生と天文時計

機械式時計はロマン溢れるアイテム

現在、高級腕時計を中心にムーブメントに搭載されている「機械式」。「機械式」は電子機器でも電気機器でもなく、歯車や各種パーツの組み合わせで動く時計です。複雑かつ精密につくられた機構により、正確な時間を知らせてくれる「機械式時計」はまさにロマンの塊!

しかし、機械式時計はいつ頃できたのでしょうか?今回は機械式時計の誕生について軽くご紹介します。

機械式時計の起源

中世ヨーロッパでは「教会の鐘の音」で時間を確認していました。当初は教会の人が鐘を直接鳴らすことが一般的でしたが、9世紀にローマ教皇シルウェステル2世は「祈りの時間」を村の人に知らせるため、教会の鐘楼に自動的に「鐘を鳴らす機械」を設置しました。この設置した機械がのちに機械式時計の起源となったと言われています。

ヨーロッパ 教会 鐘

機械式時計の誕生は13世紀頃

現存する最も古い時計は「ヤコボ・ドンディ」が1344年にイタリア・パドヴァの大聖堂に設置した天文時計と言われています。そして、その息子「ジョバンニ」は1364年に「アストラリオ」と呼ばれる室内天文時計を設計。「アストラリオ」の設計図は、世界初の時計学術書として、多くの時計技師の参考になりました。

13世紀後半になると、ドイツ人の「アンリ・ド・ヴィック」という時計技師がフランス国王シャルル5世に命じられ「パリの高等法院」に時計を設置。当時の時計はとにかく巨大なことが特長で、本体だけで数メートル・重さは300Kg以上もある時計でした。

ちなみにこの時計は現在でもパリにて厳重に保管されています。

パリ

また、この頃のヨーロッパは機械式時計の黎明期として、いくつかの「塔時計」が製作されました。有名なのはフランスのストラスブール(1354年)、チェコのプラハ(1410年)に作られた天文時計です。

プラハ 天文時計

特にチェコ・プラハにある「天文時計」はとても素敵。空の太陽や月の位置などの天文図を示すための文字盤、キリストの使徒などが時間ごとに動く人形仕掛け、月々を表す浮き彫りの暦版の3つの要素が詰め込んだ大型機械式時計です。

15 世紀にはヨーロッパ中に塔時計が普及

13世紀に誕生した塔時計ですが、当初は「富や権威」の象徴として存在していました。しかし、15世紀に入ると次第にその数を増やしていき、やがてどの街にもある「人々の生活必需品」となりました。特に教会や市役所、駅などの公共の時計としてはとても重宝されたそうです。

ゲームや映画でも使われる機械式時計のギミックや天文時計

FF9 時計

中世ヨーロッパを舞台にしたFF9で序盤に訪れる「リンドブルム」では当時の機械式時計を参考にしたような建物も存在します。FF9は時代的にはもう少し先のスチームパンク風なのですが、主人公ジタンたちのアジトはなんとなく塔時計に近いギミックに見えます。

ゼルダの伝説ムジュラの仮面ではクロックタウンという街の中心部に大きな天文時計?が存在。時計が大きな存在感を放った珍しいタイトルです。

ヒューゴの不思議な発明
出典 www.HugoMovie.com/

1930年代のパリを舞台にした映画「ヒューゴの不思議な発明」では時計台がストーリーの中で大きく取り上げられていて、当時のギミックの魅力を知る事ができます。

まとめ

機械式時計は教会の鐘を鳴らす機械から始まり、塔時計へと発展。やがては公共の時計として人々の必需品となりました。また、時計は全て機械で動いている機械式時計であり、複雑なメカニズムで動く時計は「ロマン」の塊でもあります。

 

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