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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

【アンティーク】懐中時計の歴史 天才ブレゲの発明

懐中時計の歴史 天才ブレゲの発明

『今回は懐中時計の歴史編Vol.2です』

時計メーカーの一つに「ブレゲ」というメーカーがあります。この「ブレゲ」のメーカー創始者は「アブラアム=ルイ・ブレゲ (1747-1823)」という時計職人でした。ブレゲはスイスに生まれフランスにて活躍し、時計の様々な機能・機構・デザインを発明し「天才」「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれるようになり、その後の懐中時計・時計の歴史を大きく動かしました。

今回はその「ブレゲ」が発明した機構を紹介していきます。

【ブレゲが発明したものの一部】

ブレゲ針

ブレゲ針とは先端に丸い穴があいたデザイン針のことです。このブレゲ針のデザインは世界で評判を博し、他のメーカーでも採用されていったことで「ブレゲ針」という名称が定着しました。

ブレゲ数字

アラビア数字を斜体にすることで、独特の雰囲気を出した「文字盤用の数字」を開発しました。


この時計は「ブレゲ針」「ブレゲ数字」を採用した懐中時計。エナメル彩・彫金といった17世紀ならではのデザインです。機能的にはカレンダー機能を搭載していてます。

左側=日にちを表しています。

中央=時間を表しています。

右側=曜日を表しています。(フランス語)

曜日は DIM(日曜)、LUN(月曜)、MAR(火曜)、MER(水曜)、JEU(木曜)、VEN(金曜)、SAM(土曜)と表記

ちなみに内部のムーブメントはこんな感じです。(※この時計はブレゲ作品ではないですが、ブレゲの機構を採用している懐中時計)


現在のムーブメントとはかなりの違いがあります。どんなカラクリで動いているのでしょうね^^;

永久カレンダー(パーペチュアルカレンダー)

永久カレンダーとは「うるう年」なども自動で調整してくれる高機能なカレンダーを搭載したものです。現在でも永久カレンダーを搭載した懐中時計や腕時計は価値が高く、最低でも300万以上する時計が多く存在しています。

トゥールビヨン

懐中時計を持ち歩いていると、上下左右様々な向きで懐中時計を使用することになります。その時の本体の動きによって時計に「誤差」がおこります。その「誤差」を「重力」によって補正する機能がトゥールビヨンです。


このような立体的な動きをする機能が「トゥールビヨン」です。カッコいいですよね!私はこの機構が時計の機構の中で一番素敵だと思います。

ミニッツリピーター

ボタンやレバーを操作することで、現在時刻を「音」で知らせてくれる機構です。ムーブメントの周囲にリング状の金属を配置することで、音を鳴らすことに成功。リピーター(音をならす機構)の小型化に成功しました。それまでは自転車のベルくらいの大きさがあり、到底懐中時計には使用することはできませんでした。


ミニッツリピーターの派生系として、からくりギミックを含んだミニッツリピーターもあります。


上記の2つの懐中時計は2本とも1820年頃に作られたスイス製のものです。どちらも起動スイッチを押すことで、中央付近にいるハンマーを持った2人の人間が徐々に鐘に近づいていき、鐘を鳴らすと音が鳴る仕組みです。

まとめ

天才ブレゲの発明した時計機構はどれも全て革新的技術であり、時計の歴史を数100年動かしたと呼ばれています。特に「トゥールビヨン」のカッコよさは異常であり、アニメやゲームといったサブカルで「トゥールビヨン」がモチーフとなっている描写もよく見受けられます。

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