Atelier Eren はWEBの仕事をしながらヴァイオリンを作っている「少し変わった人」の製作日記です

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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

弦楽器フェア2017の感想 初心者には厳しい世界観

弦楽器製作者や弦楽器を演奏する人にとっては一大イベントである弦楽器フェア。去年に続いて今年も行ってきました!

普通は「いろんな楽器が見れて楽しかったです♪」という感想になるのですが、私的には心から楽しかったとはいえない感じで今年も終わりました。それは、やはり弦楽器ならではの敷居の高さを感じるからです。

ヴァイオリン製作

弦楽器フェアの概要

今年で60回目を迎えた弦楽器フェアは科学技術館(九段下)で毎年11月の第1週に行われる弦楽器業界最大のイベントです。このイベントでは国内外の新作弦楽器と関連品を見たり試奏したりできます。

ヴァイオリン製作

ここまで大規模な国際的弦楽器ショーは世界を見渡してもレアなので、このイベントには本場イタリアからも様々な製作者が弦楽器関連業者がやってきます。もちろん、日本人有名弦楽器製作者も大半が参加してくるので、弦楽器ファンにとってはとても楽しいイベントになるわけです。

ただし、初心者には敷居が高い

これだけ規模が大きいイベントだと、アマチュア演奏家か弦楽器愛好家がたくさんやってきます。そして、当たり前ですが、その方々たちは、、

演奏がうまい!!

ヴァイオリン演奏

折角一流製作者が作ったヴァイオリンやヴィオラを演奏できるチャンスなのですが、周りでは華麗なテクニックで試奏を繰り返す猛者たちがたくさん。。また、日本で子供の頃から弦楽器を習ってきた人たちはどうしても上流家庭の人が多いので、自分とは世界観が違うなと思ってしまうのです。

しかも子供ですらスーパーテクニックをドヤりながら試奏しているではありませんか。。そりゃ、そんな猛者たちの傍で1stポジションレベルの大人がちまちま弾くのはどうしても気が引けます。と、いうより一定レベル以下の人があの場で試奏しまくるのは相当のメンタルの強さが要求されるでしょう。

メンタルの強さ

と、なると結局は弦楽器の外観を見て回るくらいにとどまってしまうわけです。もちろん、それも面白し勉強にもなるのですが、やはり音を奏でてナンボな部分はありますよね。

結局は会場をフラフラしている若干挙動不審な人になっちゃうわけです^^;

ヴァイオリンを何本か作って製作の知識が深まればもっと勉強になるのでしょうけど、今の状態だとまだまだ分からないことだらけなので、完全には楽しめませんでした。また、製作について製作者に話を聞こうにも、まだ引き出しが少なすぎるなとも思います。

つまり、弾く能力も製作する能力も最低限の能力がないと、このイベントはどうしても敷居が高くなってしまうのです。

どうしてもクラシック至上主義になりがち

日本の音楽文化的にしょうがないのですが、どうしてもこの手のイベントはクラシックの世界観が強すぎる気がします。

いや、弦楽器は主にオーケストラで使われますし、基本的にはクラシックが演奏されるのはわかりますよ?

でもクラシックが苦手な人にとってはどうしても「自分の居場所ではないなー」と思ってしまうわけです。ヴァイオリンだってポピュラーしか弾かない人やジャズ専の人。あるいはアイリッシュやカントリーといったジャンルだってあるんですから。(マイナージャンルだからしょうがないんだけどね、、)

「ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ=クラシック音楽を奏でる楽器」みたいな世界観を、弦楽器はいろんなジャンルで楽しめるというイメージにもう少しだけでもなればいいのにと思いました。

コンサート演奏がクラシックすぎる!

コンサート内容がクラシック中心なのはしょうがないです。弦楽器自体の歴史から見てもクラシックがメインになるのは当たり前でしょう。けど、どうしても様々なジャンルの曲を新作ヴァイオリンで聴いてみたいなぁ、と思ってしまいます。

だってほとんどがガチ系のクラシックなんですもん。

ヴァイオリン演奏ヴァイオリン演奏

こう見るとヴィオラの方が聴きやすい感じですね?

ヴァイオリンはヴィオラと比べてると、どうしても技巧系な曲に寄ってしまっているので、もうちょっとメジャーな曲入れるとか、あえてジブリとか入れるともうちょっと親しみやすくなるのかもしれません。

まぁ、あまりクラシック音楽に興味ない人を対象にしていないイベントであるのは間違いまりませんが^^;

まとめ

結局のところ演奏能力が低く、製作もまだまだ始めたばかりの私では、このイベントを楽しむためのレベルが低すぎるのです。とりあえず来年はもっとヴァイオリン製作に詳しくなって、一流製作者とコミュニケーションを図ることを目標にしたいと思います。

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