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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

イタリア・ドイツ・イギリス。ヨーロッパのヴァイオリン製作学校

ヴァイオリン作っているんですよ〜、いって人にいうと「マジで?耳をすませばじゃん」と言われるこの頃です。大半のひとにこの反応をされることから、ヴァイオリン製作は天沢聖司のイメージが強いんだなぁと思います。

また、聖司くんのおかげかヴァイオリン製作=イタリアのイメージは割と定着している模様で、イタリアにいって勉強してくるの?とも聞かれますが残念ながらその予定はありません^^; そもそも年々ビザを習得するのも厳しくなっているため、これからはますます留学しにくくなるのが現実ではないでしょうか。

ただ、折角イタリア留学の話に触れたので、今回は「世界3大ヴァイオリン(弦楽器)製作学校」とその学校がある国を紹介してみようと思います。

ヴァイオリン製作で有名な国① イタリア

ヴァイオリン製作といえば、真っ先にイタリア・クレモナの名が挙がるでしょう。クレモナは最高の製作者「ストラディヴァリ」「ガルネリ」を生み出したヴァイオリン製作の聖地。街には国立の弦楽器製作学校があり、世界各国から職人の卵が集まります。

クレモナ 弦楽器製作学校

クレモナ弦楽器製作学校は国立の学校というだけあり、学費が非常に安いのも特徴です。日本の専門学校は年間100万円以上の学費がかかりますが、クレモナの製作学校はその僅か10分の1以下しか学費がかかりません。

ただ、この学校は高等教育の職業訓練校にあたるので、数学・体育・イタリア語のような授業を受けなくてはならないが難点です。以外と製作の授業は少ないので注意が必要になります。

また、この街は数多くの工房があるため、学校が終わった後に修行させてもらうことも可能です。むしろ、この修行の方が重要なのではないでしょうか?

ヴァイオリン製作

ヴァイオリン製作で有名な国② ドイツ

イタリアの次にヴァイオリン製作で有名なのはドイツだと思います。ドイツでは堅実な製作により、質の高いヴァイオリンが数多く世に放たれてきました。また、その多くはオーストリアとの国境近くに位置する街「ミッテンヴァルド」で製作されており、この街に存在するヴァイオリン製作学校には世界中から職人を志望する若者が集まってきます。

基本的に授業はドイツ語で行われる上に年齢制限も低めに設定されているため、日本人にとっては一番敷居の高いヨーロッパの有名弦楽器製作校かもしれません。

ドイツ ヴァイオリン製作
出典:https://www.instrumentenbauschule.eu/ja/

ちなみに日本でヴァイオリン製作を発展させた無量塔蔵六(むらたぞうろく)氏がミッテンヴァルドで製作の技術を学んだ経歴をもつためか、現在の日本におけるヴァイオリン製作は高齢の方を中心にドイツの伝統も持ち合わせています。

ヴァイオリン製作で有名な国③ イギリス

あまりヴァイオリン製作のイメージがないイギリスですが、世界的にはヴァイオリン製作で有名な国として知られています。

と、いうのもイギリスの「ニューアーク」という街にはヴァイオリン製作学校があり、クレモナ・ミッテンヴァルドと並ぶ3大製作学校として多くの職人の卵がその腕を磨いているからです。

イギリス ヴァイオリン製作
出典:http://www.stradi-kanazawa.com/blog/7

ニューアークにはクレモナやミッテンヴァルドほど工房の数はありませんが、代わりにイギリス各地に工房が分散されており、多くの職人が日々ヴァイオリン製作に励んでいます。

また、イギリスのヴァイオリン製作は「オールドヴァイオリンの再現や修復」や「アンティーク仕上げ」に力を入れているのも特徴で、イタリアやドイツとは違う趣があります。さすがはアンティークの国。

まとめ

今回は3つの弦楽器製作学校を紹介しましたが、ネットが普及し情報の入手が容易になった現代社会では「どこで学んでもOK」だと思います。もちろん、日本の弦楽器製作教育だって素晴らしいです。

ただ、良質な弦楽器をたくさん見れる環境はヨーロッパの方が整っているかもしれませんね。

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ヴァイオリン製作

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