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Atelier Eren/アトリエ・エレン ヴァイオリン製作とファンタジーを綴る日記

【ヴァイオリン製作】 4枚の木材の選定!個性のでる重要な部分。

本格的にヴァイオリン製作がスタート!

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先日私は東京にあるヴァイオリン工房に訪れ、正式にヴァイオリン製作教室の生徒となりました。まずは最初の1艇として「ストラディヴァリモデル」のヴァイオリンを2年程かけて製作します。。先生曰く、ストラディヴァリモデルは他のモデルよりも楽器製作を始めて学ぶ人にとっては製作しやすいみたいです。

材料がなきゃ始まらない

まずは材料が必要なので、ヴァイオリン製作者御用達のお店に先生と一緒に木材を購入しに行きました。

※先生と一緒に訪れていなければ、相手にして貰いにくい?と感じてしまう「ヴァイオリン職人」のためのお店でした^^;

ヴァイオリン製作 木材
さて、購入したのは上記の材料4点。それぞれ左から「裏板」「ネック」「表板」「横板」となっています。

ヴァイオリン木材を選ぶ条件・順序は以下の通り。

1.【裏板】を選ぶ。

ヴァイオリン製作 裏板
好きな木目のものを選びます。ニスを塗って完成させたときの「柄」につながるので重要です。線が記入されていますが、線通りに使うわけではないので、あくまで「柄」で選びます。

ヴァイオリン製作 裏板
カンナで削っていくと木目がくっきりと浮かんでくるようです。注意点としては、木材に「ヒビ」が入っているものは、木材を削ったときに問題が起こりやすいので敬遠したほうが無難です。

もう一つの注意点は「節」に注意することです。「節」とは枝の生えていた部分のことで、削ったときに「節」が「死に節」と呼ばれるものだった場合に「空洞」になる恐れがあります。なので「節」がある木材も回避推奨です。

木材の「硬い」「柔らかい」によって削りやすさや音の質感につながるので、完成イメージによって選ぶ木材は変わりそうです。

ヴァイオリン製作 2枚板
ちなみに裏板には割れ目が入っているので「パキっ」と2つに分割できます。割れ目が入っていない木材は自分でのこぎりで分割しないといけないので大変です。。分割しない1枚板もありますが、その分値段が高くなります。

2.選んだ【裏板】に合わせて【ネック】【横板】を選ぶ。

ヴァイオリン製作 ネックヴァイオリン製作 横板
裏板を選んだ要領で「ネック」「横板」を選びます。状態が悪い木材を回避して、あとはいかに「裏板」の模様に近いものを選ぶかが重要です。
ヴァイオリンは楽器であると同時に美術品でもありますので、作品として見た目の統一感はとても重要なのです。

2.【表板】を選ぶ。

ヴァイオリン製作 表板
高品質なイタリア産の木材が輸入時点で選定されているので、状態のよい木材を選ぶことを重視すれば大丈夫です。ちなみに「表板」は「スプルーズ材」と呼ばれる木材で「軽くて響きが良い」ことが特長な木材です。ギター・ピアノ・弦楽器類といった楽器に幅広く使用されています。

まとめ

以上の4点セットで約3万〜4万の材料費となります。高いと思うか安いと思うかはその人次第です。
木材の選定は素人にはなかなか難しく、中身に至っては切ったり削ったりしないと状態がわからないので、外見だけでは完璧な選定は厳しいです。多くのヴァイオリンを製作、修理するうちにベストな木材を選ぶ力がつくといわれていますが。。

 

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