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ピアノに再挑戦!レイトスターターに適した楽しみ方について

大人から始めるピアノ

大人からピアノを始めた人をレイトスターターと呼びますが、レイトスターターは子供の頃から習っているアーリースターターと比べると早い段階で上達の限界が見えてしまいます。

そのため「大人からピアノを始めても遅い」「無駄」と言われることが多いのです。

しかし、たとえレイトスターターであっても楽しみ方を工夫すれば、人に聴かせることができるくらいに上達することも可能だと思います。

そこで今回は私の経験を踏まえながら、大人から始めるピアノの楽しみ方を考えます。

6年間続けたピアノを辞めるまで

私は中学3年からピアノを始め、約6年ほど練習を続けた経験があります。

最初は人差し指でドレミ・・と弾いているようなありさまでしたが、バイエルやハノンを進めていくことで少しづつ指が動くようになり、ある程度のところまではスグに上手くなりました。

半年ほどでベートーヴェンの悲愴第2楽章をミスりながらも弾けるくらいには上達し、大人からはじめても上手くなれることを身をもって経験しました。

 

しかし、私は練習を続けるうちに2つの壁にぶち当たります。

その壁は以下の通りです。

・早いパッセージが弾けない

・譜面を読むのが苦手

既に手の骨格が完成している状態からピアノを習っため、思ったよりも右手の34の指が思うように動きませんでした。また、初見演奏を中心とするソルフェージュ能力も劣っているため、なかなか譜面を見ながらの演奏に慣れることができなかったのです。

レイトスターター ピアノ

大人になってから自発的にピアノを始めたということは目標とする曲があるはずです。クラシックでもジャズでもゲーム音楽でも。ただ、大半の方は「煌びやかな曲」に憧れをもちます。

私もピアノを始める前は高いテクニックを要する曲を弾きこなす自分を想像していました。

しかし、実際はどうがんばっても指は動かず、演奏してもミスだらけ。スラスラと人に聴かせるレベルには到達できず、理想とのギャップに苦しみました。

「毎回暗譜して弾いて→時間が立てば弾けなくなる」を繰り返し、なんとか上達を目指していましたが、最終的にそれも辛くなり、結局私は約6年間ほどでピアノを辞めてしまいました。

煌びやかに曲を奏でることは難しい

私がピアノを習っていた時に痛感したのは、レイトスターターは煌びやかに曲を奏でることが難しいということ。

特に私の場合は右手を怪我した期間があったせいか人よりも指が固く、中指と薬指の独立が弱い状態で骨格・筋肉が形成されてしまったようです。

大人の手は骨格が完成しているので、子供のように早い動きを身に付けることができません。

綺麗に美しく音楽を弾きたいという憧れはありましたが、どうやらそれは叶わないことだったみたいです。

私が見てきた上達スピードの早い人は音楽センス云々の前に「手」や「体」が柔らかい人が圧倒的の多かったです。指の長さ、手の大きさも重要ですが、何よりも柔軟性があることこそが最重要に思えます。

ピアノ レイトスターター

私のようにピアノが向かない手であっても、ハノンや練習曲によってある程度速い曲も弾けるようにはなります。しかし、柔軟性のある柔らかい手と比較すると早い段階で限界を迎えます。

メロディーを担当する右手が固い場合、クラシックにしろジャズにしろ高速フレーズが弾けません。左手が極端に固い場合は幅の広いアルペジオがどうしても困難になります。

個人差はありますが、やはり大人からピアノを始めると、どうしても理想通りの演奏ができないのが現実です。

それでもピアノを弾きたい

高速フレーズも弾けないし、楽譜を読みながら弾くのも苦手。

そんな私ですが、ピアノが好きという気持ちは持ち続けており、先日あろうことか約10年ぶりにピアノを買ってしまいました。

 

ピアノって不思議な魔力があり、完全に弾かなくなるとなんか弾きたくなるんですよね。

理想通りに弾けないってわかっているのに、ピアノの音色が好きだから、そのうち弾くたくなってしまう。

ただ、始めるとやっぱり「youtubeにアップしたい」だの「ちょっとした曲作りをしたい」だの目標が高くなってしまうわけです。

私もピアノを再び手にしたら下手なのに色々とやりたいことが生まれてきてしまいました。

具体的には下手なりに自作ヴァイオリンとピアノで演奏してみたいなと

レイトスターターに適した楽しみ方

今回の本題はこれです。

楽器を演奏するなら、誰かに褒めてもらいたいと思うのは当然であり、上手く弾きたいという気持ちは誰でも強く持っていると思います。

ただ、レイトスターターはアーリースターターのような演奏技術はないため、その願望を満たすのが難しいです。

そこで考えたいのはどんな弾き方をすれば楽しめるのかということ。

結論からいうと「楽譜が追えない・早いフレーズが弾けない」私は「ジャズのメソッド」を取り入れることで、埋めようがないアーリースターターとの差を埋めることにしました。

ジャズ理論を取り入れた演奏

レイトスターターがクラシックに挑んでも、たどたどしい演奏にしかなりません。譜読みも難しく、技術も必要であることから、正直レイトスターターが楽しめるジャンルとはいえない気がします。

そこで、私がお勧めしたいのはジャズの理論を学ぶことです。

レイトスターター ピアノ

ジャズは譜面が読めなかった黒人が作り出した音楽であるため、レイトスターターに向いています。

譜面を追えなくてもコードが読めれば1段譜で演奏できますし、何よりもテンションコードを覚えるだけでそこまで難易度が高くない曲でもオシャレに聴こえます。

「下手なりに楽しむのはいいけど、恥ずかしい演奏じゃモチベーションは上がらない」

このように考えるレイトスターターであれば、クラシックを諦めてジャズ理論を用いながら好きな音楽をアレンジして弾く方が長期的にピアノが楽しめる気がします。

テンションコードについて

テンションコードはジャズやその流れを汲む音楽に多用されるコードで、テンションノートと呼ばれる音が含まれるコードのことを指します。不協和音をあえて含ませることでオシャレなサウンドを演出することができ、一気に演奏に雰囲気がでます。

レイトスターター ジャズ理論

クラシックの基本は3和音の協和音です。ただ、これをゆっくり弾くと子供の練習曲のような雰囲気がどうしても出てしまいます。しかし、テンションコードの演奏ならばゆったりした曲でも大人っぽく、バーで弾かれるラウンジピアノのような印象を与えることができます。

高速フレーズを使わなくても、ゆったりとした曲でオシャレを演出する。

これなら大人から始めても劣等感を抱かずに楽しく演奏することができると思います。

テンションコードはジャズの理論なのでジャズの勉強をすることになると思いますが、ポピュラーやゲーム音楽あらゆる音楽に応用が効くので、ジャズが苦手でも学んで損はありません。

完璧主義を捨てる

大人が趣味としてピアノを楽しむためには完璧主義を捨てる必要があると思います。

クラシック畑の人はどうしてもノーミスで、綺麗に、音を濁さず、などストイックに楽曲に向き合いがちですが、プロになるわけでもない大人のピアノであまりにもストイックになりすぎると、ピアノを弾くことが苦痛になってしまいます。

曲の完成度が高いことには越したことはありませんが、「完璧に弾きたいのに全然完璧にならない」「完璧どころか、指動かない」と自分を追い詰めてしまっては演奏が楽しいといえなくなります。

そもそもレイトスターターが高い理想を求め続けるのは少し無理がある気がするので、少しミスってもいいや、原曲から外れてもいいや、自由に弾こう。くらいの軽い気持ちで続けていた方が良いのではないか?と私は考えます。

最後に

大人からピアノを始めた場合、理想通りに上達するのは難しいです。しかし、その現実を受け入れ、できる範囲で最大限工夫すれば誰でもピアノは楽しめるものだと私は考えます。

どう楽しむかは人それぞれですが、私は華やかなフレーズに難しい譜読みが並ぶクラシックピアノを諦め、ジャズ理論を取り入れつつマイペースに好きな曲を弾く楽しむ道を選びました。

バリバリ上手く弾くことだけがピアノの楽しみ方ではありません。下手は下手なりにマイペースにピアノと向き合えば良いと思います。

今後は下手でもそれなりに聴こえる演奏を模索していきたいと思うので、興味があればこちらもご覧ください。

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