アンティーク腕時計を買うメリットってなに?

手作り腕時計や雑貨時計にはアンティーク風な時計が数多く存在し、人気を博しています。
しかしながら、ホンモノのアンティーク時計を購入される方はごく僅かしかいません。
今回はアンティーク「風」ではない、アンティーク時計を買うメリットについて考えてみます。
アンティーク時計ってなにが良いの?と思っている方は是非ご一読ください。

アンティーク腕時計

アンティーク時計って何?

一般的にアンティーク品は100年以上前のモノを指すことが多いですが、腕時計に関しては概ね1960年〜1970年より前に作られた時計の事をアンティーク時計と定義することが多いです。

つまり、製造から50年以上経過していればアンティーク時計といえます。

アンティークウォッチ

ただ、この定義は非常に曖昧であり、最近は30年以上経過した時計をアンティークとしてカテゴライズすることも増えてきています。

アンティーク時計=機械式時計

 

現代の主流であるクォーツ時計(電池式)はムーブメントに寿命があるため、50年以上にも渡って使用し続けることは難しいです。
そのため、アンティーク時計は基本的に「機械式時計」ということになります。
機械式時計は駄目になったパーツのみを変えることができるので、パーツのストックが無くならない限りは生き続けることが出来るわけです。

アンティーク時計が向いている人

アンティーク時計に向いている人。それは骨董品が好き、アンティークなモノに心惹かれるという人でしょう。

しかも「風」では満足できず、本物のアンティークじゃなきゃ満足できないという生粋のアンティーク好きにこそアンティーク時計は相応しいです。

アンティーク時計

50年以上も経過した時計は良くも悪くも年期が入っており、人からは「みずぼらしい時計」を身に着けていると思われることが多いです。

そのため、時計を「他人からの評価を上げる」目的で購入する方にはアンティーク時計は向きません。

例えばヴァイオリンは古いヴァイオリンの方が音が良く、ステータス性も価値も上がりますが、時計に関しては余程貴重なモデルでない限りは「ボロい」時計と扱われることが多く、良いモノを身に着けているとは思われません。

 

「なんか年期入ってる時計使ってるね?」

と言われ、

「けど、この年期が経った雰囲気が堪らないんだよね!カッコよくない!?」

と熱く返答できる人こそがアンティーク時計を身に着ける適正をもつ者だと思います。

アンティーク時計を買うメリット1 高級ブランドの時計が格安で買える

一般的にアンティーク品は高価な商品が多いのですが、アンティーク時計は価値が付いたプレミアモノでない限りは非常に安く購入することができます。

ロレックス・オメガ・パテックフィリップといった時計愛好家ご用達のブランドも格安で手に入るため、アンティーク品にそこまで興味がなくても敢えてアンティーク時計を選ばれる方もいるわけです。
例えばオメガ。

どんなに安く買おうとしても2、30万はするオメガの機械式時計もアンティークなら10万円台から購入することができます。

古いとはいってもハイブランドはハイブランドですので、有名ブランドの時計が安く買えるのはメリットといえます。

アンティーク時計を買うメリット2 人と被らない

人気ブランドの定番モデルを選ぶと、どうしても身に着ける時計が他人と被ります。
それを回避するために敢えてマイナーモデルを選ぶ人がいる程、時計選びにおいて「被る被らない」問題は重要です。

その点アンティーク時計は人と被ることがほぼないので、個性を出すことができます。
また、仮に全く同じモデルを身に着けている人がいたとしても、50年以上も生きてき時計にはそれぞれ異なる歴史があるため、似て非なる時計であるといってよいでしょう。

つまり、アンティーク時計は絶対に「被らない」時計なのです!

アンティーク時計を買うメリット3 サイズが小さい

昨今の時計は「デカイことが正義」な風潮があるため、どのブランドも時計の大型が進んでいます。
大きな時計が好きな方はこの風潮は好ましいでしょうが、小さめの時計が好きな方にとってはあまり有り難くない状況です。

そこで、アンティーク時計の出番です。

40mmをオーバーするモデルが多く展開される現代モデルとは異なり、アンティークモデルは34mm前後のモデルが主流であるため、現行モデルにはない控えめな存在感を堪能することができます。

アンティーク時計を買うメリット4 溢れるビンテージ感

アンティーク時計は文字盤がブラウンに変色していたり、夜光塗料が焼けていたり、ヒビが入っている個体で溢れています。

確かに状態の悪い個体は単なるボロボロの時計に見えますが、美しく劣化した時計に関しては、お洒落な1点モノとしての価値を見出すことができます。

単に綺麗な現代の時計では味わうことが出来ないヴィンテージ感。
こそこそがアンティーク時計の醍醐味です。

アンティーク時計を扱う上で注意しておきたい点

大のアンティークが好きな方は勿論、ハイブランドを安く買いたい方、被らない時計が欲しい方、サイズ感の小さい時計が欲しい方など、アンティーク時計を求める理由は千差万別です。

ただ、全ての人に知っておいて欲しいことがあります。

それはアンティーク時計ならではの取扱方法です。

現代の時計は耐久性や精度に優れているモノが多く、多少雑に扱っても割と平気です。しかし、アンティーク時計は50年以上も経過している時計ですので、扱い方を誤るとすぐに壊れてしまいます。
アンティーク品はどれも扱いが難しいのですが、時計に関してもそれは例外ではありません。

アンティーク時計の注意点1 防水性がない

時計は使用し続けることで防水性が徐々に失われていきます。
製造から50年以上も経過してたアンティーク時計に関しては防水性がなくなっていると考えることが妥当です。

現在販売されている時計は最低でも生活防水は保たれていますが、それすらもないのがアンティーク時計の怖いところ。

防水性がないということは「手洗い」も「雨」もNGです。

水に近づけないことを徹底できなければアンティーク時計を楽しむことは難しいといえます。

アンティークウォッチ 防水性

アンティーク時計の注意点2 衝撃に弱い

アンティーク時計は人間でいうかなりおじいちゃんです。
若者にならちょっとぶつかってしまっても平気ですが、おじいちゃんにぶつかってしまうと簡単に骨折しますよね?

それと同じで、アンティーク時計はちょっとしたことで壊れます。
修理できるレベルの破損ならまだしも、最悪再起不能となることも珍しくありません。

確かにアンティーク時計は安くハイブランドを買うことができますが、丁寧に扱わないと修理費が高くつき、現行新品を買うのと大差ない状況になることもあります。

結局のところ、時計を繊細に扱えない方はアンティーク時計に手を出さないほうが賢明です。

アンティーク時計の注意点3 そもそも精度が衰えている

時計は時間を計る計器ですが、アンティーク時計は機械が古くなっているので、そもそも精度が衰えています。

機械式時計の精度は日差(1日の進み・遅れの度合い)-10〜+15秒程度ですが、アンティーク時計に関してはメンズモデルなら1分、レディースモデルであれば3分ほどズレることも多いです。

時計としての性能は現代の時計と比較するとかなり悪いと云わざるを得ません。

アンティーク時計 精度

アンティーク時計を身に着けることで、このデメリットを上回るほどの満足感を得られる方であれば問題ありませんが、「毎日時間調整するのはめんどうだな、、」と思われる方は買うのを思いとどまったほうが賢明かもしれませんね。

最後に

アンティーク風が好きな方は私を含めて世の中に相当数いるでしょう。
しかし、「風」と本物のアンティークはあまりにも異なります。

機械式時計はただでさえ繊細な時計と言われているのに、さらにアンティークならでは「古さ」を加えたアンティーク時計はクォーツ時計の比ではないほどメンドクサイ時計です。

しかしながらアンティーク時計には現行品にはない豊かな個性があるのも事実。古いものを心からカッコいいと思える感性があれば、これ以上ないパートナーとなるでしょう。

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