Instagram・Twitter 始めました!

DTMでヴァイオリンの演奏デモ音源を作るために

DTM 作曲

今後ヴァイオリン製作の合間を縫って、DTMを使ったヴァイオリンのデモ演奏音源製作をすることにしました。

なんで音源を作ろうかと思ったのかというと、せっかくヴァイオリン製作のブログを書いているのだから、楽器の外観だけでなく「音」もネットで聴いてもらいたかったからです。

そこで今回は本格的にDTMで音源を製作するために必要なツールについて、またその概要について紹介します。

そもそもDTMって何?

まずはDTMについて軽く触れていきます。

DTMはディスクトップミュージックの略。その名の通り机の上で音楽を作ることが出来ることから、この名前が名付けられました。

パソコン上で曲を完成することができるので、出かけなくても!友達がいなくても!楽器が弾けなくても!

音楽を作ることができます。

ゲーム音楽

DTMを始めるためには幾つかの道具が必要ですが、必要最低限の道具で始めるのであれば「パソコン」「総合音楽製作ソフト(DAW)」「ヘッドホン(イヤフォン)」「打ち込み用キーボード」があれば取り合えずOKです。

パソコンさえ持っていれば、製作ソフト・イヤフォン・キーボードを買えば始めることが出来るので、初期費用は意外にかかりません。

パソコンを除けば10万円以下で揃えることも十分可能です。

道具を揃えてしまえば、ソフトの扱いと多少の知識があればデモ伴奏音源くらいは作れるようになります。

DTMに適したパソコンについて

DTM パソコン

パソコンに総合音楽製作ソフト(DAW)をインストールすることがDTMを始める最初のステップですが、どんなパソコンでも良いかといわれると残念ながらそうは言えません。

画像編集であれ、動画編集ソフトであれ、クリエイティブな作業はCPUを食います。
そのため、低スペックのパソコンではカクカウしてしまい効率の良い作業ができません。
DTMに関してもそれは同じで、低スペックのパソコンを使うことは避けたほうがいいです。

では、具体的にどのくらいのスペックがあれば良いのか?

求められるスペックは作曲ソフトや追加する音源、エフェクターによって異なりますが、ここ2,3年で発売されたパソコンであれば「メモリ8GB、HDD1TB」ぐらいあれば基本的には問題ありません。

現代のパソコンのスペックはとても優れているので、一昔前よりはスペックを気にする必要がなくなっています。

ピアノ+ヴァイオリンのような編成でデモ音源を作る場合は、5万円ほどで買えるスペックのPCでも事足りるかもしれません。

結局のところ、用途よって必要なスペックは変わってきます。

私のようにデモ音源を作る程度ならハイスペックなPCは必要ありませんが、本格的にDTMをしたい方はある程度良いPCの購入を検討してください。

ディスクトップorノートパソコン

パソコンユーザーにはディスクトップ派とノートパソコン派がいますが、DTM用途としては、ディスクトップPCの購入をオススメします。

DTM デスクトップパソコン

その理由はとにかく画面が大きいからです。
作曲ソフトはいじる項目が多く、使う音色が増えれば増える程画面が狭くなります。

狭い画面で作業するのはストレスでしかありません。

画像編集(フォトショップ)やブログ更新程度ならばノートパソコンでも十分ですが、DTMを本格的に始めるのであれば、是非ディスクトップPCをご検討ください。

尚、ディスクトップを持っているのを前提にノートPCも持っていると便利です。外出先で録音を頻繁に行う人にとっては非常に重宝します。

macとwindows どっちがいいの?

macとwindowsのどちらを買うかという議論は古くからあります。

どっちがよいのか「好み」でしかないので、好きな方を買えばいいというのが答えですが、それではつまらないので個人的な見解を述べます。

windowsは画面とフォントが綺麗じゃないから微妙・・・

windowsはスペックのよいパソコンをmacより安く買えるので多くの方が使用しますが、フォントと画面が汚いので、私はやる気がでません。

クリエイティブなことをする際にはモチベーションが大事です。

綺麗なディスプレイで作業した方がやる気が出るので、私はmacを愛用しています。

DTM デスクトップパソコン

また、windowsよりmacの方が直感的に操作できるので、好きです。windowsは無駄にごちゃごちゃしているのがイヤです・・。

ただ、両OSはそれぞれ使える音楽製作ソフトに違いがありますので、注意が必要です。

詳しくは事項で説明しますが、YAMAHAから発売されている「cubase」というソフトはどちらかというとwindowsに趣が置かれており、macとの相性がよいlogicというソフトはmac純正なのでwindowsでは使えません。

DAWはどれを買えばいいの?

DTMを始めるためにはDAW(オーディオ・ワーク・ステーション)と呼ばれる作曲ソフトが必要です。

ただ、DAWは多くの種類があるため、初心者はどれを買ってよいのか分からないと思います。

そこでこの項目では取り合えずコレを買っておけば間違いないというDAWだけを紹介しますので、是非参考にしてみてください。

cubase(キューベース)

cubase(キューベース)はドイツのスタインバーグ社が開発した総合音楽制作アプリケーションです。
現在はスタインバーグ社がYAMAHAの子会社となったため、YAMAHAを代表するDAWとなっています。

cubase DAW

出典:https://japan.steinberg.net/jp/home.html

天下のYAMAHAがプッシュするアプリだけあり、関連ソフトウェアや書籍、外部機器が充実しており、拡張性や使い勝手はピカイチです。

また、cubaseは録音技術に長けており、オーディオデータの品質に定評があります。頻繁に演奏を録音する方には最適のDAWといっても過言ではありません。

ただ、打ち込みオンリーで音楽を作るのは少し苦手であり、操作性にも若干のクセがあるので注意が必要です。

上位DAWにNuendo(ヌエンド)というソフトがありますが、Nuendoは録音特化なソフトなので、作曲を楽しみたいという方にはちょっと違います。どちらかというとエンジニア向けソフトですね。

Logic(ロジック)

Logic(ロジック)はアップル社が製作した総合音楽制作アプリケーション。アップル社のアプリケーションなだけあって、パッケージからグラフィックに至るまで、やたらとスタイリッシュです。

macだけにしか対応していないためwindowsでは使用することができませんが、約2万円とリーズナブルな価格で買えます。

mac logic

出典:https://www.apple.com/jp/logic-pro/

logicはアップル純正アプリケーションなだけあり、安定性は桁外れです。cubaseはたまに落ちることがあるのですが、logicは落ちることが少なく、ストレスなく音楽制作を行うことができます。

また、付属アプリケーションが強力なこともlogicの魅力です。シンセサイザーからエフェクター、さらにはサンプラーまで贅沢に付属しているので、追加音源・エフェクトが無くても技術次第ではプロ級の曲を作り上げることができます。

logic daw

コストパフォーマンスも抜群な上に操作もしやすい。macユーザーであるならlogic一択です!

ただ、録音品質に関してはcubeseの方が上です。これに関しては長年音楽業界を牽引してきたYAMAHAに分があります。
しかし逆に打ち込みに関してはlogicに分があり、直感的にパラメータをいじることが可能です。
生音を録音するのではなく、打ち込みを中心に楽曲を仕上げていきたいという方にはlogicは最適です。

mac向きのDAWとしては(Pro Tools)プロツールスという有名ソフトがありますが、これはスタインバーグ社のNuendoのように録音特化のエンジニア向けソフトウェアです。
近年は打ち込み面も強化されていますが、普通にlogic使えばよいと思います。

Digital Performer(デジタルパフォーマー)

正直、windowsならcubese。macならlogicで良いと思うのですが、定番はヤダ!という捻くれた方のためにデジタルパフォーマーも紹介しておきます!

デジタルパフォーマー、通称デジパフォはアメリカのMOTU-マークオブザユニコーン社が開発した総合音楽制作アプリケーションです。

1985年に発売されたPerformer(パフォーマー)がルーツであり、DAWとしては老舗中の老舗。主要ソフトの中では最古の歴史を持ちます。

デジタルパフォーマー daw

出典:https://h-resolution.com/product/digital-performer-9/

当時はmacの作曲ソフトとして誰もが使う定番として扱われましたが、logicの登場によって次第に「ベテランユーザーが使うソフト」というピンポイントなアプリとなっています。

ただ、性能的には録音も高音質で打ち込みもしやすく、バランスが取れています。細かな機能性も良いので、意外に侮れません。

が、如何せんグラフィックがしょぼい。この欠点が全てを台無しにしているといってもいいです。。

「ダサい?いや、この玄人感がいいんだよ!」という方であれば別ですが、logicと比較してしまうとちょっと微妙。値段がlogicの3倍以上するのこともマイナスポイントです。

DTMにモニタースピーカーは必要なのか?

DTM モニタースピーカー

DTMを始めるならスピーカーは必須!そう考えている方は多いです。ただ、スピーカーは必ずしも買わなければいけないモノではありません。

モニタースピーカーについて

一般的に販売されているリスニング用のスピーカーは聴いていて気持ちよくなれるような調整が施されています。
メーカーによってその調整は様々であり、低音が強くなっているスピーカー、中音域がふんわりしたスピーカーなど、スピーカーによって特性は様々です。

しかし、DTMをする人は曲を作る立場であるため、特性が強いスピーカーを使っていると、曲の仕上がりのバランスが悪くなります。

例えば低音が好きだからといって、低音がブーストされたスピーカーを使っていると、曲のミックス作業時にやたら低音が強いバランスで曲が仕上がってしまうわけです。

他の人が普段聴いているスピーカーは低音が強いスピーカーだとは限りません。自分のスピーカーを基準にしていると多くのユーザーにマッチした曲に仕上げることは困難だといえます。

そこで、モニタースピーカーが使われます。

DTM モニタースピーカー

モニタースピーカーは特性をフラットにしたスピーカーの総称であり、どのスピーカーもクセがありません。

クセがないスピーカーで曲のバランスを調整すれば、誰が聴いても違和感のない仕上がりとなります。

モニタースピーカーが必要な人

DTMを始めるうえでモニタースピーカーが必要な人。それはプロを目指している人、またはそれに匹敵するクオリティーの曲を作ろうとしている人です。

モニタースピーカーによる音のミキシング・マスタリング作業は曲の完成度を上げるためには必要不可欠であり、ヘッドフォンだけでは分からない左右のバランスや奥行き感といった部分を調整することができます。

特に多くの音色を使う曲やトラック数の多い曲を扱う場合はモニタースピーカーは合ったほうが良いでしょう。

CDとして配布したり、ネットで音楽配信をしたいという方であれば、いずれは買わなければならないモノです。

モニタースピーカーが必要ない人

逆に趣味程度にDTMを楽しめれば良いと思っている人に関しては、モニタースピーカーは必要ないと思います。

まず、モニタースピーカーを生かす環境づくりが大変だからです。

DTM モニタースピーカー

モニタースピーカーでミックス作業をする場合、音を出さなければなりません。しかも、弱めに絞って音だしをするのではなく、大音量で出力しなければあまり意味がありません。

大音量でミキシング。。田舎暮らしならともかく、都心に住んでいる方であれば近所迷惑になることは間違いないです。

また、正しいミックスを行うためには「頑丈で吸音性の高い壁」「音の反射のバランスがよい部屋」「音響的に優れた空間」が必要となります。

恐らくスタジオやお金をかけてDTM部屋でも作らない限り、満足いくモニター環境は構築できないでしょう。

なら、ヘッドホンだけでも良いのでは?というのが私の個人的な考え方です。伴奏データを作るだけだったり、ちょっとした息抜きに楽しむ程度ならば無理に予算を叩いて購入する必要はないでしょう。

ちなみに私は音の録音やミックスくらいにしかDTMを活用していないため、モニタースピーターは使っていません。

DTMが使えると練習のモチベーションが上がる

DTMが使えると、クオリティーの高いデモ音源を作れるようになることは勿論のこと、練習のモチベーションアップにも繋がります。

ヴァイオリン演奏

ヴァイオリンは上達するのが難しい楽器であり、なかなか弾きたい曲が弾けるようになりません。音程を取るのすら困難なので、最初は「カエルの歌」のような子供向けの曲を弾く事もあるでしょう。

また、ピアノのように伴奏を同時に弾くことができないため、練習中のモチベーションを保つことが少し難しいと思います。

そこで、DTMの出番です。

DTMができれば1人でも自分が弾きたい曲の伴奏を自由に作ることができます。また、楽譜を作ることもできるので、非常に便利です。

楽器に関わる人であれば、ある程度DTMを知っておいて損をすることはありません。

理想を持ちすぎないことがDTMを挫折しないコツ

DTMを始める時、大半の人は初めから素敵な音源を作りたいという理想をもって始めます。
しかし、いざDTMを始めてみると全然うまく行かずにガッカリする方が多いです。

それもそのはず。

プロが作った音源は環境抜群の録音スタジオで、プロのミュージシャンが演奏したデーターをプロのエンジニアが編集しているのですから差は歴然です。

機材は何十万、何百万もする機材が使われており、演奏家もプロ中のプロ。

同じになるわけがないのです。

理想を高く持ちすぎるとモチベーションがどんどん低下しますので、楽器作りと一緒で「少しづつマシになればいいや。」くらいな気持ちで始めた方が良いと思います。

餅は餅屋。作曲は作曲家に

ここまでDTMに必要なツールを紹介してなんですが、DTMで本格的に作曲を始めるのはあまりオススメできません。

DTMの道具を揃えるとどうしても作曲を本格的に始めたくなりますが、私個人の意見では、製作家は製作家として、演奏家は演奏家として、作曲家は作曲家としての鍛錬に集中して方が良いと思います。

確かにアマチュアの方でもプロのような楽曲を作り上げている人がいますが、そのような人はかなりの時間とお金をDTMに注ぎ込んでいます。

快適なモニター環境を自宅に構築したり、優れた音源やエフェクターを購入したり。

演奏スキル・録音スキル・ミキシングスキル・音楽理論スキル。ハイクオリティーを目指すには、身に着けることや覚えることが多く、本気で作曲のプロを目指す意気込みがなければ、彼らと同じクオリティーに曲を仕上げることは困難です。

無理にいろんなことに手は出さず、デモ音源を作るくらいの活用にとどめるくらいが丁度良く感じます。

最後に

最後まで記事を読んで頂いたことを嬉しく思います。

この記事ではDTMでヴァイオリンのデモ音源を製作するために必要なツールや始める前に伝えておきたいことを書き綴りました。

自ら作り上げたヴァイオリンの音源を作りたい人なんてほとんどいないかもしれません。

しかし、もし同じことを考えている人の参考に少しでもなったのであれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください