ヴァイオリンの音が苦手な人は「本能が高音を拒否してる」

ヴァイオリンの姿かたちは好きだけど、ヴァイオリンの音はあまり好きじゃない。
このように思われている方は大勢います。
誰もが憧れる美しいフォルムに、艶やかなニス。
楽器としての風格は大好きなのに、音が好きになれない理由はどこにあるのでしょうか?

ヴァイオリン 高音

ヴァイオリンは高音の好き嫌いがハッキリ別れる

このブログはヴァイオリン製作と音楽に関する記事をメインに扱っていますが、実は私自身もヴァイオリンの音に関しては心から大好きといえないのが正直なところです。

ヴァイオリンの風格、美しさに関しては強い憧れを抱いていますが、音に関しては高音が甲高すぎると思ってしまいます。

よくヴァイオリンの音はヒステリックに聞こえるという意見を聞きますが、あながち間違っているとはいえません。曲の盛り上がる部分において高音が効果的に使われている曲はとてもカッコイイと思いますが、常時高音を聴かされる曲ですと、いくら一流プロの演奏だとしてもお腹いっぱいになります。

ヴァイオリンの高音が本能的に苦手な人もいる

低音・中音域メインで演奏されるヴァイオリン曲に関しては、不快感を抱く方は少ないでしょう。あの音域は人の声近い音域であり、落ち着いて聴ける音域であるからです。

しかし、ヴァイオリン曲は技巧的になればなるほど高音が多く現れ、好き嫌いがハッキリします。特に無伴奏ソロ曲やヴァイオリン協奏曲などはそれが顕著であり、「カッコいい!」と思う人もいれば「キンキンして苦手」という方もいるでしょう。

ヴァイオリン 高音

子供の頃に黒板をひっかく音が苦手だった方は比較的多いと思いますが、あれは不快な周波数域の音にDNAレベルで拒否反応を起こしているから苦手なわけです。

また、「甲高い声でしゃべるあの人の声が苦手・・」というのもDNAレベルで不快な周波数域を拒否しているのです。

人によって苦手な周波数域は異なりますが、ヴァイオリンの高音域は確実に不快に感じる率が高い周波数域に突入しています。

なにが言いたいのかというと、ヴァイオリンの高音が苦手な人はもうDNA/本能的に苦手なのです。

そのような人が高音の高速フレーズが煌びやかに鳴り響くクラシックヴァイオリン曲を聴くと「うっ、、」となってしまうのは当然のことのように思います。

※皇太子さまはヴァイオリンではなくヴィオラを弾かれていることで有名ですが、皇太子さまもヴァイオリンの高音が苦手に感じる人だったようです。

別にクラシックだけがヴァイオリンじゃない

今現在、本能的にヴァイオリンの高音が好きになれない方は今後も好きになることは難しいと思います。

とはいえ、持ち前の美しさと気品から、ヴァイオリンを一度は演奏してみたいと思う方もいるでしょう。

そのような方は何もクラシックヴァイオリンに拘らず、自分が気持ちよく聴けて、尚且つ弾いていて楽しいと思える曲やジャンルに挑戦すればよいと思います。

別にポップス、ジャズ、ゲーム曲、アニメBGM、民族音楽、なんでも良いのです。

甲高い音が苦手であっても本格的なクラシック曲でなければ、全然平気であることだって考えられます。

ヴァイオリン演奏=クラシック音楽などというルールは存在しないので、自分の本能と好みに合った曲を弾けば誰でもヴァイオリンを楽しめると思います。

音響によっては印象が変わるかも

ヴァイオリンの高音が苦手な方でも「音響設備」がしっかりしているホールでならば、技巧的なクラシック曲も気持ちよく聴こえるかもしれません。

なので、時間とお金に余裕があれば、試しに一度プロのソロコンサートに行ってみるのもよいでしょう。

実際にヴァイオリンの高音に苦手意識を持っていた人でもコンサートに行ったら印象が変わったという話を聞きます。
ちなみに私が実際にコンサートを訪れた時に感想はというと、、

「やっぱりヴァイオリンの高音域はあんまり好きじゃない」でした。
私はやはり基本的にはヴィオラやチェロの音の方が好きな人間のようです。

最後に

ヴァイオリン作ってるのにヴァイオリンの高音があまり好きじゃないのは如何なものかと思われますが、苦手なモノは苦手なのでしょうがないです。

ただ、誤解しないでください。

ヴァイオリンの低音域や中音域、弦楽アンサンブルの音の豊かさは大好きであり、歌いやすいメロディーを持つ曲も大好物です。

単に高音を主体とする技巧的なクラシックヴァイオリン曲が苦手なだけです。

今はまだヴァイオリンを演奏される人はクラシック系の人ばかりですが、様々なジャンルでヴァイオリンを演奏する人が増えれば、「作る」側にとっても楽しくなるのではないかと考えています。

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