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創作に生きる!HSPはクリエティティブに生きる運命

HSP クリエイティブ

現私は以前音大卒の先生に作曲を習っていた時期がありました。その時に先生から「病んでなきゃ音楽やってないし、病むような感性がないと音楽なんて作れない」「たとえ一度辞めたとしても、絶対に戻ってくるよ?」と言われたことを覚えています。

HSPであることを自覚した今、なんとなくその意味がわかった気がするのです。

そこで今回は実体験を踏まえながら、HSPとクリエイティブについてのお話をします。

なんらかの創作活動をしている方で、私HSPなのかな?と悩んでいる方に読んでいただけたら嬉しいです。

私は現在ヴァイオリン製作と文章作成の活動を行っています。悩みがつきない人生ですが、創作だけは一生続けたいです。

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)について

HSPは生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取ってしまう性質を持つ人のことを差します。

眠れなかったり、疲れやすかったり、人の感情に振り回されたりしがちだったり。周囲の雑音や匂いに敏感だったり。

この気質を持つ人は社会で生きにくいと感じていることが多く、学校や会社に適応できずに鬱になってしまう人も少なくありません。

HSP 鬱になりやすい

しかし、刺激に敏感であるからこそ芸術的な感性が鋭いのもHSPの特徴であり、非HSPの人よりも「美しいものを美しい」と思う才能に長けていることから「クリエーター向きの性格」であるとも言われています。

私がもしHSPではなかったとしたら、きっと作曲もピアノもヴァイオリン製作も始めなかったでしょうし、ブログで文章を書くこともしなかったでしょう。

また、それは先生も同じで、だからこそ「病んでいるからこそ音楽が作れるという」という言葉が出てきたのだと思います。

こんな人がHSPです

HSPは人の繊細さに関する研究を行っているエレイン・アーロン(Elaine Aron)博士によって名付けられた「人の気質」を表す名称です。

Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)

の頭文字をとってHSPと呼び、人いちばい繊細な人という意味を持ちます。

 

HSPには「DOES(ダズ)」と名付けた4つの特性があり、その全てに該当する人は極めてHSPである可能性が高いという研究結果が出ています。その特性は以下の通りです。

Depth of processing】考え方が複雑で、深く考えてから行動する

Overstimulation】刺激に敏感で疲れやすい

Empathy and emotional responsiveness】人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい

Sensitivity to subtleties】あらゆる感覚がするどい

上記の4つに該当する場合は生まれつき感受性が強く、非常に敏感な性質を持つとされています。

私は心理学の専門家ではないため詳しい解説は割愛しますが、「他人の気分に左右される」「空想にふけりやすい」「騒音に悩まされやすい」「デリケートな香りや味、音、音楽などを好む」「大人数と過ごすと疲れやすい」といった項目に思い当たるフシがある場合、かなりの確率であなたもHPSです。

HSP 紅茶

 

ちなみに、人口の約20%の人はHSPだといいます。ということは、5人に1人はHSPです。

HPSは病名のような言葉に感じますが、あくまでも性質であり、治療をしなければならないモノではありません。

しかし、HPSの方は非HPSから理解を得にくく、社会生活において生きづらさ・苦しみを感じやすいとされています。

私自身もHPSであることから生きづらさを感じていますし、おそらく他のHPSの方もそれは同じでしょう。

HPS=組織で生きるのに不利?

人の気持ちに振り回されやすく、負の感情に敏感。刺激に弱く、場の雰囲気に繊細に反応していまう。また、匂いにも敏感。体調の波も激しい。

そして人と過ごすと気疲れしてしまう。

これらはHSPの特徴ですが、文字にしてみると凄く社会に適合できない人間に思えてきませんか?

HSP 悩みやすい

学校であれ、会社であれ、世のスタンダードは外向的な性格をもつ人間で回っています。

外向型と内向型の人間は概ね7:3とされていますが、ストレスに強く、競争社会で生きやすい外向型が重視されるのは当然のことです。

学校教育においても外向型は優遇され、社会にでても外向型を中心に組織は動きます。

・お前は根性がない。

・お前は繊細過ぎる。

・そんなことを気にしていたらやっていけない。

先生であれ、親であれ、上司であれ、一度はこのような言葉を浴びせられたことがあると思います。

ただ、これは仕方のないことなのです。

HSPは繊細な感性をもっていますが、非HSPはHSPが思っているよりも鈍感に生きています。

人を傷つけても罪悪感を感じなかったり、結果を出すためなら誰かを騙したり、陥れることに躊躇がなかったり。

これは極端な例ですが、権力を持つ人間はHSPが持つ性質と真逆の性質をもっていることが多々あります。

 

HSP 外向的 内向的

大多数に合わせて生きることが染み付いている日本において、マイノリティーはとにかく不利です。

非HSPの感覚に合わせられない=劣っていると誤解されやすく、HPSは不登校になったり、転職を繰り返したりする人の割合が非常に多いといわれています。

私も不登校とまではいきませんが、学校にずっと疑問や不信感のもって過ごしてきましたし、社会に出てからは人間関係に馴染めず何回も転職を繰り返すことになりました。

ちなみに会社を辞めることになった主な理由はこんな感じです。

・パワハラで退職
・飲み会文化に馴染めずに退職
・接客がうまくできずに退職
・サービス残業を断ったら無視され始め退職
・ワーカーホリックの上司と合わずに退職
・タバコのニオイがダメで退職

アルバイトを含め、勤めた職場の数は10を超えます。

自分には根性がない、適応力がない、社会性がない。

転職を繰り返すうちにだんだんと自信がなくなっていくのが実感できましたし、どのようにして生きていけばよいのか悩んだ時期もありました。

HSPの適職はクリエイティブ?

ただ、転職を繰り返すうちにわかったこともあります。

それは自分のペースで進められる仕事であれば続けられるということです。

チームワークや接客が求められる職場では戦力外になりがちでしたが、文章を作ったり、WEBデザイン業務を担当した際は難なく仕事をこなせました。

HSPと気づいた後に適職について調べてみると、やはりその筆頭格に『クリエイティブ系」が挙げられており、理想的にはフリーランスになることがもっともベストな選択だともいわれています。

HSP フリーランス

HSPはコミュ障というレッテルが貼られがちですが、人付き合いに神経を使いがちであるだけで、決してコミュニケーションに問題があるわけではありません。

1対1のコミュニケーションであれば共感力が強いこともあり、むしろ得意だったりもします。

静かな環境で自分のペースで仕事をするのが合っていて、1対1の穏やかなコミュニケーションにおいては強みを前面に発揮できる。

それらの特性を踏まえると、やはり会社勤めよりはフリーランスの方が向いでいるのかもしれません。

ヴァイオリン職人や作曲家、WEBデザイナー、ライターもこれに該当しますね。私がやりたくなることってHSPに向いていることばかりです。それだけで食べれるようになれば本当に理想なんでしょうけど。

ともかくです。

私はクリエイティブな仕事をしたほうが幸せになれる。

潜在的にはずっと思っていたことですが、HSPであることを自覚したときに、それは確信に変わりました。

クリエイティブとHSP

エレイン・アーロン博士の著書によると、HSPには下記のような特徴があるとされています。

ほとんどすべてのHSPには芸術的な面があり、「表現すること」を好んだり、芸術を深く愛したりするようだ。

エレイン・アーロン

空想に思いを馳せる才能に長けていること、一人の時間を好むこと。感性に優れること。

HSPの性質は否応無しに人をクリエイティブな活動に誘います。

どこに行ってもうまくいかない、仕事にいくのが辛いという方は、この性質に抗って周りに合わせて生きているから苦しい思いをしているのでしょう。

HSPであっても非HSPであっても、長所を活かせる場所ではなく、長所を殺す場所にいては人は輝くことができません。

向いていないことを無理に頑張ろうとしても、きっといつかストレスで潰れてしまいます。

私の場合

社会人になる前、私は父親とよく揉めていました。

結婚して孫を見るのが親孝行だ。

正社員として安定した仕事につけ。

みんなと同じに生きろ。

このようなことを言われ、当時は確かにその通りなのだろうと思っていました。

しかし、いざ社会に出ると皆と同じができないと痛感します。

組織という空間にいると疲弊するし、殺伐とした人間関係には馴染めないし、誰か蹴落としてまでのし上がろうとする出世欲もない。

会社にいくのが嫌で休みがちになることも何回もありました。おそらく同じような気持ちを感じたことのある人も多いでしょう。

仲間はずれ マイノリティー

そんな時期に始めたのがヴァイオリン製作です。

木をイチから削って、音がでる楽器に仕上げる。

好きだった音楽とモノ作りが再開できて、それだけで人生が楽しくなりました。

また、それに伴いブログを始めたわけですが、思ったよりも反響があり、誰からも認められない苦しさから開放された気がします。

ヴァイオリン製作 ステイン

思えば、私が人に評価される時の大半は芸術関係だった気がします。

小学校で絵のコンテストに入賞したり、図工で作ったモノが評価されたり、作曲した曲が褒められたり。

結局のところ、私から芸術表現をとったら何も残りませんでした。

それを分からずに外交型を良しとする風潮に流され、家族や世間一般から良しとされる生き方を目指した結果、どんどん自信をなくす羽目になりました。

冒頭で先生に「たとえ一度辞めたとしても、絶対に戻ってくるよ?」と言われたと書きましたが、この言葉は合っていたといえます。

私もだいぶ回り道をして、作曲というスタイルではなくなりましたが、音楽に関する活動を再開しました。

約7年もの間、私は「普通になれ」という圧力に負け、自分の長所を消し続けてきましたが、ようやく自分を取り戻せた気がします。

生きづらくてもいい

私の、そしてHSPの長所は共感力・そして芸術的な感性です。

これを忘れてしまうと短所ばかり指摘される日々を過ごすことになり、苦しみを感じ続けることになります。

共感力 芸術性 HSP

芸術を仕事にするのは難しく、たとえ技術を身につけたとしても思うような収入を得られないかもしれません。

また、世間ではまだまだ凝り固まった思考を持つ人間が多く、HSPに理解してくれる人も少ないです。

HSPであることを受け入れても、精神的に楽になっても生きづらさは変わりません。

しかし、それでも表現という手段を続けなければならないのが私という存在なのだと思います。

会社をすぐ辞める?悪かったな!

安定性がない?余計なお世話だ!

もっと普通に生きろ?普通ってなんだ!

周りの人に流され他人軸で生きるのではなく、自分が自分らしく生き続ける。

私だけではなく、これはHSPという特性をもつ方が生きる上で心がけなくてはいけないことのように思えます。

 

心の平穏を保つためには友人関係や親子関係まで考え直さなければいけないこともあるでしょう。

しかし、たとえ自分の周りから人が離れていったとしても、極少数の理解者と自分が表現したいことさえあれば生きていけるのもHSP(というより私?)の強みだと思っています。

無理なものは無理なんです。

人の意見を聴くことを大切ですが、HSPはそれよりもまずは自分を大切にするべきなのかもしれません。

最後に

HSPはクリエティティブに生きる運命

というタイトルどおり、どうやら私はたとえ「世間一般」に該当する人間になれなくとも、芸術表現だけは続けなければならない運命のようです。

この考えに共感してくれるHSPの方もいると思います。

 

HSPであると自覚した後、私はヴァイオリン製作とブログを続けながら商品撮影やライターの仕事に就きました。そして幸いにも、自分のペースで出来る仕事であるためか長く続けることができています。

以前は親や世間一般に影響され、「しっかりした大人にならなきゃ」と向いていない仕事や働き方をしていました。でも、いろんな失敗と経験を通じ、今は自分が幸せになれる方向性を貫く覚悟が生まれてきた気がします。

伝えたいことが多すぎて乱雑な文章になりましたが、要は「HSPに生まれたからには、その性質に合わせた生き方をするのが幸せ」だということです。

心がクリエイティブをしたがってるのなら、年齢とか性別とか収入とか一旦置いて、一度やってみてもいいのではないでしょうか?

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