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HSP(超敏感体質)の適職を考える

HSP 適職

日本人の5人に1人はHSP(超敏感体質)であると言われています。
生まれつき刺激に敏感であるため、周りの感情や刺激を過度に受け取りやすく、「生きづらさ」を感じる方が非常に多いです。

かくいう私もHSPに該当する人間であり、その生きづらさを常日頃から感じています。

そこで今回はHSPはどのような仕事に就けば幸せになれるのかを私なりに考えてみました。

「仕事が続かない」「どんな仕事についていいのか分からない」という方の参考に少しでもなれば幸いです。

適職でも続かなければ意味がない

HSPという言葉が注目され始めてから、HSPに向いている仕事がよく紹介されるようになりました。

私もそのような記事を何本も読みましたが、正直シックリくるものは少なかったです。

おそらくそれは現実的ではない職業が多く含まれていたからだと思います。

 

例えば介護福祉士。

人の気持ちに寄りそうことができるHSPに向いている職業だと言われていますが、正直それは綺麗ごとに感じます。

この仕事は人間関係や職場環境に問題が多く、HSPに向いているとは全く思えません。

私は学生時代にホームヘルパー2級の資格を習得しましたが、その時にこの仕事は無理だなと確信しました。

 

例えば花屋や動物関係の仕事。

花屋 HSP

人ではなく、植物や動物を相手にする仕事だからHSPに向いている。

確かに一理ありますが、職場の環境がHSPに不向きすぎます。

花屋に関しては実際に勤めた経験がありますが、この業界は古い価値観が根付いており、人間関係が非常に難しかったです。

利益率が悪い業種であることからパワハラも多く、正直オススメできません。

 

例えばエンジニア。

プログラミング HSP

上流工程であれば適職だといえますが、激務の職場が多く、ただでさえ疲れやすいHSPが耐えらるかは疑問です。

プログラマーもこれと同様で、フリーランスになるまでの下積み期間の間に潰れてしまう人が多いのではないでしょうか。

いくらHSPの性質に合った職業であっても、続けられなければ意味がありません。

組織に属することが苦手なHSPにとっては、向き不向きは勿論のこと、長く続けることができる仕事なのかについても考える必要があります。

適職探しの前に行うべきこと

実は私はアルバイトを含めると約10回ほど仕事を変えています。

これだけ転職しなければならなった最大の原因は「できない事(嫌なこと)」を正確に理解していなかったからだと思います。

HSP 転職

仕事探しにおいて「向いていること・やりたい事」に目を向けるのは大事なことです。

しかし、人よりも敏感であるHSPは「できる」よりも「できない(嫌なこと)」を優先的に考えないと仕事が続きません。

私も最初はやってみたい!気持ちを優先して仕事を選んでいましたが、どれも結局最後は「できない(嫌なこと)」が原因で職場を去ることが多々ありました。

私ができなかったことは以下の通り。

体育会系の職場に馴染む

正直体育会系とHSPの相性は最悪です。飲み会や大多数でのコミュニケーションに苦手意思のあるHSPは体育会系の職場には馴染めません。

花屋とか福祉系とか割とこれです。

一見向いてるように思えるWEB系とかも多くの企業は体育会系です。

適職以前の問題で体育会系から逃げないと仕事選びは失敗します。

飲み会

また、私は酒もタバコ(副流煙で体調不良になる)もダメな人間なので、飲み会が多い職場は無理でした。これが原因で辞めたことが2回ほどあるので、これも注意が必要です。

長時間労働をする

HSPは人のネガティブな感情を受け取りやすいです。普通の人では気が付かないような変化にまで気が付いてしまうため、体力の減りも早いと思います。

つまり、長時間労働は難しいです。正確には組織で長時間過ごすことに向いていません。

長時間労働 HSP

特に人間関係が悪い職場や、パワハラ気質の人がいる会社ではたとえ仕事内容が適応できていたとしても、やがて体がついていかなくなります。

派閥争いや陰口が横行している職場であればそれはもう最悪で、かなりの確率で消耗して辞めます。

競争が激しい職場に馴染む

HSPは競争を好まない方が多いです。その理由は競争にあるピリピリした雰囲気が苦手なことや、負けた側の人間に感情移入をしてしまうのが原因だと思います。

これを踏まえると、成績が明確化してしまう営業やアパレル・接客系は正直不向きだといえます。

競争社会 HSP

私が経験したことがあるのはアパレル(腕時計)と接客ですが、どちらも早期退職しています。

競争が激しい環境は長時間労働になりやすく、人間関係も悪くなりがちです。

誰かを陥れたり蹴落とさなければ自分が落とされるのが会社の摂理であり、競争が苦手な人間はどこかで「損」を押し付けられます。

商材や職種に興味があっても、あまりにも競争が激しい職場は避けた方が無難に思えます。

マルチタスクをこなす

HSPの苦手なこととしてマルチタスクがよく挙げられます。ようは同時に何かをすることが苦手なわけです。

私も単一作業なら人よりも高い評価を頂くことが多いですが、マルチタスクになると途端にスペックが落ちます。

マルチタスク HSP

WEB系の仕事を例にすると、ライターやデザイナーは一つの仕事に没頭できるので向いています。
しかし、上位職のディレクターやマーケッターはクライアントや社内での積極的なコミュニケーションを必要とするマルチタスクな仕事です。

イメージ的には同じ括りに思えますが、こちらはHSPにとって不向きな職種だといえます。

※マーケッターに関しては広告系ではなく自社メディアの編集であればHSPでも仕事がしやすい職場もあります。

 

以上を加味すると、HSP体質の人間は適職探しの前に「仕事をするうえでの絶対条件」を定める必要があります。

私の場合は

・体育会系ではない
・競争が少ない職場
・残業がない
・一つのことに没頭できる

です。これを明確にしてから適職を探すことで、精神的にすごく楽になりました。

HSPの現実的な適職

さて、ここからが本題です。

なんとなくお分かりだと思いますが、

・体育会系ではない
・競争が少ない職場
・残業がない
・一つのことに没頭できる

という条件。

正直これらを満たす職場は殆どありません。

何故なら会社という組織自体が競争の場だからです。

競争に生き抜く人間は体育会系の人間が多く、マルチタスクをこなせる方が有利です。

HSPはその対極にある存在なので、どうあがいても生きづらさを感じます。

社会に適応している人から見れば、「何甘えてるんだ?」「弱すぎる、社会不適合者だ!」と私は思われているでしょうね。

さて、ではHSPは生きづらさを抱えながら我慢するしかないのでしょうか?

私はそうは思いません。

現実的な適職に就けさえすれば、生き生きと働くこともできると信じています。

HSPに適性が高い職業

HSPの性質上、適職は学歴が必要な仕事が多いです。例えば公認会計士税理士薬剤師養護教諭。高い専門性を要する仕事は落ち着いた環境で仕事ができるため、HSPに向いているとされています。

しかし、誰もが上記のような仕事に就くことはできません。

学歴が必要な仕事は家庭環境によっては就ける可能性が極端に少なくなりますし、そもそも学費すら払えないという方も多いです。

結果的に大半のHSP体質を持つ方は総合職・一般職という括りで民間企業の一員として働くことになり、敏感な感性を持つが故に苦しみます。

正社員 HSP

もう人に合わせて損をしたくない。負の感情に振り回されたくない。

結局のところ、この現状を打破してHSPの適職を探すとすれば「クリエイティブ系」の職業に活路を見出すしかないと私は考えます。

例えば

童話作家・楽器職人・書道家・作曲家・WEBデザイナー・イラストレーター・フォトグラファー・ハンドメイド作家・陶芸家など

これらの職業は安定性こそありませんが、HSPが求める環境が手に入りやすく、自分の強みを活かした生活を送ることができます。

あとはデータ解析の仕事や、特技を活かしたインストラクター、演奏家といった仕事なども良いかもしれません。

アコーディオン インストラクター

「私にそんな能力はない!」と思われる方もいるかもしれませんが、HSP体質を持つほとんど方は芸術的な感性と興味関心を持つといわれており、潜在的にクリエイティブな特技を持つ方が多いです。

それだけで食えるかは別として、非HSPより芸術性を生かした仕事で成功できる可能性を秘めていると思います。

HSP 鬱になりやすい創作に生きる!HSPはクリエティティブに生きる運命

繰り返し書きますが、

・体育会系ではない
・競争が少ない職場
・残業がない
・一つのことに没頭できる

という条件を満たすには、やはり一人もしくは小規模の組織で自分の持つ強みを活かす方向にもっていくしかありません。

私も薬剤師や図書館司書が向いてたかも?と思うことが多々あります。

しかし、今となってはそれはもう叶わぬ願いです。

未だに新卒信仰の強い日本においては新たに大学に通って勉強しても適職に付ける可能性は低く、20代30代になってからではもう手遅れだといえます。

ならばクリエイティブ系で自分らしく頑張っていきたい。少なくとも私にとっては、それが生きやすいと感じました。

適職ピックアップ

最後に私がHSPに向いていると思う仕事を7つピックアップしてみました。

全ての人にマッチするわけではありませんが、何かの参考になれば幸いです。

適職1.WEBライター

私の現職であるWEBライター。この仕事はHSPに向いている職業だといえます。

WEBライター HSP 適職

体育会系ではない職場を選べば同僚との競争は少なく、マルチタスクではなく一つのことに没頭できます。

副業としても向いており、仕事の幅が広いのもメリットです。

ただ、WEBライターは今後仕事が減っていくと予想されるので、ブログを育てたり、仕事を自分で獲得するなど、スキルの向上が求められます。

WEBライター 将来性WEBライターの将来性と今後。ステップアップは必須!

適職2.WEBデザイナー

WEBデザイナーもライターとほぼ同じ理由でHSPに向いている職業に感じます。HSPが持つ繊細な感性を発揮することができるため、人によっては天職だと思えるかもしれません。

WEBデザイナー 適職

ただ、クライアントありきな仕事になるため、会社に勤務する場合は長時間労働になりがちです。

そのためEC事業会社のWEB部門で働いたり、残業の少ない会社を選ぶのがポイントとなります。

適職3.イラストレーター

イラストレーターはHSPにとって向いている職業だといえます。グラフィックデザイナーやそれに関連する職業も等しく向いているとは思います。

イラストレーター HSP 適職

問題点としては、どの仕事も会社に勤める限り激務になること。アニメーターなどはその最たる例であり、低賃金激務が当然な世界になっています。

イラストレーターはHSPの適職ではありますが、他の職業とうまく組み合わせて収入を得ていくことを考える必要があると思います。

WEB系の仕事とも相性が良いため、週3バイトでWEBデザイン・あとはイラストレーターとして活動といったら働き方もアリです。

適職4.カウンセラー

「平等に接することができる」「細かいところまで気が付く」「感受性が豊か」など。

HSPが持つ特性は人の相談を受ける仕事に向いているとされています。クリエティブ系の仕事以外では、この職業をピックアップしてみました。

カウンセラー HSP 適職

この職業は大多数対1ではなく、HSPが得意とする1対1の関係で業務が行わるのもポイントです。

私も誰かも相談されることが多いので、カウンセラーが適職の一つであることは確かなことだと感じます。

問題は、それに気づいても臨床心理士や公認心理士の資格を取るハードルは凄く高いことです。

HSPとの親和性は高いのですが、この仕事に就くのは簡単ではありません。

ただ、心理系の仕事は「人生経験」が必要なため、年を取ってからでも目指すことができます。

フリーランスとして活動してる方も多いので、今から目指しても遅くはない気もします。

適職5.何かを教える仕事

楽器や英会話など、自分のスキルを人に教える仕事もHSPには向いていると思います。

非HSPよりも相手の気持ちを汲むことができることから、きめ細やかな指導ができるはずです。

楽器インストラクター HSP 適職

ただ、これも1対1や少数の指導に限ります。

小学校の教諭や幼稚園教諭など、複数のタスクや人間関係に揉まれる教員職などは一転して不向き職業となるので注意が必要です。

適職6.フリーランス

HSPが最も輝ける環境を探すと、最後はフリーランスに行き着くと思います。

正直この記事の答えはコレです。

WEBライターもWEBデザイナーもカウンセラーも教える仕事も最終的にはフリーランスになることが推奨される仕事です。

結局、人間関係に疲弊せず、自分の強みを活かすことができ、一つのことに没頭できる環境を構築するには自分で仕事を作るのが一番となります。

フリーランス HSP 適職

フリーランスの良いところは会社に依存することなく収入を得ることができることです。

複数の収入源を持つことで、自分なりのライフスタイルを確立することができます。

バイト+フリーランスでも十分生活することはできるので、正社員という枠に囚われる必要はありません。

この正社員という呪縛から逃れる事こそが、HSPが生きやすくなる要因なのではないかとも思えます。

適職7.アーティスト

大きな括りではフリーランスに当たりますが、自分の感性を十二分に発揮するための仕事として「アーティスト」を第7の適職とします。

WEBライター・デザイナーはクライアントに製作物を納品する仕事ですが、フォトグラファーやインフルエンサー、ハンドメイド作家といった職業は自分の作品を評価してもらう立場です。

いい意味で自分本位に生きることができるため、この分野で成功を収めることができれば、HSPの生きづらさを大きく解消することができます。

ヴァイオリン製作

職人もアーティストに含めるとすると、ヴァイオリンを作ってる私もアーティストを目指して努力している最中ということになります。

自分でいうのもなんですが、私の生き方自体がHSP体質である方の一つの参考になっている気がします。

最後に

HSPの適職を真剣に考えた結果、最終的にはクリエイティブ系、とりわけフリーランスやアーティストが最適職という答えが生まれました。

私も含めHSPの人は何らかの芸術活動を行っている人が多いため、これはHSPという特性をもって生まれた者の定めなのかもしれません。

無責任にHSPは皆フリーランスになるべき!とはいえません。

ただ、どうしても組織で働くのが苦しい場合、この方向性へ進むことも真剣に検討するべきだとは思います。

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