独断と偏見で語る メンズ高級時計の評価

高級時計 ロレックス

高級時計は「絶対持っていたほうが良い!」と考える方もいれば、「スマホがあるから要らないでしょ・・」、または「カジュアル時計で十分」と考える方もいます。
個人的には今の時代において高級時計が必須とは思えませんが、機械だけで精密に動くその姿が素敵に映ることは確かです。

今回はウォッチコーディネーターの資格を持つ私が独断と偏見で「ロレックス」「オメガ」「ブライトリング」「パネライ」「カルティエ」「IWC」といった主要高級時計ブランドを勝手に評価してみます。

機械式時計に興味がある方や購入する予定のある方は参考にしてみてください。

ロレックス

高級時計 ロレックス

高級時計の代名詞として誰もが知るロレックス。
ステータス性を証明する時計としては最適であり、富裕層が集まる世界において抜群の人気を誇ります。

また、ステータス性ばかりに目が行くロレックスですが、実用性がトップクラスに優れていることも特徴です。

耐久性・防水性・精度・視認性といったあらゆる項目で他のブランドを圧倒しています。

例えば人気モデルのエクスプローラーやサブマリーナ(写真のモデル)。

これらのモデルは高級時計特有の厭らしさが薄いため、20代や30代の若手営業マンから絶大な評価を受けています。

尚、ロレックスの時計は他のブランドとは比較にならないほど高く売れ、人気モデルであれば購入金額の80%以上の価格で売ることも可能です。

中古で買って、相場が上がった時に売れば利益にもなります。

この性質を利用して投資物として購入する方も多いのですが、時計としての純粋な楽しみ方とはちょっと違う気もします。

裏蓋が透けてない事が欠点

ステータス性・スペック・デザイン性。すべてにおいて高水準なロレックスの時計ですが、実用性を重視していることから、全てのモデルの裏蓋がスケルトンではなく「ステンレス裏蓋」になっています。

ロレックス 高級時計

裏蓋を開けなければムーブメントを覗くことができないため、機械好きにとっては大きなマイナスポイントです。

防水性が高くても水に着けることは殆どないですし、精度が良いといっても電池で動くクォーツ式には及びません。

実用性に長けていることは素晴らしいのですが、機械の動きが楽しめない機械式時計は欲しいとは思えないです。

どうしてもステータス性・資産価値重視に

ロレックス デイトナ 金無垢

ロレックスを買う方は「機械式が好き」というよりかは、ステータス性や資産価値重視です。特に高級モデルや金無垢モデルはその傾向がどうしても強くなります。

機械式時計として抜群の実用性を誇る優れた時計でありながらも、厭らしいイメージが中心になってしまうのは購入される層の影響でしょうね。

ロレックスの異常なステータス性は、同社が20世紀半ばからメディアを使ったブランディングが成功したことによって生まれました。
レア感を上げるためにワザと流通量を減らしたり、偉業に挑戦する人に同行させたり、いろんな策を講じた結果が今のロレックスというわけです。

なお、購入金額はメンズなら安くても5.60万〜。レディースなら30万〜といったところ。高額モデルになると軽く数百万を突破します。

ロレックスが成金の世界であることは否めませんが、時計としても優れているということは知っておいても良いかもしれません。

金無垢はさすがにドン引きですが、シンプルなモデルであれば意外に素敵です。名前だけで敬遠するのは勿体ないかもしれませんよ?

オメガ

ロレックスと双璧を成す知名度を誇るオメガ。時計初心者の方は、よく両ブランドが同レベルと思ってますが、実際はロレックスの方が遥かに格上です。

月に到達したムーンウォッチという称号をもつスピードマスターが有名ですが、スペック的には優れているとは言い難く、よほどのファンでなければ正直微妙お勧めはしません。

オメガ スピードマスター

スピードマスターは月に到達した当時のデザイン性を意識しているため、現代からするとややヴィンテージな雰囲気とスペックとなっています。

そのヴィンテージ感がいいという方もいますが、スペックや実用性を求める場合はやや物足りない。。

 

ただ、一方でスタイリッシュな印象を与えるシーマスターはスペックが高く、価格もリーズナブルなので人気です。

文字盤もスッキリしていて、誰でも使いやすいと思います。

オメガ シーマスター

また、オメガはロレックスとは異なり「裏スケモデル」が多く存在します。機械の精密な動きが楽しめるため、トータル品質ではロレックスに劣っていても、オメガを購入される方は多いです。

コーアクシャルムーブメントの存在

オメガ独自の強みとしては「コーアクシャルムーブメント」の存在が挙げられます。

コーアクシャルムーブメントは各パーツの摩耗を1/2程度に抑えることに成功したオメガ独自の機械式ムーブメントです。

パーツが長持ちすることで、通常3年〜4年に1回は行ったほうが良いオーバーホールを約8年に1回に削減することができます。

つまり、オーバーホール代が1/2になるので、維持費がとにかく安くなります!

価格に関してですが、シーマスター・スピードマスター共に30万円台から購入可能です。

高級時計としては買いやすい価格な上に、維持費も安い。

コストパフォーマンスの高さは数ある高級時計ブランドの中でも随一といえます。

オメガはお洒落なイメージがありますが、「どうした??」と思う残念なデザインなモデルも多いです。ただ、気に入ったデザインの時計があるのなら、凄くお得だと思います。修理費1/2の恩恵は凄いですよ!

ブライトリング

ロレックス・オメガほどの知名度はありませんが、時計玄人から非常に高い評価を獲得しているのがこのブライトリングです。

パイロットウォッチをメインに製作してきた歴史から「空の王者」と称され、その男性的で無骨なデザインはいつの世においても人気を博し続けています。

高級時計 ブライトリング

ブライトリングはスタイリッシュなモデルから力強いモデルまで、幅広いラインナップが展開されていますが、ケースサイズ大きめな設計なので、お洒落な時計というよりはパワフルなイメージが強いです。

また、爽やかなイメージではないため、「ごちゃごちゃしてる」「悪そう」というイメージを持たれることも多々あり、中性的な男性からは敬遠されるデザインともいえます。

似合う人が付ければ似合うでしょうが、ロレックス・オメガと比較すると癖があるのは確かです。

精度への拘り

ブライトリングは時計は「計器」であるというポリシーをもち、精度に対して強いこだわりを持っています。

唯一全てのモデルがクロノメーター仕様(高度な精度を満たしているという証明)となっており、どのモデルを購入しても精度は抜群です。

また、クォーツ時計の精度も抜群であり、年に±10秒ほどの誤差しか生じないスーパークォーツムーブメントを搭載しています。

どのモデルを購入しても時間に正確。この真面目で堅苦しい感じが人気なわけです。

裏スケを採用しない

ブライトリングの時計は抜群な精度を持ちますが、その代わりに裏蓋がスケルトン仕様になっているモデルがありません。

裏スケを採用しない理由は「耐久性低下のリスク」や「磁気の影響を弱くする」といった実用性を考慮していることにありますが、機械式ムーブメントを覗けないのは私にとってマイナスポイントです。

しかしながらロレックスとは異なり、ブライトリングにはクォーツモデルが存在します。

機械が見えないんだったらクォーツでも良いですし、10万円台で破格の性能を誇るブライトリングのクォーツモデルはだいぶお得な気がします。

私ならクォーツモデルを買いますね!

私はデザインが好みではありませんが、精度に関しては凄いなと思います。ハイスペック大好きな男性にはお勧めかもしれません。

カルティエ

宝飾ブランドにおいて1位2位を争う人気を誇るカルティエ。レディースが主なラインナップですが、メンズにも上品で高級感のある時計が存在します。

カルティエの特徴はローマンインデックスを採用したクラシカルなデザイン
パーティーシーンでもカジュアルなシーンでも愛用できるため、使い勝手が非常に良いです。

高級時計 カルティエ

ただ、カルティエはもともとが宝飾ブランドであり、これまでに紹介してきたブランドとは異なり、時計専門ブランドではありません。

そのため、高級モデルを除く機械式ムーブメントは汎用品が主に使われており、機能性が劣ります。

カルティエのデザインが好き、カルティエが持つステータス性が欲しいという方には向いていますが、純粋に「時計」が好きという方にとってはモノ足りなく感じるかもしれません。

ちなみにカルティエの価格は50万円前後のモノが多いです。

この価格はオメガに近い価格ですが、機械の性能自体はオメガの圧勝です。時計としての機能性を重視するのであれば、カルティエは避けたほうがよいと思います。

パネライ

パネライ 高級時計

パネライはフィレンツェで生まれたイタリアの時計ブランドです。ビジネス・カジュアル問わず使えるシンプルな文字盤と、パワフルなデカ厚ケースを特徴とします。

高級時計特有の厭らしさを感じさせず、かといって安物には決して見えない高級感。

非常にバランスのよい時計だと思います。

 

が、、如何せんデカすぎます・・。

パネライの基本的なサイズは44mmほど、厚みに至っては15mmを超えるモノもあります。

そんなデカい時計はガタイが相当よくないと似合いませんし、何よりも着けていて重いです。

デザイン性は好みですが、まず体格がマッチしていないと選択肢にもあがらないのが現状といえます。

最近は薄型のモデルも

長らくパネライはデカ厚時計の象徴としてデカ厚ウォッチだけを作り続けてきましたが、近年は薄型モデルの製造にも着手し始めています。

例えば、2016年に発売された「キャリバーP.1000」を搭載モデル「ルミノール PAM00676」。

パネライ 高級時計

このモデルはケース42mm、厚み10.5mmというパネライとしては異例の標準的なサイズ感で作られています。
また、裏スケ仕様ですので、機械の動きも楽しむことができます。

PAM00676以外でもここ数年で何本も薄型モデルが開発されているので、もう少し価格が下がれば細身体型の方からも支持を受けるようになりそうです。

ちなみに現在はどの薄型も50万円オーバーといった価格。お金に余裕がある方なら、ボーナスで買っててもよいかも?

カジュアルでありながらも高級。個人的にはパネライは結構好きなブランドです。MAXまで巻けば3日間ゼンマイがほどけないロングパワーリザーブモデルも多数存在しており、実用性にも優れています。もっと薄く、安くなれば・・欲しくなるかもしれません。

まとめ

ロレックス:実用性、機能性抜群!ステータス性もある。ただ、成金イメージと裏スケでないことがネック。

オメガ:圧倒的コストパフォーマンス。維持費が安く性能も良いので、時計が趣味ではないけど、1本はいい時計持っておこうかなと考えている人にオススメ。

ブライトリング:体格が良く、スペック中毒者にオススメ。デザイン性は人を選ぶ。裏スケじゃないからクォーツも良いかも。

カルティエ:オシャレウォッチの代表格。ステータス性が欲しい、モテたいという方にはオススメ。ただ、機能性は他のブランドより下。コスパも微妙。

パネライ:カジュアルさがとにかく魅力!機能性も申し分なし。ただ、デカイ。体格が良い人には最もオススメしたいブランド。

以上です。

もしこのうちのどれかをプレゼントしてくれるのであれば、個人的には・・・

パネライ(薄型)>オメガ>ロレックス>ブライトリング>カルティエ

と、いう感じ。

勿論「売る」という選択肢は抜きです。

売るのアリならロレックス一択ですよ!

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