2019年4月より 日本バイオリン製作研究会に所属することになりました。

【機械式時計】パワーリザーブってなに?

機械式時計 パワーリザーブ

機械式時計のスペック欄によくパワーリザーブという表示を見ることはありませんか?

ある程度時計に詳しい人であれば何のことだかスグ分かりますが、初心者にとっては「なんのこと?」と思うでしょう。

そこで今回は機械式時計の基礎用語「パワーリザーブ」について解説します。

めちゃくちゃ簡単です!

パワーリザーブってなんぞや?

パワーリザーブについてシンプルにお答えすると、どれだけゼンマイが持続するかを表しています。

機械式時計 パワーリザーブ

機械式時計は電池ではなく、精密な歯車が噛み合うことで動く繊細な時計です。

電子回路によって動くクォーツ時計とは異なり、ムーブメントに内蔵されていた「主ゼンマイ」が巻かれ、「解かれる」ことによって動力を得ます。

主ゼンマイはリューズを回すことで巻かれ、限界までリューズを巻くと、それ以上巻けないようにロックがかかる仕組みです。

機械式時計 ムーブメント

そして、巻かれたゼンマイはゼンマイが解かれる強力なエネルギーを抑えこむ「脱進機」という機構を通り、その後、時間を調整する「調速機構」によって正確な時間を刻むようになります。

子供の時にゼンマイ式のおもちゃで遊んだことがあると思いますが、要はあれと同じシステムです。

ただ、時計がゼンマイのおもちゃと異なるのは、ゼンマイが一気にほどけない為の機構が備えられていること。この機構があるからこそ、巻いたゼンマイが一気に解かれることなく、長時間に渡り動作ができます。

説明が長くなりましたが、要はどれだけ長く時計が駆動できるかの目安がパワーリザーブというわけです。

仮にパワーリザーブ50時間と書かれていたら、リューズを巻いてMAXまでゼンマイを巻き切ってから完全に解けるまで50時間かかるということになります。

 

もう少し具体的なイメージを持ってもらうため、車のおもちゃチョロQで例えてみましょう。

チョロQ
↑昔流行したカスタマブルチョロQ

チョロQはモデルによってゼンマイの長さや歯車の構造が異なります。短く早く走れるエンジンを搭載したモデルもあれば、長く走れるエンジンを搭載したモデルもあります。

これと同じで、機械式時計も搭載しているムーブメントによって、どれだけゼンマイが長持ちするのかが異なります。

一般的なパワーリザーブ持続時間について

一般的なパワーリザーブ持続時間は大体38〜40時間。朝に一回MAXまで巻けば翌日の夜ぐらいまでは持つ計算です。

ただ、この数字は飽くまでも最大の数字であり、実際はこんなに持ちません。

というのも、機械式時計は姿勢差や環境、着けている人がどれだけ動くかによって時計にかかる負担が異なるため、数字よりも持たないことの方が多いです。

私も38〜40時間のパワーリザーブを持つ機械式時計を持っていますが、巻き忘れると結構止まります。

72時間・80時間の長時間パワーリザーブを持つモデルも

余程の時計好きでない限りは買わないと思いますが、近年はイタリアの人気時計ブランド「パネライ」や、日本の「セイコー」を中心に、60時間・72時間・80時間といった長時間パワーリザーブモデルも増えてきています。

これらの時計は1回ゼンマイを巻けば数日巻かなくてもOKなので、実用性が高いです。

パネライ 高級時計

ただ、当たり前のように50万を超える時計ばかりなので、基本的には40時間前後が一般的なモノだと思っておいてください。

パワーリザーブ インジケーターについて

パワーリザーブに関連する言葉で、パワーリザーブ インジケーターという言葉が存在します。
これはパワーリザーブの残量を表示する機能のことを指し言葉です。

機械式時計 パワーリザーブ

画像を見ると、車のエンジンのような表示がみえます。

これこそがパワーリザーブインジケーターです。

ゲージがMAXのラインに近いほどゼンマイの残量が残っていることを表し、ゲージが0になるとゼンマイが完全に解け、時計は動きを止めてしまいます。

機械式時計の機能としては必須なわけではありませんが、あると便利です。

まとめ

機械式時計の用語でたびたび出てくるパワーリザーブ。

一言でまとめると、ゼンマイの残量です。

時計のリューズを限界まで巻いた時、ゼンマイが完全に解けるまでの時間を表します。

ゼンマイを巻くのがメンドクサイ方は、パワーリザーブが長時間持つモデルを選ぶと幸せになれるかもしれません。

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