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結局ソルフェージュってなんなの?

音楽を学んでいる人であれば、一度は聴いたことがある「ソルフェージュ」。
子供の頃から楽器を習っていた方は慣れ親しみのあるモノかもしれませんが、大人から楽器を始めた方は意外とソルフェージュが何なのかを知りません。

そこで今回はソルフェージュについて簡潔に説明したいと思います。

ソルフェージュ

ソルフェージュとは?

ソルフェージュは主にクラシック音楽の学習に使用される「楽譜を読むことを中心とした基礎訓練」です。

音楽理論「楽典」とセットで学ぶことが多く、理論の実践の場としても活用されます。

ざっくりいうと、クラッシック音楽向けの実践的トレーニングです!

ソルフェージュは読譜能力・初見演奏・聴音といった音楽における基礎的な能力の向上を目的として実施され、音大入試にも組み込まれます。

ソルフェージュで実施される訓練によって高められた能力はソルフェージュ能力とも呼ばれ、この能力が高い人はどんなジャンルにおいてもポテンシャルを発揮します。

ソルフェージュで行われる訓練

ソルフェージュでは西洋音楽に必要な能力全般を鍛え上げる訓練ですが、とりわけ重要視されているのは「読譜訓練」「初見訓練」「聴音訓練」です。

よくyoutube等で弾いてみた系の動画をアップしている人がいますが、彼らはソルフェージュ能力に優れています。

読譜訓練

大人から楽器を始めた人が良くぶち当たるのが、この読譜能力。

楽譜が読めないという方は、根本的にこの読譜能力が足りていません。

逆にいうと、楽譜を読む能力が高い人の大半はソルフェージュによって読譜能力を高めた人達だったりします。

ソルフェージュ

ソルフェージュの読譜訓練では、楽譜に記された音の高さやリズムといった要素を正確に判断し、歌いながら、もしくは弾きながら繰り返し体に染み込ませていくのが基本です。

簡単な課題から、徐々に難しいモノをこなすことで、ソルフェージュ能力を高めていくことになります。

また、そもそも読譜とは「楽譜を読んでそれを音にイメージし、実際に楽器で演奏すること」なので、音の読み方、記号の意味も同時に学んでいきます。

理論書である楽典に加え、和声学や対位法も交えると、より効果的です。

初見訓練

楽譜を瞬時に読めない、手元を見ないとピアノが弾けないといった方は、この初見能力が低いです。

初見訓練はその名の通り、楽譜をみて初見で演奏・歌唱する訓練であり、こちらも簡単な初見課題から徐々に難しい課題をこなすことによって、能力を鍛え上げます。

ソルフェージュ 初見

ソルフェージュで行われる訓練は全て重要ですが、初見能力はクラシック音楽を楽しむうえで欠かせない能力です。

初見で演奏できるということは、すなわち楽譜を見ながらスラスラ弾けるということでもあり、暗譜しなくとも演奏が楽しめることに繋がります。

クラシックはどうしても一曲一曲が長いため、全てを暗譜で覚えていると、古い曲からレパートリーを忘れがち。

しかし、初見能力が高ければ様々な曲の演奏を楽しめますし、演奏団体での活動にもついていきやすいです。

※初見訓練では常に1小節から2小節程度先読みする能力を養うことができます。

聴音訓練

ソルフェージュ 聴音訓練

聴音は所謂「耳コピ」の訓練です。

主にピアノから奏でられた音を楽譜に書くことで、音の高さ、音程の幅を体に染み込ませます。

訓練の内容な以下の通りです。

・一回全体を通して演奏される

・4小節ごとに区切って3?4回演奏される

・最後にもう一度全体を通して演奏される

 

これらの全ての演奏が終わるまでに記譜を済ませる。

 

ソルフェージュ 聴音訓練

初級では簡単な単旋律で訓練が実施されますが、上級になると和音を聴きとったり、複数の楽器からなる音楽を聴きとったりもします。

また、聴音訓練はフレットレス楽器の演奏にも大きな効果を発揮します。そのため大人からヴァイオリンやチェロ始めた人でもソルフェージュを習い始めたという方は多いです。

音程分からないとヴァイオリンは上達しにくいですからね、、

尚、ヨーロッパの音大では「聴音分析」というさらに実践的な教育が行われています。

この訓練は「同じ部分を数秒間だけ何回も聞かせながら」音楽の構造を明らかにさせるという超高度な聴音訓練です。

分析した構造についてディスカッションを行うコミュニケーション能力を養う訓練も兼ねており、音楽能力だけでなく、音楽のプロとしての資質を高めることも大切にしているようです。

最後に

子供の時から本格的な教育を受けてきた人と、大人から始めた人の決定的な差は「ソルフェージュ能力の優劣」にあります。

頭の柔らかい幼少期からソルフェージュを受けたほうが効果は高く、大人になってから楽器を習うのは遅いといわれるのは、ソルフェージュ能力の差が埋められないことも大きな理由です。

ただ、やらないよりはやったほうが断然に音楽の基礎能力が上がるので、もし時間と金銭に余裕があるのでしたら、ソルフェージュのレッスンを受けてみるのも悪くはないと思います。

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