サウンドクリエーターになるために大切なこと

私がまだ10代だった頃、ゲーム音楽に憧れてサウンドクリエーターと目指していた時期がありました。
結果的には全然無理だったのですが、色々気づけたことも多く、自分の糧にはなったと思います。
そこで今回は自分なりの観点から「サウンドクリエーターになるために大切なこと」を綴ります。

サウンドクリエーター

※主にゲームのサウンドクリエーターについてのお話です。

就職という意識を捨てるべし

サウンドクリエーターは結局のところ作曲家です。
事務所に所属して音楽制作を行うこともありますが、基本的にはフリーランスになるのが定番だと思ってください。

フリーランス

ゲーム系のサウンドクリエーターを目指す人は一般の仕事と同じ感覚で「就活→音楽制作系の会社に就職」という流れが普通だと思っている方が大勢います。
確かにそのような流れもありますが、基本的に音楽は外注であることが多く、事務所やゲーム会社への就職先はなかなかありません。
自分のスキルを高めて、売り込みをして、仕事を取ってくるというのがこの仕事の基本スタンスなので、会社に入って安定しながら音楽製作に携わるというのに拘りすぎると、辛い思いをします。

そもそも実績が無い人が大手のゲーム会社や作曲事務所に入れる可能性はかなり薄いです。

つまり、THE普通の人生を送りたい人には不向きな職業といえます。

人とは違う職業を目指すということはそれなりの覚悟が必要であり、普通ルートを歩んでいる人が押し付けてくる「普通の価値観」をスルーするスキルも必要になるでしょう。

人間関係が最重要

人付き合いが苦手だから黙々と曲を作れるサウンドクリエーターになりたいという方もいますが、残念ながらサウンドクリエーターは「コネ」が相当重要になるため、一般人よりも対人スキルが要求されるようになります。
いくら実力があっても依頼主に気に入られなければ仕事はもらえませんし、どんどん仕事の幅を広げるには業界人と交流を深めなければなりません。

これはなにもサウンドクリエーターだけの話ではなく、イラストレーター・作家・弁護士・パン屋といった独立することが前提な職業を目指す方にとって避けられない事なのです。

ただ、この経験を積むと人間関係の構築を大切にするようになりますし、「僕は人見知りだから、、」とか「私はどうせ何もできないから、、」といった消極的な感情がなくなります。

行動しなければ何も得ることが出来ないを身をもって知れたことは、人生経験としてはかなりプラスになったと思います。

バンド経験はあったほうがいい

サウンドクリエーターは特定のジャンルに特化した作曲家とは違い、オールラウンドな知識が求められます。ピアノ曲からロック、ジャズ、民族音楽、あらゆる音楽に精通しなければなりません。

そのため、様々な音楽経験を積んでいる方が有利となります。

 

ピアノを習っていた方ならピアノ曲は得意でしょうし、ギターを習っていた方ならギター独特の和音についても詳しいでしょう。
また、吹奏楽経験者は吹奏楽アレンジの作曲にも強いと思います。

そして勿論、バンド経験があればロック系の楽曲に関する知識が深まるため、サウンドクリエーターになる際の武器となります。

バンド活動

 

私はかなりソロプレーヤータイプだったので、バンド経験も吹奏楽経験も積まずにサウンドクリエーターを目指してしまいました。
その結果、ヒーリング系やアコースティック系のジャンルには強くても、ロック・ジャズ・吹奏楽といった合奏系のジャンルに弱いプロとしては使い物にならない存在が誕生しました。

例え特定のニッチなジャンルで少し仕事が貰えたとしても、そのような存在は仕事を任せられる幅が少ないため、すぐに案件は枯渇してしまいます。

ピアノやギターといったソロ楽器はいつ始めてもある程度までは弾けるようになりますが、バンドや吹奏楽といった活動は大人になってから体験するのは難しいです。

この経験値を詰めなかったのは痛かったなと思っています。

 

知人にプロになった人が何人かいますが、その人たちはピアノもうまく、バンド経験も豊富でDTMの扱いにも長けていました。やはり広いジャンルを網羅するためには総合的な音楽能力が必要なのでしょう。

本当に音楽が好きかどうか

サウンドクリエーターとして生きていくには、憧れではなく本当に音楽が好きであることが求められます。
子供のころから音楽に親しんできた方は本当に音楽好きでしょうが、サウンドクリエーターを目指す方の中には単に「ゲーム好き」だったり、「単純に作るのが好き」なだけの人もいます。
その場合は本当に音楽が好きではないため、最初は良くても徐々にモチベーションが枯渇していったり、アイデアが出なくなることもあるでしょう。

本気でサウンドクリエーターを目指す前に本当に自分が音楽が好きかどうかを確認してみると良いと思います。
また、サウンドクリエーターに限らず、何をするにしても「本当に好きかどうか」は常に意識しておいたほうが良いかもしれません。

まとめ

サウンドクリエーターは自分の実力と人との繋がりで生きていく個人事業主です。安定とは真逆にいるサバイバーですので、人と一緒のことをして安心している人には向きません。

また、様々なジャンルの知識が要求されるので、各種楽器の知識や演奏能力が必要となります。数年コンピューターミュージックを勉強した程度でプロになれるとは思わないほうがいいです。

当たり前ですが、”プロ”としてサウンドクリエーターになることはかなり難しいといえます。それでも挑戦したいという方は覚悟をもって臨んでください!

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