紅茶・ハーブティー・フレーバーティー。
どれも普段何気なく口にしている飲料ですが、意外とそれぞれの違いについて知らないという方は多いです。
そこで今回はこの3種類のティーの違いについて簡潔に解説していきたいと思います。
目次
紅茶について
紅茶は「茶の木」から摘み取られた茶葉を発酵させて作られます。
リーフをポットに入れ、沸騰した水を注ぎこんで成分を抽出するのが一般的な飲み方です。
代表的な茶葉はインド:ダージリン、スリランカ:ウバ、中国:キーマンなど。
紅茶は産地によって香りや風味が異なり、それぞれに特徴があります。
ビタミン類やカテキン類・カフェインが豊富に含まれているため体と美容に効果的であり、どんな季節においても飲んでおきたい万能飲料だといえるでしょう。
なお、紅茶にはミルクティーやレモンティー、ミントティーといった種類がありますが、これらは紅茶に「何を足したか」によって変化する紅茶としての呼び方の違いです。
ハーブティーやフレーバーティーの仲間ではなく、紅茶の派生型であることを覚えておきましょう。
ハーブティーとは?
ハーブティーは茶の木ではなく、植物を原料とした飲料です。
ラベンダーやミントといったハーブの葉などを乾燥させることで作られ、紅茶のように茶木の葉は使用しません。
飲み方自体は紅茶と一緒です。
沸騰した水で淹れるようにして成分を抽出し、カップに注ぎます。
ハーブティーは植物によって様々な効力を持ちますが、共通していえるのは「カフェイン」が入っていない事です。
体への負担が軽いことから、近年は健康飲料として注目が集まっています。
また、紅茶とは異なりハーブティーは香りの効果(アロマテラピー効果)が重視されており、立ち上る香りを嗅ぐことでリラックス効果を得やすくなっています。
漢方としても用いられ、体や心の悩みに沿ったハーブを使用することで、薬理効果が得られることも特徴です。
自身でブレンドしたオリジナルティーを作ることも楽しく、どんどんハーブティー好きの方は増えています。
フレーバーティーとは?
フレーバーティーは花や果実から抽出した香料を茶葉に着香させたモノです。
花びらなどを茶葉に混ぜたモノのもあり、多種多様のバリエーションが存在します。
代表的なフレーバーティーはベルガモットを着香させたアールグレイ、茉莉花の花で着香したジャスミンティー、爽やかな甘みが楽しめるアップルティーなど。
ハーブティーとは異なり茶木の葉が使用されていることから、紅茶とハーブティーの中間に位置する飲料だと思っていただければと思います。
フレーバーティーは茶葉そのものではなく香りを楽しむための飲み物とされています。
そのため、茶葉の風味を味わいたい方の中にはフレーバーティーが苦手という方も多いです。
軟水によって美味しい紅茶が飲める日本では「アールグレイ」や「アップルティー」こそ人気がありますが、他のフレーバーティーはハーブティーに押されている印象を受けます。
ただ、フレーバーティーでしか味わえない良さがあるのも確かです。
是非いろいろな銘柄を飲んで、自分好みのフレーバーティーが見つけてみてください。
最後に
紅茶・ハーブティー・フレーバーティー。
どれも似た飲み物だと思われがちですが、それぞれ全く異なる特徴をもちます。
好みや気分はもちろんのこと、体調によってもどのティーが適しているかは変わるので、是非いろんなティーを試してみてください。
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