ヴァイオリンと機械式腕時計の共通点

ヴァイオリンと腕時計は全く関係ないように思えますが、実は似ている部分があります。今回はヴァイオリンと機械式時計の共通点についてのお話です。

ヴァイオリン 機械式時計 共通点

共通点① 幅の広い価格帯

ヴァイオリンは安いもので”1万円”を切るものから”30万”程度の一般的な人が使うものがあり、さらには100万を超えるとアマオケや音大生が主に使う価格帯となります。

対する腕時計も”100円”からラインナップされており、1万円程度のカジュアルの時計〜30万前後の機械式腕時計入門モデルまで様々な時計が存在します。もちろん100万円を超える高級機械式腕時計だって無数にあります。

こう見るとヴァイオリンと腕時計は「価格帯の幅」が似ています。100万円を超えてからが本物という価値観も似ていますしね。

共通点② 雲上クラスの存在

ヴァイオリンと機械式時計。面白いのはどちらも雲上クラスのモデルが存在することです。

ヴァイオリンでは誰もがその名は聞いたことがある「ストラディヴァリウス」、機械式時計では「トゥールビヨン」などの超複雑機構を搭載したモデルが当てまはります。

そのどちらも1000万以上の価値をもつ超高額な逸品たち。美術品の価値としても、機能的な価値としても極めて優れているという共通点があります。

ストラディヴァリ ヴァイオリン
出典:http://www.rengo.co.jp/society/story5.html

ランゲ&ゾーネ トゥールビヨン
出典:https://www.alange-soehne.com/

共通点③ 生活必需品ではない

ヴァイオリンは日本では上流家庭で嗜まれる趣味として認知されています。本来は民族音楽にも使われ、高度な技術がなくても親しみやすい楽器なのですが、日本ではどうも”クラシックの楽器”としてのイメージが強いこともあり、敷居が高いものと思われがちです。

腕時計も電池を動力とするクォーツ時計が誕生してからは、機械式は価格と実用性が噛み合わないコストパフォーマンスの悪いものとなってしまいました。現代ではスマホで時間のチェックが可能ですし、わざわざ腕時計をつけないという人も多いです。

いずれも現代社会においては生活必需品ではありません。いわば美術品や工芸品ともいえる存在です。

共通点④ ヨーロッパ発祥

“ヴァイオリン”として現存する最古の楽器は16世紀後半に作られたといわれており、イタリアを始めとする多くのヨーロッパ諸国で製作され始めました。

対して機械式時計は13世紀頃に発明された「教会の鐘」から歴史は始まり、15世紀には塔時計が一般社会に普及。16世紀に入るとドイツやフランスで懐中時計の製造が活発化します。

どちらも本格的な歴史が始まったのは16世紀です。この点も共通点としては見逃せません。

ヴァイオリンと機械式腕時計の歴史は「始まった時代」も「場所」も似ているのが面白いですね。

クレモナ ヴァイオリン

まとめ

同じ時期に発展し、中世ヨーロッパの伝統的な技術として現在に受け継がれている「ヴァイオリン」と「機械式時計」。幅広い価格帯、美術品とも呼べる雲上モデルが存在するというという共通点もあります。

数世紀が経過した現代にもヴァイオリンの名器や機械式時計の名機が残されているので、興味があれば調べてみるのも楽しいと思います。

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