WEB製作はタダで仕事をしてはいけない

5.6年前にWEBの仕事をしていた時、経験値を積もうとタダで知人のWEBサイトを作成していた時期がありました。
しかし、タダで仕事を受けると後にいろいろな問題が発生します。
今回はその失敗談についてのお話です。

WEBデザイン 受注

適当なクオリティーになる

報酬が発生する場合はその対価に応える義務があるため、出来る限りいい作品を残そうとします。
でも、報酬が発生しない場合はどうしても「そこそこのモノ」で終わらせてしまうのが普通です。

WEBサイトを作成するには時間と労力がかかります。作業を時給換算すると、どうしても報酬のもらえない作業に大きく時間を割くことは難しいのです。

その結果、雑な仕上がりのサイトができてしまいます。

雑なサイトを作ることは経験にはなりません。そんな暇があったらスキルアップに時間を注いだ方が良いと思います。

また、駆け出しデザイナーは「タダでもいいからサイト」を作りたいという気持ちから、無償でありながらも一生賢明サイトを作る人もいるでしょう。

イラスト・バナー製作・アクセサリー製作など、単発で終わる仕事ならそれでも良いのです。

ただ、WEB製作に関しては管理が発生するので、タダでサイトを作ることはオススメできません。(テーマだけ作って終わりなら別ですが・・)

WEBサイトは作って終わりじゃない

イラストや作曲とは異なり、WEBサイトは作って終わりとはいきません。
WEBサイトを維持するにはサーバー代・ドメイン代、それにメンテナンスが発生します。
しかしながら、一度タダでWEBサイトの作成を請け負ってしまうと、「タダで作ってもらった人」はこれらの費用もずっと「タダ」だと勘違いしてしまうのです。

私がタダでサイトを作ったときはレンタルサーバーを複数契約していたため、タダで作成しても殆ど金銭的な負担はありませんでした。

また、ドメイン代に関しても非常に安かったので、数百円払っても経験値代だと思えば気にならなかったのです。

しかし、レンタルサーバーの数を1つに減らした今、他人のサイトをサーバーに収納するのに負担がかかってしまうようになりました。(容量を圧迫する)
加えてドメイン代は5年前の2倍以上に膨らんでいるため、他人の為にドメイン代の負担をすることが難しくなっています。

結局のところ、WEBサイトをタダで作ってしまうと、作った側の負担だけがどんどん膨らんでいくことになりかねません。

ただ、いくら負担が増えても、最初にタダで作るといってしまうと「タダ」という言葉が足かせとなり、価格交渉がしにくくなります。

これこそが「タダ」でWEB製作を請け負ってはいけない理由です。

WEBが進化するたびに負担が重くなる

WEBの世界は進化が非常に早く、数年前の常識はすぐに非常識になります。
それに伴い、私の方の製作環境や使用ツールも変わり、つくった当時は無料で行えたこともコストが掛かるようになってしまいました。

つまり、自分の時間を削って奉仕活動をする状態になってしまったわけです。

そのような状態になった理由は、WEBの進化に伴い、サイトのワードプレス化・テーマの変更・レスポンシブ化・SSL化といった対応にも追われることになったのが原因です。

最初はHTML+CSS程度で作っていたサイトも管理・維持を続けていくうちにレスポンシブのワードプレスサイトにバージョンアップしました。

この作業を「格安作業」でやっているのでうからストレスが溜まります。

なぜ、格安で行うことになったかというと、最初が「タダ」だったからに尽きます。

作ってもらった方はWEBに詳しくないので、仕様変更や更新作業、負担の重さは考えるはずもなく、

「タダ」でつくってもらったのに金とるの?

の雰囲気を醸し出してきます。

結果的に、私は一度タダで作ってしまったからと、更新作業や仕様変更作業もかなり安く請け負うことになりました。(それでも馬鹿げた価格)

しかし、それが続けばだんだんと「時間の無駄」「こんな価格でWEBを維持して貰おうなんて虫が良すぎる」という感情が湧き出てきて、挙句その人に対してイライラしてきてしまいます。

その結果、価格交渉に乗り出すのですが、相手としては「タダって言ってたのに・・」という感情があるため、大抵揉めます。

私の場合は幸い相手が理解のある方でしたので、費用を負担してくれるようになりますが、それでも一部の方は理解がなかったため、交渉によって人間関係にヒビが入ってしまいました。

タダで作ってしまったばかりにお互いが嫌な思いをしたわけです。

タダでWEBサイトは作るべからず!

WEBサイトは作ったら終わりではなく、維持・更新をし続けていかなければならないモノです。
そのためタダで製作をしてしまうと、そのタダの基準がずっとつき纏います。

また、WEBサイトは育てていかなくては効果を得ることができません。
作ってもらう側も人に作ってもらったら終了ではなく、良くしていきたいという意志がなければ継続していくことは困難です。

結局のところ、私はWEBサイトは作ってもらうのではなく、自分で運営しなければダメだと思います。

人に作ってあげるのであれば、ビジネスとしてやるべきだと感じています。

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