日本は豊かな自然に恵まれた国です。北は北海道、南は沖縄まで、魅力的な街やスポットが無数に存在します。情報社会となった現代においては簡単に写真で旅行気分を味わうことができますが、自分の足で各地を巡ることは格別の刺激を得ることができます。
この記事では旅好きなヴァイオリン製作家が47都道府県制覇を目指して日本全国を巡っていきます。国内旅行の参考として、一読して頂けたら嬉しいです。(※現在の制覇状況:30/47)
47都道府県制覇の目的
私が47都道府県制覇を目指す理由は単純に知らない土地に行くのが好き、写真を撮るのが好きだからです。折角日本人に生まれたからには、人生の目標の一つとして全ての都道府県を訪れて見たいという好奇心があります。
47都道府県制覇を目指すにあたり、幾つかのルールを自分に設定しています。
一つは通過だけの県はカウントしない。その土地の駅に降り立ち、何か一つでもその県特有の観光をすること。もう一つは費用をあまりかけないことです。日帰りバスツアーやLCCを駆使しながら、お得に各地を巡ることを心がけています。(基本的に車は使っていません)
なお、私が都市部を好まないことから、行き先は自然系や美術館に偏っています。出発地は千葉県なので、ご考慮の上で読んでいただけると嬉しいです。
訪れたことがある都道府県
現在私が訪れた都道府県は全部で30。30/47ということで、まだまだです。別に焦って達成することでもないと思っているので、気長に旅を続けていきます。
現在制覇済の都道府県
北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、山梨県、長野県、愛知県、三重県、京都府、奈良県、香川県、徳島県、高知県、広島県、福岡県、大分県、熊本県、長崎県
北海道の特徴と観光名所
広大な土地を自然を誇る北海道。国内旅行において非常に人気の高い旅行先となります。大自然が楽しめることからアウトドア好きな人から絶大な支持を集めており、リピーターも多いです。ただ、車なしだとその良さを存分に堪能できません。
あいにく私はペーパードライバーかつアウトドア趣味がないため、札幌周辺を旅するだけにとどまりました。北海道の良さを本当の意味で体験できないのは少々もどかしいです。いずれ富良野は行ってみたいとは思っています。
北海道で観光した場所:札幌/小樽/定山渓温泉
新千歳空港からアクセスしやすい札幌はLCCユーザーからすると観光先のメインスポットになります。街全体がコンパクトにまとまっており、住みやすそうな場所だという感想を持ちました。(冬じゃなければ)
巡った観光スポットは「さっぽろ電波塔」「札幌市時計台」「もいわ山の夜景」など。がっかりスポットとして有名な時計台ですが、歴史的建造物としてみれば中々見どころがあると思います。
また、日本新三大夜景に選ばれた「もいわ山の夜景」はデートスポットとして最適です。いずれも1日で十分巡ることができます。
ちなみに食に関しては観光スポットで食べるよりは地元民に人気の店に行くのがベストです。某市場などは観光客をターゲットにした割高価格となっているので、コスパよく北海道ならではの食を楽しみたいのであれば避けたほうが良いと思います。
バスで行ける定山渓温泉もなかなか良いため、温泉好きならこちらもあわせて楽しみたいところ。
おしゃれな街として人気のある小樽も北海道観光に欠かせない場所です。女性人気の高いメルヘン通りや小樽発祥のスイーツ店「LETAO」などがあり、街を探索しているだけでも楽しめます。
また、小樽は芸術にも力を入れている街で重要文化財だけでなく美術館も点在しています。特にステンドグラス美術館は美しいガラスの世界が楽しめるため、おすすめです。海鮮系の食堂もたくさんありますが、こちらは観光地価格となっています。
■明治に建造された歴史的建造物が多く、おしゃれな雰囲気がある
■広大な土地と豊かな自然が楽しめる
■コンパクトシティの代表格である札幌は自然と芸術が調和している
■海外観光客が多く、強気な価格の店や旅館が増えている
■車がないと行ける場所が限られる
■札幌の中心である「すすきの」を好きになれない人が多いと感じる
東北地方の特徴と観光名所
東北地方は観光地としてはマイナーなエリアとなります。車社会となるため、電車で観光地を巡るのはかなり大変です。東北新幹線が通っている青森、秋田、岩手、宮城、福島は比較的観光しやすいですが、山形と秋田は交通の便がよくないので、制覇を狙う場合はJR乗り放題チケットを活用するといった工夫が必要です。
また、東北は全体を通して他の地域よりも観光に対する意識が少し低く感じました。現地を歩いてみると良さと同時も問題点も強く感じ取れます。
青森県で観光した場所:弘前城 / 白神山地 /三内丸山遺跡
本州最北端の地「青森」。真上に魅力度ランキングNo.1の北海道があることもあり、なかなか日の目を見ることがない県でもあります。自然という部分では北海道と比較されてしまいがちですが、ねぶた祭りや津軽三味線といった独自の文化があり、日本古来の良さを楽しめる県としてコアな外国人から高い評価を得ています。アクセスは良いとはいえませんが、雪国ならではの雰囲気を感じることができます。
弘前城は東北で唯一天守閣が現存している城です。桜の季節がベストシーズンですが、それ以外の季節でも十分楽しめます。また、弘前市は繁栄している都市とは言えませんが、落ち着いた雰囲気の中に所々おしゃれスポットがあって、どこぞなく大正レトロな世界観を感じることができます。
新幹線が通っている新青森駅周辺は何もありませんが、お隣青森駅は港付近が都心部のようにオシャレスポット化しています。2011年度にグッドデザイン賞を受賞したA-FACTORYにおいては食事や買い物を楽しむことができ、ねぶたの家 ワ・ラッセではねぶた祭りの魅力を体感することができます。
まだまだ雇用や人口減少に問題を抱えている青森ですが、東北他県と比較するとアピールが上手いと感じました。
世界遺産である白神山地では世界最大級のブナの原生林と自然を体験できます。車がないと有名な青池を訪れるのは難しいですが、弘前からのバスに乗れば「ブナ林散策道」をトレッキングすることが可能です。自然好きであればきっと楽しめると思います。
こちらも世界遺産の三内丸山遺跡。アクセスが良いので、青森のおすすめスポットとしてよく紹介されます。縄文文化に興味があるかどうかで評価は分かれますが、ダイナミックな六本柱建物跡は必見です。(ゼルダの伝説を連想してしまったのは内緒)
■ねぶた祭りの伝統からモノ作りへの情熱があり、アートへの理解が深い
■森林や遺跡など、自然を感じられる場所が多数存在
■新幹線開通エリア以外を訪れるのは車がないと困難を極める
■まだまだ栄えているとはいえず、閉鎖的な雰囲気をひしひしと感じる
■すぐ真上に存在する北海道が強力すぎる。自然コンテンツ勝負だと負けてしまう
秋田県で観光した場所:田沢湖 / 乳頭温泉郷
東北の中で最もアクセスの悪い県でありながら、温泉を中心に魅力的なコンテンツで溢れる秋田。県庁所在地である秋田市が辺境の地にあることから人口減少率に歯止めがかかりませんが、盛岡からアクセスの良い田沢湖や乳頭温泉郷、玉川温泉など有名観光地が随所に見受けられます。観光としてはマニアックな県ではありますが、温泉好きにとってはかなりオススメの県です。
田沢湖は瑠璃色の湖面が美しい水深423.4mを誇る、日本で一番深い湖です。季節や時間によって湖の色が変化しますが、私が訪れた時はターコイズブルー(昼間はコバルトブルーだった)でした。そこまで観光地化されていないので人が少なく、静かに美しい景色を楽しめます。
田沢湖から更に奥に進むと温泉マニアから絶大な支持を誇る乳頭温泉郷に辿り着きます。全部で7つの温泉で構成される乳頭温泉郷はいずれも独自の魅力を秘めており、どこを訪れるか選ぶ楽しみがあります。
私が訪れたのは「黒湯温泉」「蟹場温泉」「休暇村」の3つ。1番人気の鶴の湯には行けませんでしたが、その代わりに蟹場温泉では貸切状態で露天風呂を楽しむことができました。自分にとってのNo.1を探すことも楽しみ方のひとつです。
■温泉好きにとっては堪らない名湯が並ぶ
■大曲(おおまがり)の花火が美しい
■秋田市までのアクセスが悪い。めぼしい観光地が少ない
■経済が厳しく若者向けの施設がないため、良くも悪くも温泉頼み
■秋田新幹線が遅い
岩手県で観光した場所:盛岡八幡宮 / 岩手銀行赤れんが館
全国で2番目に大きい都道府県である岩手県。自然豊かで食べ物が美味しく、東北らしい魅力を楽しめます。東北新幹線かつての終着駅「盛岡駅」周辺は首都圏と比較すると栄えているとは言えませんが、東北地方の中では仙台に次いで活気があり、生活しやすい街だと思いました。ただ、観光地としてはやや個性が弱く、龍泉洞といった人気スポットのアクセスが悪いのが難点。列車移動の旅だと、満足度が下がる傾向にあります。
盛岡八幡宮は神社のテーマパークとも評される有名なパワースポットです。朱塗りの鮮やかな本殿は美しく、厳かな雰囲気を感じることができます。なお、境内には12の社があり、自分の願いに合わせた神様に参拝することができます。観光地としては、少し地味かもしれませんが、趣のある神社です。
岩手銀行赤れんが館は2012年まで銀行として使われた盛岡を代表とする観光地です。辰野金吾氏と葛西萬司氏が設計を担当し、ルネッサンス風の厳格な外観デザインを眺めることができます。
岩手は「街の規模」「仏閣」「自然」「建物」といったコンテンツが良くも悪くもバランスがよく、申し訳ないのですが、印象が残りにくい県というイメージに。さまざまな場所を巡ることができれば印象も変わるのかもしれませんが、アクセスの悪さが観光客としてはネックですね。
■全国2番目に大きい都道府県
■牧場や鍾乳洞、海岸など豊かな自然を楽しめる
■人気観光地のアクセスの悪さが残念
■盛岡冷麺が美味しい
山形県で観光した場所:山寺(立石寺) / 蔵王温泉
山形県の印象は玄人好みの県であること。経済力のある仙台市と隣接していることから県庁所在地である山形の発展が遅れており、住みやすい土地とは言えない印象を受けました。山形城跡は夕暮れどきに訪れるとよい表情を見せてくれますが、地味さは拭えません。しかし、お寺や温泉といったコンテンツは華やかさこそありませんが、どこも素敵な場所ばかり。地味さが逆に癖になります。
山形の観光地において1位2位を争う人気を誇る山寺。アクセスの良さもあり、多くの人が訪れます。1015段の石段を登って先には見事な景色が待っています。赤い小さな建物は納経堂となっており、立石寺を開いた慈覚大師が眠っています。
少し保守的なお寺なので、参拝の際にはマナーに注意したほうが良いでしょう。
蔵王温泉は山形駅からバスで40分ほどでたどり着く温泉好き御用達の人気スポットです。温泉街はやや寂れた雰囲気がありますが、温泉の質は随一。泉質は全国第2位の強酸性の硫黄泉となっています。
最も人気があるのは大露天風呂で、大自然と独特の硫黄の匂いが秘境温泉の雰囲気を醸し出します。景色が最高なので、今まで訪れた温泉のなかでもトップクラスに気に入っています。
とても素晴らしい温泉ですが、あまり長く浸かると湯あたりしてしまうので注意!
■山形県は温泉と仏閣が多い玄人好みの県
■古き日本を感じられる
■さくらんぼを使ったスイーツが美味しい
■東北新幹線から外れる「裏東北」にあたるため、経済は厳しい
宮城県で観光した場所: 定禅寺通り / 榴岡天満宮
東北最大の都市である仙台は街の活気が近隣県と比較になりません。愛知や福岡に匹敵するほど発展しており、雰囲気は都会そのものです。コンパクトに開発されているため、駅周りの雰囲気はスタイリッシュ。支店経済都市として、街はどんどん進化しています。
仙台のシンボル定禅寺通り。美しいケヤキ並木や文化施設が並び、アートな街を印象付けます。ただ、仙台は観光に力を入れずとも税収が得られるため、観光地としては正直微妙です。首都圏に住んでいる場合、いつもの景色という印象を受けてしまいます。周辺には秋保温泉や松島といった観光地があるため、日帰りで東北を楽しむのに良い県なのかも知れません。
榴岡天満宮は徒歩20分ほどで参拝できる街中にある神社です。学問・政治の分野で功績を残した菅原道真公を祀る神社として受験生がよく訪れます。楽器製作や演奏は学問的側面もあるので、仙台を訪問した際に参拝させていただきました。
■県庁所在地仙台は東北No.1の規模
■伊達政宗ゆかりの地
■経済力があるため、東北の中では観光にそれほど力を入れていない
■牛タンが美味しい
福島県で観光した場所:会津若松 / さざえ堂
東北地方において最も都心にアクセスの良い福島県。温泉や鍾乳洞、社寺など、自然や歴史を感じられる観光スポットが点在しています。私が訪れたのは学生時代のことで、その際には会津若松に足を踏み入れました。戊辰戦争や白虎隊、新選組といった激動の歴史を持つ会津ですが、私自身が日本史にそこまで興味がないことから正直あまり印象に残っていません。
歴史に疎くても、世界でも珍しい二重螺旋構造を持つ「会津さざえ堂」には興味をそそられました。斜めに造られた窓枠や渦巻きのような構造。平行感覚が失われるような建物内は他では味わえない独特な雰囲気があります。
観光地としてはやや地味な福島県ではありますが、さざえ堂に関しては一見の価値があるかなと思います。
■東北で最も都心に近い県
■都内から比較的アクセスしやすいが、車社会なので公共機関を利用する際は時間に注意
■会津若松や大内宿など、歴史を感じられるスポットが多い
■突出したものがなく地味
関東地方の特徴と観光名所
関東地方は日本の中心エリアであることから、他の地域と比較すると圧倒的に栄えています。お洒落なカフェや飲食店、イベントスポットがどこにでもあり、まさに娯楽に溢れた地域です。電車のみで移動ができる利便性もあり、気軽に観光ができます。
栃木県で観光した場所:日光東照宮 / 中禅寺湖
都内から比較的アクセスがよく、気軽に自然を堪能できる栃木県は個人的にお気に入りの県の一つです。様々な名所がありますが、定番の日光東照宮、中禅寺湖、華厳の滝は何度行っても楽しめます。
日光東照宮は日本の社寺の中でも特に華やかな魅力を秘めています。色鮮やかな色彩と緻密に施された装飾は、まさに豪華絢爛。徳川家康が祀られていることもあり、歴史にあまり興味のない人でも楽しめます。最近は外国人や若者向けにおしゃれな観光地化が進んでおり、年齢性別問わず支持されるスポットとなっています。華厳の滝も見応え抜群なので、日光を訪れる際はこちらも合わせて観光するのがオススメです。
奥日光の入り口に位置する中禅寺湖。紅葉の名所として人気ですが、時期によって様々な表情を見せてくれます。晴天時の澄んだ水色は勿論のこと、雨の時の霧に包まれた中禅寺も幻想的で素敵です。快晴が必ずしも正解ではないことも観光の面白さです!
■歴史的社寺が多くパワースポットとして人気
■修学旅行の定番だけあり、知名度が高い
■都心からのアクセスが比較的良く、気軽に大自然を楽しめる
■歴史と自然に興味がないとつまらないと感じるかもしれない
群馬県で観光した場所:ロックハート城 / 吹割の滝
関東地方の中では地味な県として扱われてる群馬県。めがね橋や廃線ウォークといった鉄道に関する観光スポットや草津温泉などの温泉スポットが数多く点在しています。そんなマニアックな魅力を秘めた群馬県において、とりわけ異彩を放つのが「ロックハート城」です。1829年にイギリスで建設され、1987年から1993年まで6年かけて日本へ移築されました。
ロックハート城は中世ヨーロッパの街並みを再現したファンタジー感溢れるテーマパークです。日本にいながら海外の雰囲気が楽しめることから、ドラマや映画のロケ地としても利用されています。ヨーロッパの世界観をモチーフとしたテーマパークは数多く存在しますが、ロックハート城は紛れもない「本物」です。イギリス特有のアンティークな美しさを堪能することができます。
1936年に天然記念物及び名勝に指定された「吹割の滝」は東洋のナイアガラとも称される日本を代表する名勝です。吊り橋や観瀑台のある遊歩道があるため、色々な角度から滝の美しさを堪能することができます。何もないと言われることも多い群馬県ですが、自然や温泉が好きな人であれば中々魅力的な県に思えるはずです。
■草津温泉や伊香保温泉など関東有数の温泉地がある
■世界遺産に登録された富岡製糸場が注目を浴びている
■吹割の滝や白糸の滝といった自然コンテンツも魅力的
■都心から観光地までのアクセスが不便
茨城県で観光した場所:国営ひたち海浜公園(ネモフィラ)
全国魅力度ランキングで毎年最下位を争っている茨城県ですが、国営ひたち海浜公園で見ることができる一面のネモフィラは素晴らしいの一言。毎年GWごろにみはらしの丘をライトブルーに染め上げます。春だけでなく夏のラベンダー秋の紅葉草コキアなども見応えがあり、一年を通して楽しめる観光スポットとして人気です。
ネモフィラのライトブルーは見応えがあり、一度だけでなく何回見ても癒されます。関東からはバスツアーも豊富に設定されているので、家族やカップルで訪れるのもオススメです。
■国営ひたち海浜公園のネモフィラが美しい
■程よく自然や温泉がある
■山が低いため、他県と比較すると壮大感に劣る
■観光地としてはPRが弱い。アクセスが不便なことも不利
埼玉県で観光した場所:ムーミンバレーパーク
普段都心に住んでいる身からすると「住むところ」というイメージが強い埼玉県ですが、秩父市や飯能市に進んでいくと自然豊かなスポットがあることに気づきます。温泉、海水浴、スキー場といった旅行に繋がる観光資源に乏しいため魅力度ランキングこそ低迷していますが、都内からのアクセスを生かした小旅行には向いています。
ムーミンバレーパークは飯能市の自然を堪能できる2019年オープンのテーマパークです。ムーミンにあまり興味がなくても、歩いているだけで息抜きになります。併設のメッツァビレッジでは北欧のライフスタイルを感じることができ、都会にいながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
ちなみにムーミンバレーパークでは様々なイベントが用意されており、1回だけでなく何度訪れても楽しめるようになっています。例えばクリスマスの時期に開催される「イルモリノオト」では、ムーミン原作のストーリーと光の演出をナイトウォークとして体験することができます。関東発のバスツアーも豊富に設定されているため、季節ごとに訪れて見るのもアリです。
■秩父や飯能に足を伸ばせば自然を楽しめる
■東京の隣接県だけありアクセスが良い
■日本一ケーキ屋さんが多い
■観光のPRがかなり弱く、歴史的スポットが少ない
■住むには便利。ただ観光都市とは言えない
千葉県で観光した場所:崖観音(大福寺)、館山城
千葉の観光地といえば「東京ディズニーランド」や「東京ドイツ村」など、東京の名がつくスポットが有名です。しかし、房総半島に向かっていくと、より千葉らしさを楽しむことができます。
山の切り立った崖に建てられた大福寺は崖観音と呼ばれ、隠れた絶景スポットとして社寺好きに愛されています。館山市にあることから房総半島の観光とも相性がよく、電車のみで訪れることができることも嬉しいポイント。また、館山城も周辺のロケーションが良く、絶景を眺めることができます。(コンクリート城だけど)
千葉は都内からすぐに行ける範囲だけで満足してしまいがちですが、先端まで足を伸ばしてみるのもオススメです!
■日本の首都だけあり経済・文化的に発展している
■外国人から人気のあるスポットが幾つも存在している
■基本的に住むところであり観光地ではない
■人が多すぎて地方暮らしに慣れている人だと精神的疲弊が凄い
東京都で観光した場所:東京スカイツリー(すみだ水族館)など
東京都は普段から仕事や工房での作業で訪れるため、自分の中では観光する場所という感覚はないです。基本的には住むところであり観光する場所ではないと思っています。浅草、お台場、東京タワー、スカイツリーなど大半の観光地は訪れており、今となっては日常的な風景となっています。
お気に入りスポットは東京スカイツリーにある「すみだ水族館」や「谷中銀座」など。すみだ水族館は職場が近かった時期があり、年間パスポートでたびたび訪れていました。クリスマスイルミネーションといった期間限定イベントが豊富に用意されているため、何度行っても楽しめます。
■日本の首都だけあり経済・文化的に発展している
■外国人から人気のあるスポットが幾つも存在している
■基本的に住むところであり観光地ではない
■人が多すぎて地方暮らしに慣れている人だと精神的疲弊が凄い
神奈川県で観光した場所:鎌倉 / 箱根
神奈川県は洗練された都市を持ちながら温泉や自然もあり、高いコンテンツ力を持つ県だと思います。20代30代に人気がある中華街や赤レンガ倉庫、少し離れると歴史ある古都鎌倉や江ノ島、更に足を伸ばすと温泉街箱根にたどり着きます。いずれも素敵な場所ですが、個人的には鎌倉がベストスポット。紫陽花シーズンの凛とした雰囲気はここでしか味わえません。
多くの神社仏閣などの歴史的遺産に恵まれた鎌倉は日本文化を深く堪能できる日本を代表する観光地です。数多くの人気スポットが存在しますが、その中でも明月院と長谷寺の紫陽花の美しさは別格です。統一感の明月院と色彩豊かな長谷寺。どちらも一度は現地を訪れてみてほしいところ。
箱根も都内から気軽に行ける温泉街として人気です。芦ノ湖や箱根神社といったフォトスポットも充実しており、天気が良ければ美しいロケーションを楽しめます。また、箱根には箱根美術館巡りという言葉があるほどミュージアムが充実しており、洋風の世界観が味わえる「ガラスの森美術館」「彫刻の森美術館」は特におすすめです。
■横浜は東京にはない洗練された雰囲気がある
■古都鎌倉の紫陽花が美しい
■箱根は温泉だけでなくSNS映えスポットが点在
■都内からのアクセスが良い
中部地方の特徴と観光名所
中部地方は日本海に面する北陸地方、内陸部の中央高地、太平洋に面する東海地方の3つの区分が存在します。それぞれに特徴がありますが、いずれも自然に溢れ、美味しい食事が楽しめます。
新潟県で観光した場所:清津峡
新潟県は観光地としてはやや地味ですが、スキーやアウトドア、パワースポット巡りが好きな人には人気のある県です。日本海側を中心に絶景スポットが点在しています。その中でも近年注目を浴びているのが、インスタ映えするスポットとして話題を集めている日本三大渓谷「清津峡」。風景をゆっくり楽しむというよりかはカップルや友達同士で写真撮影を楽しむ場所ですが、清津峡ならではの素敵な1枚が撮れます。
清津峡が人気スポットとなったのは実は最近のことで、2018年の大地の芸術祭にてアート作品として清津峡渓谷トンネルが改修されたことでSNS映えするスポットとなりました。山奥なのでアクセスは良いとは言えませんが、バスツアーなどを利用すると比較的訪れやすいと思います。
また、新潟は観光スポットだけでなく、美味しいお米やお酒が楽しめます。特に新潟産コシヒカリは非常に美味しいので、新潟を訪れたら是非「食」も堪能してほしいです。
■SNS映えスポットとして清津峡が人気
■お米や魚、お酒が美味しい
■PRがあまり上手くないことから観光地としては地味
■観光地までのアクセスは良くはない
■豪雪地帯であることから冬の観光は注意
静岡県で観光した場所:浜松、伊豆高原
お茶と富士山の印象が強い静岡県。温泉天国として有名な伊豆半島を筆頭に海と自然のコントラストが楽しめます。父方の実家が伊豆にあったことから子供の時によく訪れており、その時は海に入ったりして遊んでいました。
大人になってから訪れた場所としては伊豆高原、そして浜松。記事内に顔を出している「くまのテディベア」は伊豆高原にあるテディベアミュージアムにて平成最後の日に購入した大切な仲間です。
伊豆高原にはさまざまなミュージアムがありますが、その中でも伊豆テディベアミュージアムは可愛らしさ満点の施設として女性から人気です。時期に応じて企画展が開催されていますが、私は「カナヘイの小動物 ゆるっとテディベア・ミュージアム」の際にこの場所を訪れました。とにかくミュージアムの雰囲気とカナヘイさんのキャラクターの相性がよく、とてもとても癒されます。
愛知に近い浜松は楽器の街として知られ、YAMAHAやKAWAI、Rolandなど、世界的な楽器メーカーの本社が集結しています。
観光スポットとしては浜名湖が有名ですが、浜松市楽器博物館とヤマハイノベーションロードも絶対に行って欲しいです。
日本で唯一の公立楽器博物館「浜松市楽器博物館」では世界の楽器1300点が展示されており、楽器好きであれば一日中過ごせる場所です。歴史的なピアノや珍しい形のヴァイオリン族も展示されており、演奏家だけでなく製作者が訪れても楽しめます。
YAMAHAの敷地内にあるヤマハイノベーションロードではコンサートグランドやベーゼンドルファーといった最高クラスのピアノを演奏することができます。光と同期するピアノもあり、演奏するだけで時間が刻々と過ぎてしまいます。ピアノ以外にも管楽器やギター、電子楽器の展示もあり、楽器博物館とは異なり現代の楽器を堪能することが可能です。
また、製造に関する展示物も豊富なので、楽器がどのように作られているか興味のある方も楽しめると思います。(要予約2時間制)
浜松のおしゃれスポットとして「ぬくもりの森」もインスタ映えスポットとして人気が高まっています。ぬくもりの森は小規模ながらどこを見てもメルヘンな世界観が楽しめる観光地で、可愛いお店がいくつも並んでいます。浜名湖からバスで20分程度の場所にあるので、興味があればぜひ立ち寄ってみてください。
山梨県で観光した場所:河口湖 / ハイジの村
自然と文化が調和した山梨県は個人的に気に入っている土地の一つです。日本の中部地方に位置する県であるためアクセスがよく、これほどまでに水と緑で溢れていながらもバスであれば片道2000円程度で訪れることができます。
山々に囲まれていることもあり、どのスポットも雄大な山の自然や景観を楽しむことができます。
自然&音楽好きとしては「河口湖音楽と森の美術館」は外せないスポットです。スイスの世界観を彷彿とさせる外観と南アルプスの景色、そして自動演奏楽器やオルゴールの展示。国内のミュージアムとしては1番好きな場所です。敷地内でストラディヴァリウス展が開催されるなど弦楽器とも縁の深いスポットであり、私の中でのベストスポットだと言えます。(何度も訪れている)
河口湖以外にも山梨県は魅力なコンテンツが溢れており、知名度こそ低いですが「ハイジの村」もスイスの世界観をモチーフとした素敵な場所です。ヨーロッパをテーマとするスポットは全国に幾つか存在しますが、ハイジの村はロケーションの良さと丁寧な作り込みもあってか再現度が高いです。こじんまりとした小規模なテーマパークではありますが、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
山梨県は温泉も多く、魅力的な観光地もあり、そしてアクセスも良いです。自然と楽器好きとしては現状1位2位を争う旅行先となっています。
■南アルプスを筆頭に大きな山々が美しい
■スイス風のテーマパークがどれもハイクオリティ
■富士山が堪能できる
■温泉の宝庫として有名
■都内からのアクセスが良好
長野県で観光した場所:軽井沢、上高地
山梨県と隣接する長野県も大規模な山岳地を持つ大自然の土地です。私が大好きな「軽井沢」があるため、旅行先としては最も訪れた回数の多い県となります。
軽井沢の魅力はやはり文化と自然の融合。イギリスの湖水地方を彷彿とさせる美しさと洗練された街並みが好きで、癒されたい時にしばしば訪れています。音楽と関連する施設やペンションも多く、自分の感性に最もあった街だと思っています。
好きなスポットとしては「軽井沢高原教会」「絵本の森美術館」「タリアセン」「ハルニレテラス」など。自然だけでなくオシャレなカフェやお店も多く、何度訪れても飽きることがありません。
長野県の観光地として外せないのは、絶景の極上リゾート上高地。こちらは北アルプスの玄関口として知られ、壮大な穂高連峰や透き通った美しさの梓川など、自然豊かなスポットを巡ることができます。晴れた日の気持ちよさは山岳リゾートの中でも群を抜いており、日本アルプスの素晴らしさをこれでもかという程に味わえます。
長野県は山梨県と同様に都内からのアクセスも良く、軽井沢であれば日帰りでも十分観光することが可能です。自然の中で暮らす事ができる上に仕事で都内に行くこともできることから、地方移住先としての人気が上がっています。
トータルで印象がよく、こちらも山梨と並び旅行先マイベストの一つに数えられます。
■北アルプスを筆頭に大きな山々が美しい
■自分の理想が詰まった街「軽井沢」の存在
■上高地が素晴らしい
■温泉の宝庫として有名
■クリエーターや作家が多く住んでいる
■都内からのアクセスが良好
愛知県で観光した場所:犬山城、名古屋城
日本第三の大都市である名古屋がある愛知県。経済規模が大きいため、暮らすには不便のない便利な街だと感じました。
ただ、観光地としては目ぼしいスポットがなく、他県と比べるとやや地味な印象が否めません。カレーうどんや味噌カツといった自分好みの食べ物が多かったため、駅周辺ではグルメを楽しみました。
旅行好きにとってはそこまで評価が高くない愛知県ですが、私個人としてはつまらないとは感じませんでした。
観光名所としては現存天守の一つである犬山城がお気に入り。天守は現存する日本最古のものです。黒と白のコントラストが美しい品のある風貌は素晴らしいの一言です。内部も復刻天守では味わえない歴史を感じることができます。
本当は明治村も行きたかったのですが、臨時休業でした。
ちなみに城山の麓には、縁結びや家内円満、夫婦和合のご利益がある「三光稲荷神社」があります。赤い鳥居が連なる素敵な神社なので、こちらも併せて観光することをおすすめします!
名古屋のシンボルである名古屋城にも行ってきました。有名ではありますが、現存天守である犬山城と比較するとあまり印象には残らず。やっぱり復元コンクリート天守には心惹かれず。観光に便利ではあると思うけど、城にエレベーターは個人的になし。
迫力あるから悪くはないんですけどね。
■犬山周辺に歴史スポットが点在
■味は濃いけどB級グルメが美味しい
■経済規模が大きく、おしゃれな店が多い
■新幹線で都内から2時間以内で行ける
■車の運転が荒い
■人によっては本当に見どころがない
関西地方の特徴と観光名所
日本経済のもう一つの中心である関西地方は大阪と京都を軸に発展している地域です。エスカレーターの乗り方やタクシーの色、味付けや、性格や考え方の違いなど、関東と比較するとあらゆる点において相違があります。
観光名所が各地に点在しており、何度訪れても違った楽しみを見つけることができます。
京都府で観光した場所:貴船神社、鞍馬寺
外国人から圧倒的な人気を誇る古都京都。これぞ古き良き日本という町並みを堪能することができ、数多くの歴史ある伝統的な建造物を見ることができます。清水寺や金閣寺、伏見稲荷大社といったメジャーどころを観光するのも良いですが、個人的にオススメしたいのは駅から少し離れた貴船神社と鞍馬寺。厳かな雰囲気と自然を感じられる場所なので、人混みが苦手な人はこちらを訪れてもらいたいです。
水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮「貴船神社」。表参道に並ぶ灯籠は美しく、四季に応じて異なる表情を見せてくれます。源義経が若かりし頃に修行した場所「鞍馬寺」へ直接出向くこともでき、パワースポット巡りの旅を楽しむことができます。平日であればゆったり森林浴を謳歌することができるので、混雑を避けて観光したい方はぜひ一度訪れて見てください。
その他の観光スポットは学生の時の修学旅行で訪れていたため、大人になってからは敬遠気味。古都京都の街並みはとても好きなのですが、如何せん混みすぎなのが難点です。学生や外国人で常に観光スポットが埋め尽くされているため、好きだけど苦手な場所という不思議な印象を持ってます。
■唯一無二の観光地として世界中から人が集まる人気都市
■自然が美しく、歴史ある社寺を巡ることができる
■関西の中心地として交通の便がよい
■おしゃれスポットが盛りだくさん
■一言で「混みすぎ」
奈良県で観光した場所:東大寺
京都とセットで観光されることが多い奈良県。世界遺産か数多く点在しており、社寺や国宝、歴史好きにとって人気の高い県です。私が訪れたのは学生時代の一度だけであり、印象は「鹿」と「大仏」。興味関心が刺されば魅力的な県となりますが、社寺好きでなければ単独で訪れるには少々暇を持て余すことになるかもしれません。
奈良は社寺以外だけでなく豊かな自然も魅力的な県です。昔ながらの街並みが残っていることも素敵です。京都府と同じく外国人観光客が多い県ではありますが、奈良の方が落ち着いて観光ができる気がします。
ただ、如何せん車社会であるため、公共機関だけだと回りづらいのがネック。本当に奈良県の魅力を味わうためには、相応の準備が必要になると思います。
■昔ながらの街並みが残っている
■社寺が多く、日本の歴史を感じることができる
■鹿に癒される
■京都ほど混んでいないため、ゆっくり観光できる
■「大仏」と「鹿」だけの印象を受けやすい
■めぼしい商業施設がない/大阪、京都観光の通過点
中国地方の特徴と観光名所
中国地方は豊かな自然と過ごしやすい気候が魅力的な土地です。日本海側の称である山陰と瀬戸内海側の称である山陽を合わせて山陰山陽地方と呼ばれることもあります。新幹線が通っている山陽の方が比較的栄えており、山陰は本格的な田舎の雰囲気。首都圏からアクセスの良い広島(LCCが安い)をターミナルに少しづつ制覇を目指しています。
広島県で観光した場所:尾道
牡蠣や広島焼きが有名な広島県。観光名所としては宮島や原爆ドームが有名ですが、自然や絶景を楽しむならば「尾道」がオススメ!瀬戸内海を背景に広島ならではの景色を堪能することができます。千光寺から見える瀬戸内海、しまなみ海道は圧巻です。
混雑しやすい広島市内の観光スポットと比べると尾道は観光地でありながらもゆっくり観光できます。商店街はおしゃれなカフェなども増えてきており、便利さと自然がうまく融合されていると感じました。ゆっくりとした時間を過ごすのであれば、市内から尾道まで足を運んでみるのもアリです!
■中国地方で最も規模の大きい都市を持つ
■世界平和のシンボル広島原爆ドームがある
■都内からアクセスが良く、お得なツアーが多く設定されている
■広島市内以外は完全なる田舎
■割とたぬきと遭遇する
九州地方の特徴と観光名所
九州は山と火山が多い大自然が特徴のエリアです。中国地方や四国地方と同じく温暖な気候と自然の豊かさがで魅力ですが、九州はそれに加え「温泉の国」として知られます。全国にある源泉の約35%が九州にあるともいわれており、大分を中心に世界有数の温泉地として高い評価を得ています。
福岡県で観光した場所:博多周辺 / 櫛田神社
博多は九州の玄関口として栄える全国でも有数の繁華街です。名所や観光スポットと呼ばれる場所が多くはありませんが、ショッピングやグルメを楽しむのに適しています。ただ、普段都内で行動している人にとってはプチ東京という印象が拭えないかもしれません。東北の仙台(宮城県)と同じく、観光地として正直微妙に感じました。
福岡では博多の総鎮守として「お櫛田さん」の愛称で親しまれている櫛田神社を参拝。本殿横には「不老長寿の水」が流れており、長生き祈願をすることができます。博多駅からのアクセスが良いため、キャナルシティ博多といった商業施設に興味のない方にオススメしたいスポットです。
また、櫛田神社のすぐ近くには空海(弘法大師)が日本で最初に創建したお寺「東長寺」もあります。国の重要文化財に指定されている木造の大仏「千手観音菩薩像」は必見なので、こちらも合わせて観光するのも良いと思います。
■博多は九州No.1の繁華街
■絶品の博多グルメや屋台が楽しめる
■交通の便がよく、比較的安価に訪れることができる
■観光地としてはコンテンツが中途半端で弱い
長崎県で観光した場所:ハウステンボス
長崎県の人気観光地はなんといってもハウステンボスです。オランダの街並みを再現した世界観は素晴らしく、ヨーロッパ好きであれば一度は訪れたいスポットです。ただ、本物のヨーロッパと比較してしまうと作りが甘く、近くで見るとテーマパーク感が出てしまっているのは残念なポイント。粗を探さずに雰囲気を楽しむのがハウステンボスを堪能するコツだといえます。
雰囲気を楽しむという点ではハウステンボスは非常に優秀です。日本一の広さを誇るテーマパークだけあり、楽しい時間を過ごすことができます。撮影スポットも数多く点在するため、写真好きであれば満足できるはずです。
施設内については世界観に反してVR推しのゲームセンター状態になっており、こちらは正直かなり微妙。理不尽な難易度が印象に残る「恐竜の森」を除いては、楽しいとは言い難いです。期待し過ぎない方が最終的に満足度が高い観光になると思います。
■ハウステンボスの圧倒的ネームバリュー
■佐世保バーガーや長崎ちゃんぽんが美味しい
■ハウステンボス、軍艦島以外の観光コンテンツが地味
■新幹線が通っていないためアクセスが悪い
■首都圏から飛行機乗るなら沖縄に行きたいという声
大分県で観光した場所:由布院温泉 / 別府温泉
日本一のおんせん県として知られる大分県。泉数、湧出量ともに全国第1位であり、別府や由布院を筆頭に数々の有名温泉地が存在します。泉質を楽しむなら別府、雰囲気を楽しむなら由布院とよく言われますが、個人的にはカップルや女性グループであれば由布院がオススメです。別府は昔ながらの昭和な雰囲気があり、苦手な人は苦手かも。
由布院の魅力はなんと言っても自然が豊かなところ。由布岳を見ながら入る温泉は最高です。また、条件さえ整えば朝霧に包まれた由布院の街並みを眺めることができます。
由布院駅周辺では食べ歩きやショッピングを楽しむことができますが、どこにでもある施設が多く、基本的には海外の観光客向けの印象。京都と同じく日本人の数よりも外国人の数の方が多く、街歩きを目的に訪れるのは少し違うかなと感じました。
■日本一の温泉県というネームバリュー
■温泉の数が多く、様々な温泉が楽しめる
■温泉以外のコンテンツが弱い
■温泉目当てとしては、首都圏からアクセスが悪い
■由布院は空港から遠くレンタカーを借りないと不便
熊本県で観光した場所:黒川温泉
熊本城とくまモンのイメージが強い熊本県ですが、温泉好きにとっては聖地の一つ「黒川温泉」も忘れてはいけません。黒川温泉は都心部からのアクセスは正直良くありませんが、秘境ならではの落ち着いた雰囲気を感じることができる温泉地です。
街全体で温泉街としての世界観を作り上げており、日帰り入浴だけでも最高の気分を味わえます。九州の温泉県といえば大分が真っ先に浮かびますが、温泉街として最強なのは黒川温泉だと思います。
黒川温泉では旅館や旅館組合で購入できる「入湯手形」を使ってお得な料金で3カ所の風呂を巡ることができます。どの温泉も自然豊かな素敵な場所ばかりであり、旅館の数が多いことから利用者が分散することも嬉しいポイントです。どうせなら静かな環境で温泉に浸かりたい。人混みが苦手な人こそ黒川温泉は向いています。
あえて残念なところを挙げるとするとアクセスが悪すぎるところ。都心から訪れる場合、旅館に泊まることをおすすめします。
■九州にある県としては非常に高い知名度を誇る
■阿蘇の自然が美しい
■温泉好きとしては黒川温泉がとにかく良い
■首都圏からアクセスが悪い
■熊本城以外の主要観光地が空港から遠い
日本全国を巡って
日本全国を巡ることで、日本の素晴らしさと問題点を認識することができます。栄えている場所、寂れている場所、気候や立地、地域ごとの特色や人々の性格。現地に行って見て触って、実際に自分の足で歩くことで分かることがたくさんあります。
写真を見て気になった場所があれば、ぜひ一度自分の足で現地を訪れてみてください。
Living is not breathing but doing.
生きるとは呼吸することではない。行動することだ。(ルター)
何か新しい変化を求めている人はまずは旅に出てみましょう!