ヴァイオリン製作– category –
ヴァイオリン製作の作業工程に関するメモです。ヴァイオリン製作に興味がある方は是非読んでみてください。
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【ヴァイオリン製作】ニス塗り工程 アルコールニス/オイルニス/下地着色
ヴァイオリンの音色は「材質の良し悪し」「木工」そして「ニス」によって決まります。いずれも重要ではありますが、ニス塗りは見た目に大きな影響を与えることから特に重要視されています。この記事では完成させた白木ヴァイオリンをどのように色付けして... -
【ヴァイオリン製作】 ボタンの形成 / 紙ヤスリによる仕上げ
ボディとネックを接着した段階で、木工としての工程は殆ど完了となります。ここからはニスを塗る工程に入りますが、その前に「ボタンの仕上げ」と「ボディ全体のクリーニング」を行わなければなりません。今回はニス塗り前の最終調整となる「ボタン形成・... -
【ヴァイオリン製作】 ネックとボディの接着
表板・裏板・横板を接着してボディを完成させたら、次は箱の形となったボディとネックを接着させます。接着というと簡単に聞こえますが、実際はかなりの難関工程であり、初心者がキッチリうまく嵌めるのは非常に困難です。気をつけなければならないポイン... -
【ヴァイオリン製作】ネックの作り方5 ナットとネック裏の成形
ネック製作の最終工程として、指板とペグボックスの間に配置する「ナット」の製作と「ネック裏の成形」を行います。渦巻き部分を傷つけないように皮革などを敷きながら、注意を払って作業を進めていきましょう。この工程が終われば、ボディとネックの接着... -
【ヴァイオリン製作】ネックの作り方4 表面の彫り込み / 指板の調整
渦巻き・ペグボックスを完成させた後に行う作業は「ネック表面の彫り込み」と「指板の調整」の2つです。ネックは表面を彫り込むことで立体的に見えるようになり、よりヴァイオリンらしい美観への変化を遂げます。指板の微調整はセットアップ時に行いますが... -
【ヴァイオリン製作】ネックの作り方3 渦巻き彫刻とペグボックス
前回の作業ではネックをカットし、実物大の大きさにするためのラインを引きました。今回はこの線を元にネックを彫り進めていきます。ヴァイオリンの渦巻き部分は非常に繊細に作られていますが、順序に沿って作り上げれば木工初心者であっても完成させるこ... -
【ヴァイオリン製作】ネックの作り方2 穴あけ・切断・ヤスリがけ等
ネック製作では木材を少しづつ加工し、細かな調整を行いつつ工芸品としての魅力を高めていきます。これまでの作業によって「切り取り線の書き込み」は終わっているので、今回はペグの穴を開け、ネックの形に切断・加工をしていきます。地道な作業が続きま... -
【ヴァイオリン製作】ネックの作り方1 厚み出しと線の書き込み
横板・裏板・表板。ボディの各パーツを一通り製作したら、次はネックの製作です。ネックもボディのパーツと同じく、一つの木からネックの形に作り上げていきます。この記事ではネック材を加工して、下書きを書き終えるまでの作業を解説していきます。間違... -
【ヴァイオリン製作】 表板・横板・裏板の接着〜ボディの完成
バスバーを表板に取り付け、ついに「表板・裏板・横板」の3パーツが完成しました。 そこで今回はこの3つのパーツを接着させ、ボディを作り上げます。接着自体はニカワで行いますが、下準備として多くの工程をこなす必要があるため、意外と時間がかかります... -
【ヴァイオリン製作】難関工程 バスバーの作り方
ヴァイオリン製作の工程で最も難しい工程の一つ「バスバー」の製作。バスバーは表板を補強する役割と、表板を全体に程よい振動を伝える重要な役割を担います。バスバーの作りが雑だとヴァイオリンは鳴らない楽器となってしまう為、この工程は非常に重要で...