
旅行が趣味になったのはコロナ禍後のGOTOトラベルで各地を回った頃からです。
旅行先は国内が中心で、刺激よりも癒しを求めています。
今はペースダウンしていますが、それでも楽器製作がひと段落したタイミングでふとどこかに旅に出かけています。
割合的には一人旅と複数人での旅行が半々くらいで、どちらも同じくらい気に入っています。
この記事では私が旅行を趣味にしてよかったことを簡潔に語ってみたいと思います。
ちょっとでも共感できる部分があれば嬉しいです。
旅行を趣味にしてよかったこと① リサーチするクセがついた

私はペーパードライバーなので、基本的に移動は公共機関に頼ることになります。
首都圏や都心の観光であれば問題ないのですが、地方となると話は別。
四国や中国地方、九州において公共機関で移動する場合は念入りに計画を練らないと観光するのが難しくなります。
そのため、何時何分のバスに乗って、どの便に乗ってなど、各地の情報を丁寧にリサーチする必要があります。
ただ、これって生きる上でとても大切なスキルだったりするんですよね。
楽器を作るときだって、道具のリサーチから寸法のリサーチなど、あらゆることを調べなければいけませんし、留学を考える人であれば、それこそ現地でのスケジュールを念入りに組む必要があります。
普段の仕事によってはリサーチするクセがついてない人も多いので、旅行によって楽しみながらクセをつけることはとても良いことに思えます。
旅行を趣味にしてよかったこと② 好きな場所と嫌いな場所がわかった
旅行を重ねていくと、次第に自分の好きな場所と嫌いな場所が明確化していきます。
「自分探しの旅」というと若干のマイナスイメージがありますが、自分のことをより知ることは何ら悪いことではありません。
例えば私の場合、近代的な場所やモノがあまり好きじゃない。自然の中でも森がやっぱり好き。小さなお店がやっぱり好きということがより鮮明になりました。
普段から都内の人混みが苦手で都心部に行くと疲弊するのですが、名古屋や福岡、仙台といった都市部でもそれは同じで、すぐ帰りたくなったのを覚えています。
トヨタ産業字術記念館や未来博物館、近代美術館といった場所も全然心が動かなかったので、近代的な場所があんまり好きじゃないんだろうなと感じます。

逆に四国の自然や神社仏閣の厳かな雰囲気は好きで、特に古いモノは本当に大好きです。
また、これも旅行を重ねるごとに「自然は自然でも緑が入っている場所が好き」、「森の中にある神社仏閣が好き」というより限定的な場所に惹かれることがわかりました。
自分の好きな場所や雰囲気がわかると、いろんなモノのヒントになります。
店を持つ場合、こんな雰囲気にしたい。クリエーターならこのような題材にしたいなど。
興味本位でも良いので、多くの行ってみたい場所を訪れることで、人生に何らかのプラスを与えると思います。
旅行を趣味にしてよかったこと③ 地理や地方経済に詳しくなった
旅行をすることで地理や地方経済に詳しくなることができます。これは特に自営業の人にとって重要なことに思えます。
観光地を回る際に地方都市に立ち寄ることがありますが、その際多くの人は「地方経済やばいな」と思うはずです。
寂れた商店街はもちろんのこと、駅前であっても全然人がいない都市も少なくありません。

なんでこんなに寂れてるんだ?と思ってリサーチしたり、各県の経済状況をリサーチしたり、きっかけがなければ調べないことを調べるようになります。
飲食店を出店しようと考えている人なら「この都市でビジネスするのは無理だな、、」と感じるでしょうし、逆に「思ったよりもやっていけそうだな?」と思える場所にも出会えるかもしれません。
自営業的発想ではありますが、旅にこのような視点を加えるのも有意義なことに思えます。
旅行を趣味にしてよかったこと④ 写真を撮るのが上手になった

旅行に行くと写真を多くの写真を撮ることになりますが、大半の人はできる限り綺麗な写真を残したいと色々試行錯誤するようになります。
どのような画角で撮ると綺麗に見えるのか、構図はどうするのか、人がいない場所をどのように探すのか。
SNSが普及した現代社会では写真の綺麗さはとても重要です。
特にモノを作る人は自分の作品をより美しく見せるために、撮影の技術を高めるのは必要不可欠に思えます。
旅行に出かけると様々な撮影スポットに出会えますし、撮影機会も家にこもっているよりも格段に増えます。意識しなくても勝手に上手くなるものではありますが、これも旅行に出かける一つのメリットだと思います。
旅行を趣味にしてよかったこと⑤ 思い出が増えた

結局最後に行き着くはこれです。単純に旅行に出かけると思い出が増えます。
一人旅になら現地の人とコミュニケーションをとってみたり。家族旅行であれば、みんなが楽しく過ごせる場所に出かけたり。
いずれにせよ、どこに出かけても大切な思い出が増えます。
リサーチが上手くなったり、自分のことがより知れたり、地理や経済に詳しくなったりと旅行には色々なメリットがありますが、やっぱり良い思い出を増やすのが一番の目的だと思います。
思い出の少ない人生はやっぱり寂しいものだと思うので。
旅は一生続けていきたい
今回は私が旅行を趣味にして得られたものを語ってみました。人生の時期によって旅に行けるペースに差は生まれると思いますが、全くやめてしまうことは、この先ないと思っています。
近場であっても遠い場所であっても、今後もいろいろな発見を重ねて行きたい。
いつまでもアクティブに動ける体作りをしながら、趣味としての旅行を長く続けていきたいと思います。

