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フィドルレッスン 1ヶ月目 右腕のボウイング/肩甲骨の使い方

フィドル レッスン

こんにちは、アマチュアヴァイオリン製作家の高屋千尋です。

昨年の12月上旬から月2回のフィドルレッスンに通い始めました。早速曲に取り掛かりたいところですが、焦らず基礎から積み上げていきたいと思います。

そこで今回は2019年12月のレッスン内容をレポートしていきます。

文章での表現が難しいためコンテンツのテコ入れを後日行うかもしれませんが、メモ程度にひとまずご覧ください。

レッスン1の内容

最初のレッスンにおいては、まず肩当てが体に合っているのかをチェックしました。

フィドル奏者は肩当てをしない人もいますが、なんだかんだで体に合った肩当てをすると演奏がしやすいです。

私は「ヴィヴァ・ラ・ムジカ」の肩当てを持っていたので、レッスンにもっていったところ。

先生いわく「合ってない・・・」とのこと^^;

レッスン前に幾つか肩当てを試してみて、KUNの一番安い肩当てがちょっと良かったので、これを後日買いました。

KUN ヴァイオリン 肩当て

肩当ては鎖骨の下 大胸筋に自然にフィットするのが望ましく、肩当てが浮いていたり、角度が合わなかったりすると、演奏していて疲れやすくなったりします。

演奏技術の向上の前に道具を整える。これも非常に重要なことだと認識しました。

まずはボーイングからスタート

左手の練習に入る前に、まずは正しいボウイングを学ぶことに。

ヴァイオリンの演奏は左手の動きが重要に思えますが、右手のボウイングがしっかりしていないと、綺麗な音はでません。

そのため初心者はまずボウイングから練習するのが上達の近道とのことです。

 

練習内容としてはまずはシャドウボウイングをしました。

ヴァイオリン シャドウボウイング

手順

■弓を顔の前に持ってくる

■左手で弓を握る

■右手でスティックの部分つまんで、端から端までスライドさせる

この動きを練習すると右腕のアップとダウンの動きが体感的に学ぶことができ、ボウイングの正しい動きを身に付けることができます。

音の出せない環境においても練習することができるため、これはずっと続けてください。とのこと。

 

次に行ったのは開放弦の練習。

ヴァイオリン 開放弦

■ダウンD/アップG

■ダウンA/アップD

■ダウンE/アップA

シャドウボウイングの動きを使い、ダウンで開放弦を弾いた後、隣の開放弦をアップで弾くという練習をしました。この練習には注意点がいくつかあり、以下の点を気をつけることで、徐々に音が良くなっていくことを実感しました。

・大きな音でしっかりと弾く

・弓の軌道を真っ直ぐにする

・腕の重さを楽器に預ける

まず大きな音で弾くこと。大きな音が出せれば小さな音も出せますが、逆は無理です。

日本の住宅環境ではなかなか大きな音で練習するのは難しいですが、せめてレッスンの時は強気に音を出していったほうが上達に繋がると思います。

また、弦を弾く際に弓の軌道が曲がっているのもダメです。私はE線を弾く際に軌道が曲がる傾向があるみたいなので、まずは正確に弾けるように練習することに。

肩甲骨の動きが上達の鍵

弓を自在に操るためには肩甲骨の動きが重要だと教わりました。

文章では伝わりにくいのですが、大事なのは大胸筋は動かさず肩甲骨の動きで弓を動かすこと。

これにより無駄な力が抜け、良い音が出せるみたいです。

ヴァイオリン演奏 肩甲骨

ダウンで弾く時は肩甲骨を広げ、アップの時はそれを戻す。

シャドウボウイングも開放弦の練習も、肩甲骨の動きを習得するために行っています。

レッスン2の内容

今月2回目のレッスンは前回のレッスンのおさらいとボウイングの基礎の徹底。

シャドウボウイングと開放弦 ダウン/アップ のボウイングを練習しました。

 

シャドウボウイングの指摘箇所は以下の通り。

・肩に力が入ってる

・アップの際に滑らかに腕が動いていない

・右手は木の部分をつまみ、あまり大きく手の向きが変わらないようにする

まだまだ腕が硬いということですね^^;

普段パソコン仕事をしているせいか、シャドウボウイングの時点が肩がゴリゴリ鳴ります・・

ダウン/アップ 練習の指摘点は以下の通り。

・移弦をした時、弓で弦をしっかりと捉える感覚を持つ。

・弦にしっかり重さを乗せる。

・弾く際に楽器を下げない。

なるほどと思ったのは、弦を弾いているときに楽器を下げてはダメということ。

弾く際に楽器を腕の重みと一緒に楽器を沈めてしまうと、力が一気に逃げてしまい、音が悪くなります。

弓は下に向かうエネルギーがあるので、楽器はそれをちゃんと支えてあげる。(気持ち的には少し持ち上げる感じ)

そうするとシッカリした音が鳴るようになりました。

 

また、肩甲骨の使い方は少しづつマシになって来ているようですが、ダウンの際にもっと肩甲骨を広げていくと尚良しとのこと。

加えて肩甲骨を一気に上げる時があるので、徐々に広げることを意識するといいみたいです。

今月のまとめ

・肩当ては重要。体に合ったモノを買う

・ボウイングは「肩甲骨」を意識する

・大胸筋は使わない

とにかく肩甲骨をつかった脱力ボウイングを身に付けることが当面の課題となりそうです。あとはシッカリとした音で練習すること、楽器に腕の重さをしっかりと乗せることがポイントですね。

上達するには時間がかかりそうですが、気長に練習していこうと思います。

フィドル レッスン

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この記事を書いた人

可愛いモノや綺麗なモノが好きなアマチュアヴァイオリン製作家。優れたヴァイオリンを一本でも多く作ることを目標に活動中です。
製作工程や音楽に関する記事を更新しています。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんにちは。フィドルのレッスンをはじめられたのですね。おめでとうございます。私もようやく楽器、弓、楽器ケースなど一式が揃い、先生についてレッスンを開始しました。ボウイング、難しいですね。私も腕が固いらしく、ロングトーンで音が揺れます。高屋さんの記事を参考にしながら、練習を工夫していこうと思います。

  • コメントありがとうございます。
    楽器一式揃えるのも大変ですよね!鍵盤系ならある程度独学でも上手くなる気がしますが、ヴァイオリンは先生につかないと無理だと実感しました・・。
    やっぱり楽器演奏はフィジカルが重要なのかもしれませんね。毎日ストレッチして体柔らかくしないとだめかも。。
    少しでも参考になれば幸いです^^

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