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ヴァイオリン(フィドル)の練習場所について

ヴァイオリン フィドル 練習場所

ヴァイオリンの上達には練習が欠かせません。

出来る限り毎日練習することが望ましく、練習すればするほど上手くなります。

ただ、社会人から楽器を始めた場合はどうしても帰宅時間が遅いため、満足に練習できないことが多いです。

賃貸暮らしであれば休日に自宅で練習することも難しいと思います。

そこで今回はレイトスターターはどこで練習すればいいのか?という悩みについて現役バリバリのレイトスターターである私が解説いたします。

自宅で楽器練習するのは困難

ヴァイオリンに限らず、アコースティック楽器を自宅で練習するのは難しいです。

と、いうのもアコースティック楽器はどうしても大きな音が鳴ってしまうため、いくら上手な演奏であっても近所迷惑になります。

特に住宅が密集している都内は夜間は勿論のこと日中ですら楽器の音は騒音に思われるめ、防音環境を整えない限り思い切り練習することは難しいです。

楽器練習 ヴァイオリン フィドル

また、住宅環境が整っていてもと、家族に理解がなければ練習音は嫌がられます。

結局のところ相当恵まれた環境が揃わない限りは外で練習しなければなりません。

楽器練習の選択肢

楽器の練習場所として挙げられる主な選択肢は以下の5つです。

・カラオケボックス
・公民館
・民間の音楽スタジオ
・車の中
・野外

それぞれにメリットデメリットがあるので、解説していきます。

カラオケ

ヴァイオリンの練習場所として最もメジャーなのはカラオケボックスです。
30分単位で部屋を借りることができますし、集中力が切れた際には曲を歌うことでリフレッシュすることができます。

最近は一人カラオケも広まってきているので、一人でカラオケに行くことに気まずさを感じる必要はありません。

私もたまに利用しますが、楽器を持っている人によく出くわします。

カラオケ 楽器練習

店舗によって価格設定はまちまちですが、日中であれば概ね2時間練習しても600円くらいで済むため、リーズナブルです。

私のオススメはまねきねことビッグエコー。

特にまねきねこは全面禁煙であり、朝割があるので、かなりお得に練習できます。

禁煙であるメリットは大きく、楽器やケースにタバコの臭いが付きません。

また、ビッグエコーは「エポスカード」を持っていると室料が30%OFFとなるため、稀に使います。今後全面禁煙になる可能性が高いので、禁煙になったら頻度は増えるかもしれせん。

公民館

住んでいる自治体の公民館に防音室がある場合、そちらを利用することがベストです。私の場合は徒歩5分ほどの場所に防音録音室を持つ公民館があるため、週1のペースで通っています。

公民館 楽器練習

ここならば音漏れの心配もなく、たまに大声で歌っても問題ありません。

価格に関しては3時間で400円~500円と破格な値段。複数人で練習しにいけば、負担額はごくごくわずかとなります

間違いなくコスパ最強なので、利用できる方は利用しない手はありません。

デメリットとしては人気がありすぎるため、なかなか予約がとれないこと。

平日は殆ど埋まってしまうので、休日の空いている日にしか練習できません。

また、数週間前に予約をいれなければならないため、突発的に練習することが出来ないことが不便です。

民間の音楽スタジオ

公民館と比べると価格は高くなりますが、民間の音楽スタジオであれば質の高い練習をすることができます。

夜間でも一律の料金設定となっているスタジオもあり、場所によっては利用価値は十分にあります。

ヴァイオリン 音楽スタジオ

ちなみに大型コンサートホールの付属施設は案外穴場だったりもして、施設によってはかなり価格がリーズナブルです。

例:葛飾区「かつしかシンフォニーヒルズ 別館」の練習室B.C 1時間:250円

民間施設は価格がピンキリなため必ずしも得だとはいえませんが、練習できる場所があるなら一度は行ってみたいところです。

車の中

私は車を持っていないので詳しくはお答えできませんが、車の中で楽器練習をする人は多いです。

プライベートな空間ですし、何よりもお金がかからないため、毎日の練習としてはうってつけだと思います。

車の中 ヴァイオリン練習

ただ車の中は狭いため、音響は非常にデッドです。また体を動かすスペースもないため、効率的な練習が行えるとはいえません。

音の確認、左手の練習であれば良いかもしれませんが、常に車の中だけで練習するのは避けたほうが賢明に思えます。

野外

弦楽器は管楽器よりも湿度や温度に敏感なうえに直射日光にも弱いです。

管楽器奏者の方が土手や公園で練習しているのをたまに見かけますが、弦楽器に関しては極力避けたほうがいいでしょう。

ヴァイオリン 野外

野外用の格安ヴァイオリンを買って練習することも悪くはありませんが、季節や天候に左右されるため、素直にカラオケ等に通ったほうが無難に思えます。

ちなみに野外であっても近所迷惑になってしまうことが多く、練習していても意外と集中できません。野外セッションでたまに外で弾く位なら大丈夫ですが、頻繁に練習する場所としては適さないと思います。

家でミュートはなんだかんだ有効

練習場所としては公民館が最強。次点で民間の音楽スタジオ、カラオケと続きますが、これらは毎日通えるものではありませんので、やはり家でミュートを付けての練習は有効です。

ミュート ヴァイオリン

弦楽器はミュートを使えばある程度音量を抑えることができます。さすがに夜間に弦に思いっきり圧力をかけて練習することは難しいですが、指使いの確認やフォームの確認、音階練習くらいは十分可能です。

毎日の練習としては思い切り弾けなくともミュートを活用し、週1くらいはミュートなしで思う存分練習する。

社会人からヴァイオリンを始める場合、これくらいが現実的な練習手段だと思います。

ヴァイオリン練習 マイミュート

ちなみに私はマイミュートという金属ミュートを使っています。

マイミュートは約4000円という高額商品ではありますが、コマに挟んで使用することができるため安定感があります。

ゴムのミュートでは消音効果が弱く、かぶせるタイプの金属ミュートは落下が怖いので使っていません。

家で少しでも練習したい場合、マイミュートは持っていても損はない気がします。

賃貸であれば鉄筋系の住宅がオススメ

私は今まで木造、軽量鉄骨、鉄筋の住宅に住んだことがありますが、防音性能は断然に鉄筋が優れています。

木造や軽量鉄骨は金属ミュートを付けても音漏れしてしまいますが、鉄筋であればある程度音漏れを防ぐことができます。

角部屋かつお隣さんがあまり家にいないタイプであれば、割とコソコソ練習できてしまうため、引っ越しの際は少し割高でも鉄筋を選ぶのがベストです。

そもそも木造や軽量鉄骨は隣からいびきが聴こえてきたりしますし、、

まとめ

社会人から楽器を始めたレイトスターターは防音室完備の公民館が近くにある鉄骨物件に住むのが理想に思えます。

普段は音が漏れない程度にミュートで練習をし、通えるときは公民館やカラオケで練習。

アーリースターターと比べれば亀の歩みではありますが、ひとまず上達することはできると思います。

また、練習ができていない!うまくなってない!と焦るとモチベーションが下がるので、数十年かけてマシになればいいや~くらいの気持ちを持つこともポイントです。

ヴァイオリン フィドル 練習場所

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この記事を書いた人

可愛いモノや綺麗なモノが好きなアマチュアヴァイオリン製作家。優れたヴァイオリンを一本でも多く作ることを目標に活動中です。
製作工程や音楽に関する記事を更新しています。

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