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アコーディオンの基礎知識と種類

アコーディオン 種類

アコーディオンは蛇腹(ベローズ)を備えたふいごを押したり引いたりすることで風を送り込み、金属製のリードにて発音させるリード楽器です。

主に旋律用の右手側鍵盤、伴奏用の左手側ベースボタンを使って演奏され、ソロ楽器としても豊かな表現力をもちます。

ただ、このアコーディオンという楽器には様々な種類があり、意外と奥が深いです。

そこで今回はアコーディオンがそんな楽器で、どんな種類があるのか解説していきます。

アコーディオンに興味のある方は是非ご一読ください。

アコーディオンってどんな楽器?

アコーディオンは一人で主旋律と和音伴奏を奏でることが出来る万能な楽器です。

持ち運びが便利であることに加え、野外の演奏にも適していることから、様々な音楽ジャンルで使われます。

シャンソンやミュゼット、アイリッシュ音楽やカントリー音楽、さらにはタンゴ。

ありとあらゆるジャンルを楽しむことができるため、非常に奥が深い楽器だといえます。

アコーディオン

アコーディオンが生まれたのは19世紀のことで、1821年にドイツ・ベルリンのフリードリッヒ・ブッシュマンによって発明されたと言われています。

それから8年が経過した1829年にはオーストリア・ウィーンのシリル・デミアンが改良を加え、アコーディオンという名にて販売が開始されました。

当時のアコーディオンは簡易的なシンプルな作りのモノが多数を占めましたが、そこからさらに改良が加えられ、現代においては半音階を自由に演奏出来る「クロマティック・アコーディオン」がアコーディオンの主流となっています。

見た目も可愛らしく音も個性的であることから、アコーディオンに興味を抱く人は少なくありません。

アコーディオンの分類

アコーディオンはサイズも加味すると無数の種類が存在しますが、左右非相称か左右相称か、ダイアトニック式かクロマティック式かによって大きく形や性能が異なります。

左右非相称 or 左右相称

アコーディオンはどれも左右相称に見えますが、右手が鍵盤(ボタン)、左手に伴奏用のボタンが付いているため、実は左右非相称の楽器です。

一般的にはコチラをアコーディオンと呼びます。

アコーディオン

 

対して左右相称のタイプ。

広義ではアコーディオンと呼ばれますが、こちらはコンサーティーナと呼ばれることの方が多いです。

コンサーティーナ

コンサーティーナはアコーディオンと同じくメロディーや和音伴奏も弾けますが、如何せん小型である故、演奏上の制約が大きいという欠点も持ち合わせます。

そのためソロより合奏で使われることが多いです。

ダイアトニック式 or クロマチック式

形だけでなく、ダイアトニック式なのかクロマティック式なのかによってもアコーディオンは全く異なる性質を持ちます。

 

まずはダイアトニック式について。

ダイアトニック式 アコーディオン

ダイアトニック式は蛇腹を押したときは「ド」、引いたときは「レ」のように、押し引きによって異なる音が出ます。また、半音が出せない設計であるため、キーによって楽器を変える必要があります。

複雑な動きができないため主に小型楽器に採用されていますが、大型のアコーディオンに採用されることも少なくありません。

 

次はクロマティック式について。

クロマティック式 アコーディオン

クロマティック式は押しても引いても同じ音が出るアコーディオンです。

細かな音使いが可能であることや半音が出せることから、現在はコチラが主流になっています。

コチラは中型以上の楽器に採用されることが多いです。

アコーディオンの種類

左右非相称であり、クロマティック式が採用されているアコーディオン。

これが現代におけるアコーディオンの主流です。

そしてのこのタイプのアコーディオンには大きく分けて「ピアノアコーディオン」と「ボタンアコーディオン」が存在します。

ピアノアコーディオン

ピアノアコーディオンはその名の通り、右て部分が鍵盤になっているアコーディオンの事です。

小学校や中学校によく置かれていることから、最もメジャーなアコーディオンとして認識されています。

鍵盤楽器の経験があれば比較的容易に演奏することができ、半音も奏でることができることから豊かな表現力を持つ楽器だといえるでしょう。

ピアノアコーディオン

楽器のサイズには様々なバリエーションがあり、本体が大きくなればなるほど鍵盤数も増えます。

プロ用のピアノアコーディオンは41鍵120ベースボタンのモノが多く、本格的にアコーディオンを学びたいのであれば、これに準ずる楽器を購入する必要があります。

※ピアノアコーディオンに関してはダイアトニック式は存在せず、全てクロマティック式です。

ボタンアコーディオン

ボタンアコーディオンは欧米において主流のアコーディオンとして使われている楽器です。

右手部分が鍵盤ではなくボタンとなっており、鍵盤の代わりにボタンを押しながら蛇腹を操作することで音を奏でます。

ボタンアコーディオン

ボタンアコーディオンはクロマティックタイプが多いですが、中にはダイアトニック式のモノも存在するので、購入する際にはよく確認しておきましょう。

ちなみにダイアトニック式のボタンアコーディオンはメロディオンとも呼ばれます。

ボタンアコーディオンはピアノアコーディオンよりも一見簡易的に見えますが、鍵盤よりも多くのキーを備えていることから、音域が広く、幅広い楽曲に対応することができます。

なおボタン配列にはイタリー式、ベルギー式、バヤン式といった種類がありますが、日本において良く使われるのはイタリー式です。

ボタンが5列並んでいるものが一般的ですが、4列のモノや6列なモノの存在します。

左手部分のシステムに関して

一般的にアコーディオンは、右手の高音部でメロディを弾き、左手の低音部で和音伴奏を弾きやすいように設計されています。

ただ、この左手部分のシステムに関しても幾つかの種類が存在します。

ストラデラベース

楽器生産で有名なイタリアのストラデッラで開発されたシステム。

最もスタンダードなベースシステムとして採用されており、列毎にメジャーコード、マイナーコード、セブンス、ディミニッシュコードが配置されていることが特徴的です。

アコーディオン ストラデラベース

なお、12ベース、24ベース、32ベース、48ベース、72ベース、80ベース、96ベース、120ベースの8タイプが存在し、ベースが多いほど多くのコードを鳴らすことが出来ます。

フレンチ3/3ベース

ストラデラベースの改良型。単音だけ鳴らすベースが重視されており、ベースでメロディーを奏でやすくカスタマイズされているのが特徴です。

フレンチ アコーディオン

ただ、日本においてはあまり使われることは無く、その名の通りフランスのアコーディオンの一部で使われているマイナー形式に過ぎません。

フリーベース

和音のみならずベースでメロディーを奏でたい人向けのベースシステム。

ボタン式アコーディオン右手側と同じように単音ボタンが置かれたものやピアノ鍵盤に見立てた配置が成されていモノもあります。

アコーディオン ガルモン

フリーベースはなかなかマニアックなベースシステムですが、民族音楽においては使われる機会が多いです。

写真の楽器はロシアの伝統的なアコーディオン「ガルモン」ですが、この楽器はピアノ配列フリーベースが採用されています。

ベースレス

最後の紹介するのはベースレス。その名の通り、ベースが付いていません。
このシステムは教育用のアコーディオンに用いられ、主に小学生が演奏します。

ベースレス アコーディオン

表現力はどうしても下がってしまいますが、軽量であるため子供でも演奏しやすいです。

まとめ

アコーディオンには様々な種類がありますが、私たちが想像する一般的なアコーディオンは以下の特徴を持つ楽器です。

・左右非相称
・クロマチック式
・ピアノ鍵盤
・ストラデラベース

アコーディオンに興味があるけど、どの楽器を手にしたらよいのか分からない。という方は、取り合えず、このオーソドックスなアコーディオンを探してみてはいかがでしょうか?

ちなみに最近はボタンアコーディオンも注目を浴びています。演奏難易度は上がりますが、表現力も上がりますので、是非チャレンジしてみてください。

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