2019年4月より 日本バイオリン製作研究会に所属することになりました。

気楽に聴けるクラシックと敷居が高いクラシック

クラシック音楽 ジャンル

クラシック音楽のジャンルには「ピアノ曲・管弦楽曲・オペラ・交響曲」など、多岐にわたるジャンルが存在します。

ただ、ジャンルによって気軽に聴けるものと、じっくり聴かなければいけないものの差が激しく、忙しい現代人にとってはこれら全てを楽しむことは難しいです。

そこで今回はクラシック初心者でも気軽に楽しめるジャンルと、敷居が高いジャンルを独断と偏見込みで紹介しようと思います。

クラシックには多岐にわたるジャンルと膨大な曲が存在します。

気軽に楽しめるクラシック音楽ジャンル

ピアノ曲  初心者オススメ度☆☆☆

ピアノ

ピアノ曲は気軽に楽しめるクラシック音楽ジャンルの筆頭です。5分以内で収まる曲が多く、CMやドラマに頻繁使用されることから有名曲が多いことでも知られます。

人気作曲家はショパンやリスト、ドビュッシーあたり。ロマンティックで美しいメロディーは街の至る所で流れています。

気軽にクラシック音楽を楽しみたい人にとってはうってつけのジャンルであるといえるでしょう。

有名曲

 

ベートーヴェン:月光ソナタ 悲愴ソナタ
シューマン:飛翔 トロイメライ
ショパン:英雄ボロネーズ 革命 ノクターン op9-2
リスト:愛の夢 ラ・カンパネラ
ドビュッシー:月の光 夢 亜麻色の髪の乙女
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ 水の戯れ など

歌曲(アレンジ含む)  初心者オススメ度☆☆

歌曲

歌曲は一曲が短く気軽に聴けるため、クラシック初心者にとっては聴きやすいジャンルだと思います。

ただ、声楽曲は好き嫌いがハッキリするため、誰にでも相性が良いジャンルとはいえません。

そこでお勧めなのが「歌曲の器楽曲バージョン」。

クラシックには歌曲のメロディーを器楽曲で演奏するアレンジバージョンが豊富にありますが、これらの曲は元々が歌曲であるが故、聴きやすい長さ・音域で演奏されます。

例えばヴァイオリンの為に作られた曲は技巧的すぎるため、ヒステリックに聴こえてしまうことが多々ありますが、声楽のアレンジバーションであれば「人の声の音域」が基準になるため、純粋なヴァイオリン曲よりも断然聴きやすいです。

クラシックは長い!メロディーが分かりにくい!と思っている現代人にこそ聴いて欲しいジャンルだったりもします。

有名曲

 

グリーク 君を愛す
メンデルスゾーン 春の歌 など

室内楽曲  初心者オススメ度☆☆

室内楽曲

室内楽曲は元々宮廷の広間で演奏されていた小規模編成の音楽です。ピアノ3重奏、クラリネット5重奏といった楽曲が室内楽曲に分類されます。

音のダイナミクスが大きい管弦楽曲(交響曲・協奏曲など)とは異なり、室内楽曲は音の強弱が平均的で聴きやすいです。

曲の長さも控えめに作られているので、ファンが多いジャンルでもあります。

ただ、☆☆に評価したのは、室内楽曲の多くが古典派時代に作曲されたものが多いからです。

古典派の曲は好き嫌いが分かれるため、仮に古典派楽曲が苦手な方は室内楽曲の有名曲が楽しめない可能性があります。ちなみに私は古典派の曲があまり好きではないので、偏見込みで☆☆評価としました。

器楽曲  オススメ度☆☆☆

器楽曲

器楽曲はその名の通り「楽器のみ」で演奏する曲です。歌曲や声楽曲以外のジャンルが器楽曲に当てはまります。

ただ、楽器を使った楽曲=器楽曲と括ってしまうと、あまりにも範囲が広いため、一般的にはヴァイオリンソナタ・チェロソナタといったソロ曲(ピアノ伴奏含む)が器楽曲として扱われることが多いです。

どの曲も楽器の特性を生かした美しい曲が並び、演奏時間も適度な長さの曲ばかり。クラシック初心者にとってはとっつきやすいジャンルだといえます。

しかし、クラシックのソロ曲は技巧的になりやすく、楽器奏者ではない人にとっては若干聴きにくい曲が多いのも確かです。

とはいっても器楽曲には膨大な数の楽曲が存在するので、気に入る楽曲は必ず見つかるはずです。

敷居が高いクラシック音楽ジャンル

交響曲  初心者オススメ度☆

クラシック コンサート

気軽に聴けないクラシック音楽筆頭「交響曲」。クラシック音楽の花形としてコンサートでも取り上げられることの多いジャンルですが、如何せん曲が長すぎます。
クラシック音楽に馴染みのない人が聴くには、まずこの長さに耐える必要性があり、敷居は非常に高いです。

実際にコンサートで交響曲を聴いて「良さに目覚めた!」という人も中にはいますが、全く良さに目覚めず、寧ろ演奏中も目覚めなかったという人も珍しくありません。

交響曲が合わなかったとしても、クラシック音楽に合わないというわけではありませんので、そのような人は別のジャンルを試してみてください。

交響曲を得意とした作曲家

ベートーヴェン ブラームス マーラー
ブルックナー など

協奏曲:初心者オススメ度☆

クラシック音楽 コンチェルト

交響曲と共にクラシック音楽の人気ジャンルとして君臨している協奏曲。主役となる楽器+フルオーケストラで演奏され、基本的に独奏者の技巧を聴衆に示すための煌びやかなフレーズが目立ちます。

ドラマティックな曲の展開からファンも多いのですが、技巧的過ぎることからクラシック初心者にとってはヒステリックに聴こえてしまうこともしばしば。

また、協奏曲は原則として3つの楽章によって構成されるため、大規模かつ長い曲が多いです。

その楽器が好きであるかが強く問われるジャンルともいえます。

主役となる楽器が好きであれば多少演奏時間が長くても聴けるかもしれませんが、如何せん演奏時間が長いジャンルであることには変わりありませんので、敷居は高めです。

主な独奏楽器:ピアノ・ヴァイオリン・チェロ

オペラ:初心者オススメ度☆

オペラ クラシック音楽

演劇と音楽によって構成される舞台芸術であるオペラ。映画がなかった当時の社会においては、オペラはクラシックの最高峰として君臨していました。

ただ、現代において初心者が楽しむ音楽ジャンルとしては、かなり敷居が高いことは否めません。

数時間にも及ぶ外来語による歌曲の連続。映画やドラマといったものに慣れてしまった現代人にとっては退屈に思えるストーリー展開。予め内容を理解しておいたほうが良いことも敷居を上げます。

クラシックを聴くことに慣れ親しんできた人が楽しむには適しているジャンルですが、適性が無かったり、初心者がいきなり挑戦するジャンルとしては不向きかなと思います。

交響曲や協奏曲にも当てはまりますが、まずクラシック特有の長時間演奏に慣れるために小曲から聴き始めてからの方が「やっぱ向いてない、、」という感想を持ちにくい気がします。

ちなみにチェットがかなり高額だと思われていますが、3000円前後で公演を見に行くことも可能です。
意外とリーズナブルに楽しめたりもしますので、一度はオペラ鑑賞をしてみてるのも悪くありません。

序曲など一部分が独立されて演奏されることも多く、これらの曲は聴きやすかったりします!

大規模声楽曲:初心者オススメ度☆

聖歌隊 オラトリオ

オラトリオやレクイエムといった宗教を題材とした大規模声楽曲もクラシック音楽の中では人気が高いです。厳かな雰囲気から生まれる迫力の歌声はコンサートを聴きにいった人にしかわからない感動があります。とはいえ長時間に及ぶ合唱をフルで聴くのは些か敷居が高いので、まずは美味しい一部分から楽しむことがオススメです。
映画バトルロワイヤルやエヴァンゲリオンに使用されたヴェルディ「レクイエム」や、ロト6のCMで使用されたモーツァルト「レクイエム」、ヘンデル「メサイヤ ハレルヤコーラス」などはクラシックに興味が無い方でも冒頭部分は知っているはずだと思います。

オススメ度☆にはしましたが、テンションが上がる一部分だけ聴くものアリなので、フルに聴くのでなければ楽しみやすいジャンルといえるかもしれません。

ゲームでいうとFF7片翼の天使とか大人気です。長すぎる曲でなければ案外日本人は大規模声楽曲は好きなのかもしれません。

最後に

クラシック初心者にとって、最初にして最大の関門となるのが「曲の長さ」です。
曲の背景・形式・歴史など、クラシック音楽には取っつきづらい部分がたくさんありますが、とにかく「長くて無理」という方が後を絶ちません。

ポップス・サントラ・映画音楽・ジャズ・ロック。如何なるジャンルにおいてもクラシックより曲が長くなることは殆どないので、慣れていない方が耐えがたく思ってしまうのも当然です。

なので、最初は短い曲からクラシックの良さを知っていきましょう。

もし面白いなと感じたら長い曲に挑戦してみれば良いですし、短い曲だけを聴き続けるのも全然アリです。

とくかく重要なのは無理に聴くのはなく、自然体でクラシックを聴いてみること。

ポップスを聴くように、この曲良いなと思った曲だけ聴けばよいのです。

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