自宅で製作作業を進めるに当たり、絶対に必要となるのが作業台です。
作業台が無ければ何も作ることができないので、自宅での作業を進めるためには「買う」もしくは「作る」ことをしなければなりません。
そこで今回私は木工作家に依頼をしてオリジナル作業台を作ってもらったので、そのレポートを載せたいと思います。
理想的な作業台とは?
理想的な作業台は何といってもタフであることです。
カンナ作業をする度にズレてしまう台は良い作業台とはいえませんし、水に弱かったり、簡単に凹んでしまうのも考え物です。
そのため、以下の条件に当てはまる作業台が理想です。
高密度で硬い木材が使われている
対防水加工が施されている
バイスが付属している
作業に十分な大きさがある
これらの条件を満たしていればいる程良いわけですが、材質が良くなれば良くなるほど価格も高くなります。
もし30万円ほど予算が出せるのであればスウェーデン ショーベリ社のエリートという作業台を買うのがベストなのですが、重量が100kgを超えるため、住宅環境が適合していないと床が抜ける可能性があります。
また、引越する時に地獄を見ることになるので、私は購入を断念しました。(高すぎますし)
予算内で最適な作業台を
私は現在賃貸で作業をしているため、あまりにも重すぎる作業台はNGです。
しかし、軽すぎても作業台としては使い物になりません。
ある程度重くて使い勝手が良く、価格も手ごろ
上記のような作業台を探すことになったわけですが、そんな都合の良いモノはなかなか見つからず。。
最終的には欲しい作業台のイメージに最も近い作品を作っている木工作家様にオーダーメイドしました。
オーダーメイドとはいってもセミオーダーメイドといった内容であり、既存作品を予算内でカスタマイズしてもらいました。
主なカスタマイズは天板サイズ・全高の変更、仕上げのカスタマイズ、下段棚の作成(重要)、クランプを掛けるスペースの作成(重要)とった部分。
予算の関係上、高密度で硬い木材は使えませんでしたが、デザインと機能性に関しては満足いくモノを作ってもらえました。
私の最初の作業台
では、今回作ってもらった作業台を紹介致します。
じゃじゃーん!
横幅120cm×奥行き60cm×高さ81cm
どうです?結構本格的な作業台に見えませんか?
バイスを取り付けるスペースがあるため、木工作業には特に不便はありませんし、下段の棚に荷物を置くことで台の重量を増強することができます。
ある程度の重量に耐えられる設計にしてもらったため、道具類や木材を割と置いても大丈夫。
作業台を壁につければ大きく台が動くこともないですし、防振ゴムを足に着ければ下の階への振動を抑えることも可能です。
脚の下には防振ゴム。千円しないくらいでネットで買えました!
ちなみに作業台を上から見るとこんな感じ。
バイスを取り付けるとこんな感じ。
クランプを取り付けるとこんな感じ。
重量がもう少しあれば理想的でしたが、予算内かつ住環境を考慮すればかなり満足いく作業台となりました。
ちなみに製作費用ですが、送料込みで34,000円ほど。
結構サービスして頂いた価格ではありますが、相当オトクだと思います。
最後に
自宅でも作業するために製作してもらった作業台。
オーダーメイドした甲斐があり、低予算で品質のよい作業台を手に入れることができました。
キャリア最初の作業台として、今後愛用していこうと思います。