Twitter・Instagramも運用始めました!

【ヴァイオリン製作】洋カンナの定番メーカーについて

ヴァイオリン製作 洋カンナ

ヴァイオリン製作に必要不可欠な道具「カンナ」。

日本の大工さん達は引いて木を削る和カンナを使いますが、弦楽器製作者は押すことで気を削る洋カンナを使用します。

洋カンナを使う理由は様々ですが、ヴァイオリン製作に必須である平面出しが得意である事、また机に向かって作業するには最適であることが主な理由です。

ただ、この洋カンナ。

日本ではあまり見かけないため情報が少なく、またこれから楽器製作を始めたいという方にとっては何を買って良いのかわからないと思います。

そこで今回は洋カンナの定番メーカーについて調べてみました。

洋カンナを買う前に

弓であれ、弦であれ、道具であれ、どんなモノにも定番メーカーが存在します。

そして、もちろん洋カンナにも定番があります。

定番以外であっても優れた洋カンナは多岐にわたって存在しますが、まず最初に手にするカンナは最前線のプロが使用しているモノを真似たほうがいいでしょう。

何故なら技術的な質問もしやすいですし、刃も手に入れやすいからです。

ブロックプレーンという呼び方について

ヴァイオリン製作に使われるカンナは「ブロックプレーン」というモノを使います。

ブロックプレーンはブロック材を扱うことを前提に作られた小ぶりなカンナであり、大型家具を製作するカンナよりも小回りが利くことが特徴です。

片手で扱えることができるため、荒削りから細かな調性まで1つで幾つもの役割を果たしてくれます。

ヴァイオリン製作 洋カンナ

価格は1万円以下のモノから5万円を超えるモノまで様々ありますが、出来る限り良いモノを買ったほうが良いでしょう。

尚、製作者の多くはメインにブロックプレーンを使い、その他用途によって異なるサイズの洋カンナを持ちます。

大きさが異なっても定番メーカーは同じなので、最初はブロックプレーンから揃えて、徐々にカンナを増やしていくのもアリです。

洋カンナの定番メーカー

洋カンナ(ブロックプレーン)を製造するメーカーにおいて、特に人気の高いブランドを紹介します。ブロックプレーンを含め、洋カンナを購入するのであれば、このいずれかを購入すれば間違いありません。

ドイツ Dictum社 オリジナルプレーン

ヴァイオリンの専門工具類を扱うドイツのDICTUM社。プロの方も良く使う業界内では有名な会社です。Dictum社ではオリジナルのブロックプレーンを製造販売しており、高い評価を獲得しています。

私はこのブロックプレーンを所持していないため、詳細はお答えできませんが、刃幅が35mmであることが特徴です。標準的な刃幅ではありますが、やや短いと思われる方も少なくないようです。

カナダ LeeValley社 Veritas(ヴェリタス)

カナダのDIY会社 LeeValleyが製造しているVeritas(ヴェリタス)シリーズ。

長時間使用しても疲れにくく、日本人向けのブロックプレーンとして愛用者も多いです。

Dictum社との大きな違いは刃幅が40mmあること。削れる面積が多いため、使い勝手に優れます。

アメリカ Lie-Nielse(リーニールセン)社

西洋カンナの最高級品とも称されるLie-Nielse社の洋カンナ。日本での知名度が高く、プロアマ問わず人気があります。

見た目もカッコよく、作業のテンションを上げるために買われる方もいるでしょう。

間違いなく良品なのですが、価格が高いことと刃幅40mmのブロックプレーンがないことが欠点です。

ただ、国内通販でも購入できるため、個人輸入に抵抗がある人にも買いやすいと思います。

アメリカ STANLEY(スタンレー)社

アメリカ スタンレー社は洋カンナの老舗メーカーです。19世紀にレオナルド・ベイリーという工具職人が考案した小型の洋カンナの大量生産に成功し、市民権を得ました。
現在でも低価格なモノから実用的なカンナに至るまで、多種多様なカンナを製造しており、職人が持つカンナのスタンダードモデルとして定着しています。

ただ、ヴェリタスやリーニールセンよりは安価であるため、プロフェッショナルレベルでの使用には「仕立て」が必要です。

ある程度最初から使えるブロックプレーンを探している人はヴェリタスやリーニールセンの方が向いているかもしれません。

ボディが軽く使い勝手が良いので、現在でも多くのプロが仕立てして使用しています。

私が愛用している洋カンナ

参考までに私が愛用している洋カンナをご紹介します。

買い足しがあった場合逐一追記しようと思うので、宜しければ参考にしてみてください。

ヴェリタス ブロックプレーン スタンダード

私がメインで使っているカンナは先ほど紹介したヴェリタスです。

刃の角度によってスタンダードとローアングルが存在し、どちらも持っていますが普段はスタンダードを主に使っています。

ヴァイオリン製作 洋カンナ

ヴェリタスはスタイリッシュなブラック色のボディが魅力的であり、リーニールセンよりも軽く錆びにくいという特徴を持ちます。以前は光沢のある仕様でしたが、現在は表面がマットな仕様になりました。

また、ハイエンドモデルの中で比較的軽いことも重要です。

カンナは様々なシーンで使うことになりますが、長時間持ち続ける事になるため、重いカンナは体に負担がかかります。

その点ヴェリタスは重量も程よく、誰にでも使いやすいカンナだと感じました。

私は体質的に手汗をかきやすいため、錆びにくいヴェリタスの方が扱いやすかったことも選んだ理由です。

最後に

洋カンナはヴァイオリン製作において必須かつ重要なアイテムです。

おそらく複数の洋カンナを持つことになりますが、予算が許す限りは良いモノを買っておいた方が無難だと思います。

オススメは私の愛用しているヴェリタス。そしてリーニールセン

この2つのどちらかを買っておけば、長く使い続けることができると思います。

洋カンナを購入される予定の方は、是非参考にしてみてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください