Twitter・Instagramも運用始めました!

革製品は「作る」よりも「買う」がベスト

革製品 作るより買う

革製品は好きだけど、高いからなかなか手が出せない。

でも自分で作れば安く済むかも?

何かを「作る」ことを趣味にしている方であれば、レザークラフトに興味を持つことは珍しくありません。

革製品はどれも高いため、自分で革を買って自作した方が安上がりですし、何よりも自分の手で作ったという満足感が得られます。

ただ、本当に「作る」ことがベストな選択なんでしょうか?

下手に道具を揃えて自作するよりも、もしかしたら市販品を買った方が良いかもしれません。

作ること自体が目的であれば別ですが、革製品が欲しいだけであれば市販品の方が優れています。

完成度の低い自作品を愛せるか

私も色々なものを作りたいという気持ちが強い人間なので、レザー小物を自分で作っていた時期があります。

キーケースやパスケース、メガネケースやバインダー。

確かに自分で革を買えば安上がりでしたし、作ること自体は楽しかったです。

でも、作り終わった作品に愛着が抱けたかというと、正直抱けませんでした。

その理由は明らかに市販の商品に比べ、作品の素人感が凄まじいからです。

クオリティーが高くないと満足いかない人って多いですよね。私もそのうちの一人です。

 

レザークラフト ペンケース

これは一番最初に作ったペンケース。譲ってもらったイタリアのブッテーロという良い革を使って作ってみました。

形は気に入っているのですが、ステッチ(糸)がガタガタで素人感が満載です。

これはこれで味があると思えればよかったのですが、なんかしょぼいなと感じてしまってあまり使っていません。

また、細いペンを入れると、横の隙間からペンが出てしまう欠点もあります。

レザークラフト パスケース

これは普段愛用しているパスケース兼キーケース。良い感じにエイジングが進んでいますが、コバ処理がなんとなく大雑把で、心から気に入っているのかと言われると微妙です。

 

と、いった具合に、自分で作った革製品はどうしても素人感が出てしまうため、これはオシャレだ!とテンションが上がるものがなかなか作れなかったりします。

こればかりは沢山同じものを作って精度を上げていくしかないのですが、本気でレザークラフトを趣味にしたい人でもない限り、納得がいく作品が作れるようになるまでに心が折れてしまいます。

また、使わない失敗作もどんどん増えていくため、コスパも悪いです。

レザークラフト 材料費

半裁やカット革を自分で購入して自作すれば、市販されている革製品の半額ほどで作れはしますが、2個・3個と同じ作品を作っていくうちに安く作れるどころか市販品よりも材料費の方が高くなります。

何個も何個も同じ作品はいらない。別にレザークラフトを長く続けたいわけじゃない。

という方は、気に入った市販品を買った方が革小物の良さを楽しめるのではないかと思ってしまいます。

今は楽天市場やクリーマなどのハンドメイドアプリを使えば、高品質かつリーズナブルな製品が安く買える時代なので。

必要な機械と革の話

レザークラフトを楽しむために必要な道具はそこまで多いわけではなく、簡単な作品を作る程度であれば、1万円もあればお釣りが来ます。

が、これは飽くまでも「手作りの温もり」を大切にした作品作りに必要な道具であり、市販品と同じクオリティーにするために必要な投資ではありません。

製作に必要な道具を揃えれば確かに様々な革製品が好きに作れるようにはなりますが、自分が本当に満足いく質の良い革小物を作る為には、高額な機械が必要になります。

工業用ミシン

趣味の革小物を作っている人の多くはステッチを手縫いで行っていると思います。

これはこれで味があってよいのですが、キッチリとした完成度を求める方は工業用ミシンで縫った方が満足のいく仕上がりになります。

レザークラフト 工業用ミシン

革は硬いため、普通のミシンでは縫えません。

そのため、革も縫うことができる工業用ミシンを手に入れる必要があるわけですが、工業用ミシンは少なくても数万円~という高価な機材である上、メンテナンスにもお金がかかります。

また振動や騒音も大きいため、マンションなどで気軽に使えないという問題もあります。

革漉き機

クオリティーの高い製品は厚みがムラがなく、革と革が重なる箇所だけを意図的に薄くしています。

そこで革漉き機を使って革を漉いて厚みを調整するわけですが、いかんせんこの革漉き機が高い。

プロ向けの製品は工業用ミシンよりも高価なものも多数ラインナップされており、中には数十万円するモノもあります。

また、工業用ミシン同様に「騒音が大きい」ことがネックです。

レザークラフト 革漉き機

最近は家庭用サイズの製品も増えてきていますが、高価かつ扱いが難しいことには変わりなく、ちょっとした趣味として楽しみたいという方には敷居が高いです。

ただ、革漉きができないことには作品のクオリティーを上げていくことはできないため、本気でいい作品を作ろうとしているのであればいつかは買わなくてはいけない機材だと思います。

安い手動革漉きも沢山出回っていますが、綺麗に漉くことができるのはやはり電動です。

 

レザークラフトは手軽に始められて作る楽しみを実感できる趣味ですが、突き詰めていくと「機材」「騒音対策」「試作」など、あらゆるものにお金がかかります。

それに肝心の「革」に関しても本当に良質の革は事業者しか手に入らないため、初心者がプロと同等の作品に仕上げるのは至難の業です。

レザークラフト 革

例えばブッテーロやプエブロ、ミネルバボックスといった高級イタリアンレザーは一般人が手に入れることは難しく、作りたくてもなかなか作れません。

栃木レザーや姫路レザーであれば一定の品質を持つ革を手に入れることができますが、市販品を買った方がより品質の良い革を楽しむことができます。

 

結局のところ、完成度が高くないと愛せないという理想が高い人は、設備が整っている熟練の職人さんがいる工房から気に入った商品を買った方が幸せです。

凝り性を発動させて機材を買ったり、品質の良い革を複数揃えているうちに市販品の定価なんか軽く凌駕してしまいます。

そもそも市販品は相当リーズナブル

革製品が高い理由はそれだけの手間と技術、設備にお金がかかっているから。

実際に自分で革小物を作ってみたことで、これはよく分かりました。

しかし、同時に職人さんの作品があまりにも安い価格で販売されていることにも気づきました。

革製品は他の素材と比べると高いですが、革本来の価値を加味すると相当安く売られています。

革財布 レザーウォレット

オールレザーのメガネケースであっても5000円を切りますし、ペンケースなどは栃木レザーやブッテーロであっても3000円しないくらいの価格で買えます。

この価格で職人の革製品が買えてしまうのであれば、自分で作る必要は殆どありません。

 

割高になるカット革を使った時点で「市販品の価格<製作費」になりかねませんし、安く製作しようとして半裁を買っても、使いきれなかったり保管に困ったりもします。

作ること自体が楽しい!不格好でも愛着が持てる!

という方ならコストがかかっても問題ないと思いますが、完成度重視の方は職人の作品を買ったほうが良いと思います。

まとめ

・自作しても素人感溢れる作品しか作れない
・完成度を上げようとすると投資が必要
・本当に良い革はなかなか手に入らない
・職人によるハイクオリティー商品が安く手に入る

これらを踏まえると、レザークラフトを趣味にしたい・いつかは販売してみたいという方でもなければ、作るよりも買う方が賢明かなと思います。

もちろん作ること自体は楽しいので、一度挑戦してみるのも悪くありません。

その場合はレザー教室に作りに行った方が機材が使えるので綺麗な作品が作れます。

ひとり言

 

ものつくりが好きな人は何でも作りたくなってしまいますが、レザークラフトは片手間でやるにはお金がかかる趣味だと思います。メインの趣味として力を入れないと、なかなかハイクオリティーな作品はつくれません。

やっぱりクラフト系の趣味はコレと決めたモノに打ち込み続けるのが理想なんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください