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高級時計のスペック表示を徹底解説!

高級時計 スペック

カジュアル時計であれ、高級時計であれ、どんな時計にも必ず記載されている「スペック表示」。

スペック表示には主にケース・風防・ムーブメント・ベルトといった内容が記載されており、その時計がどんなスペックを持っているか分かります。

ただ、このスペック表示にはイマイチ分かりにくい項目があり、特に高級時計に記載されている専門用語は前提知識がないと理解ができないかもしれません。

そこで今回は高級時計に書かれているスペック表示について分かりやすく解説したいと思います。

型番

高級時計のスペック表にまず確実に書かれているのが型番です。

型番は基本的に英数字で書かれており、その型番によってどのモデルであるかを特定することができます。

一見ランダムに付けられているように思えますが、ブランドごとの法則に基づいた番号が割り当てられています。

例えば5桁よりも6桁が新しい型番だったり、ケースの素材やサイズによって数列が当てはめられたり。

ダイヤが付いているモデルは末尾にGを付けるといった法則を持つブランドもあります。

例:16520 , 116500LN , 324.23.38.50.02.002 など

ただ、型番は基本的に時計を売却する時や修理する時ぐらいしか使うことはありません。

重要な項目であることは間違いありませんが、無理に覚える必要はないです。

ノモス タンジェント

こちらは私の愛機ノモス タンジェント。

見た目は現在発売されているタンジェントと同じデザインですが、旧式であるため、型番は現在のタンジェントとは異なる番号が割り当てられています。

モデル名

ブランドによって異なりますが、モデル名はその時計が所属するシリーズ名を指します。

ロレックス デイトナ、パネライ ルミノール、タグホイヤー カレラ、ノモス タンジェント。

モデルによって時計の特徴は決定づけられます。

ノモス タンジェント

再び私の愛機ノモス タンジェント。

タンジェントには様々なバリエーションが存在しますが、モデル名に関してはどれも等しくタンジェントです。

会話の中で使うことも多く、「それどこの時計?」と聞かれたら「ノモスのタンジェント」と答えれば良いと思います。

材質

材質は時計のケースがどんな材質で作られているかを表します。

雑貨時計・カジュアル時計は真鍮やメッキが使われることが多いですが、高級時計にはステンレススティールが主に採用されます。

腕時計 ケース素材

ステンレススティールは防護性に最も優れた素材の一つで、キズが付きにくい素材です。

腐食やサビにも強く、生涯に渡って使用し続けることができます。

30万円以下の時計は殆どステンレスが使われているため、大半の方がこの素材の時計を手にするのではないでしょうか。

 

なお、ステンレス以外でよく材質に使用されるのはイエローゴールド・ローズ(レッド)ゴールド・ホワイトゴールドといった18kゴールド。

これらは純金(24k)に他の金属を混ぜた合金であり、金以外の金属の比率がそれぞれ異なります。

イエローゴールドは銀と銅のバランスが半々、ローズゴールドは銅が多め、ホワイトゴールドはパラジウムのコーティングを施した白銀色のゴールドとなります。

セイコー クレドール

写真:ローズゴールド

18kゴールドが使われた時計はどれも美しく、高級感があります。

が、中々一般庶民が手を出せるモノではありません。

 

その他では圧倒的なステータス性を誇るプラチナ、耐久性を重視したカーボンや艶やかなセラミックなどがケースに採用されることも多いです。

素材によって時計の性質や価格は大きく異なるので、気になる時計にどんな素材が使われているかは是非チェックしておきましょう。

サイズ

サイズはその名の通り時計のサイズを指します。

丸型の時計は直径〇〇mmで表記され、長方形や樽型の時計は縦〇mm×横〇mmで表記されることが多いです。

いくらデザインが気に入っていても、サイズ感が合わなければ不格好になってしまうので、非常に重要な項目だと言えます。

腕時計 サイズ

現代のトレンドは40mm前後。(メンズモデル)

一昔前は36mm程度のモデルが多かったですが、今ではこのサイズ感はボーイズ(ユニセックス)サイズとして扱われています。

ノモス タンジェント

しかしながら、「カッコイイ」ではなく、「上品」に時計を着けこなしたい方は余り大きなサイズを選ばないほうが無難です。

例えばノモス タンジェントは35mmケースと38mmケースがですが、人気があるのは35mmの方で、小さいからこそ引き締まった印象を与えます。

全重量

革ベルトやブレスレットを含んだ時計の全重量が記載されています。当然ながら革ベルトタイプの方が軽く、ブレスレットタイプの方が重いです。

腕時計 金属ベルト

重量がある時計は堅牢性が高く、タフで男らしい印象を与えますが、長時間身に着けていると疲れやすいという欠点があります。

素材によっても大きく重量は変わるため、よくチェックした方がよいでしょう。

ちなみに軽さはカーボンやチタンといった素材が最も軽く、続いてステンレススティール、ゴールドと続きます。

金属ブレスレットでも軽量素材が使われている場合は革ベルトタイプ並みに重量が軽くなることもあります。

重さに関しては見た目で判断せずにスペックを見たほうが確実です。

ムーブメント/キャリバー

高級時計の大半は歯車やゼンマイによって動力を得る機械式時計です。

ムーブメントは時計に搭載されている云わばエンジンの事を指し、見た目も重要ですが、ムーブメントの良し悪しが購入の決め手となります。

機械式時計 パワーリザーブ

この項目に書かれているのは、まず「自動巻き」か「手巻き」か。

自動巻きと書かれているムーブメントは腕に巻いていると自動でゼンマイが巻かれます。

対して手巻きは自分でゼンマイを巻く必要があり、手間がかかります。

ただ、その分愛着が湧きやすく、更に時計を「薄い設計」にできることがメリットです。

何故手巻きは薄くできるのか?

 

自動巻きにはゼンマイを巻き上げるためのローターと呼ばれる機構が取り付けられています。便利なモノではありますが、その分厚みが増します。

ロレックス 高級時計

手巻きはローターが無い分薄くすることができ、さらにムーブメントが良く見えることから視覚的な楽しみを味わうことができます。

 

ちなみにcal.○○という記載はムーブメントの品番であり、品番を検索すると主なスペックが分かります。

また、単に自動巻き・手巻きとだけ書かれている場合は汎用ムーブメントが採用されていることも覚えておくとよいでしょう。

汎用ムーブとは?

 

汎用ムーブメントはETAやセリタと呼ばれるムーブメント製造メーカーが製作したムーブメントです。

主に低価格帯の機械式時計に採用されています。

ただ、決して粗悪なモノではなく、普段使いにおいて全く支障がないスペックを有しています。

 

チェックしておきたい項目 パワーリザーブ

機械式時計はリューズを巻くとゼンマイが巻かれ、そのゼンマイが解かれる力を利用して動きます。

スペック表示にあるパワーリザーブはゼンマイをMAXまで巻いた状態から完全に解かれる(止まる)までの時間を指す数字です。

一般的なモデルは38時間〜42時間ですが、ムーブメントによっては3日間、7日間というロングパワーリザーブモデルも存在します。

チェックしておきたい項目 振動数

ムーブメント表記によく書かれている振動数。これはムーブメントの心臓部であるテンプというパーツが毎時(1秒間)にどれくらい振動するかを表しています。

機械式ムーブメント 振動数

毎時18,000振動(1秒間に5振動)
毎時21,600振動(1秒間に6振動)
毎時25,200振動(1秒間に7.5振動)
毎時28,800振動(1秒間に8振動)
毎時36,000振動(1秒間に10振動)

上記が機械式時計の主な振動数です。現在はハイビートと呼ばれる28,800振動が主流となっており、それ以下の振動数はロービートと呼ばれます。

ハイビートの方が精度が出やすい傾向にありますが、ロービートの方が耐久性が高いです。

ちなみにノモスは21,600振動で作られていますが、精度も良く、バランスが取れています。また、薄型時計だからこそロービートにして耐久性を向上させていることもポイントです。

必ずしもハイビートが優れているわけではなく、そもそも近年はロービートとハイビートの差がなくなっているので、あまり気にする必要はないかもしれません。

風防

風防は時計のガラスの事を指します。

時計に使われる風防は主に「サファイアクリスタル風防」「ミネラルガラス風防」「プラスチック風防」があり、高級時計には「サファイアクリスタル風防」が採用されていることが多いです。

パネライ 高級時計

サファイアクリスタル風防は天然宝石のサファイヤと同等の硬度をもち、とにかくキズが付きにくい素材として知られています。

硬さを1〜10の尺度に分けるモース硬度においての評価は「9」。カジュアル時計でよく使われるミネラルガラスの硬さは[3〜6」程度なので、圧倒的に硬いです。

また、ドーム型に加工したサファイアガラスや無反射コーティングが施されてたサファイアガラスも存在します。

いずれにせよ、アンティーク感やレトロ感は欲しい方でなければ、サファイアクリスタルが風防に使用されている時計を選んだ方が後悔しません。

防水性能

防水性能は時計に水圧がかかった時に、時計内部への水の侵入を防ぐ機能のことをいいます。水深10mを1気圧防水と示し、この数字の大きさが時計の防水性能です。

腕時計 防水性

非防水

防水性能がない時計。雑貨時計や手作り腕時計に多く見受けられる防水タイプで、その名の通り防水性能がありません。そのため、扱いには注意が必要です。

3気圧防水

日常生活防水とよばれる防水機能です。汗・洗面・雨といった状況に耐えられます。

5気圧防水

日常生活強化防水と呼ばれる性能。園芸や市場で働くといった水を扱うことが多い人向けの防水性能ですが、意外とこの防水性の時計は少ないです。

10気圧防水

プールやサーファー、温泉といった完全に水につかる状態にも耐えられる防水性能をもちます。ただ、10気圧防水以上になるとガラスやケースが大きくなりがちなので、薄くてシンプルな時計が欲しい人には不向きな時計が増えてきます。

100m防水

潜水用時計に使われる防水性能がコチラ。スキューバダイバー向けの時計となります。水深100mの圧力にも耐え、水中での長時間利用が可能です。ちなみに第1種潜水時計とも呼ばれます。

200m防水以上

飽和潜水用防水といわれる防水時計。メジャーな数字としては200m・300m・600m・1000m防水があり、空気ボンベを使用する潜水に使われます。コチラは第2種潜水時計という名をもちます。

 

10気圧防水と100m防水の性能は一緒?

防水性能をみて思うのが、1気圧=10mなら10気圧防水と100m防水って一緒じゃない?ということ。しかし、この数字はそれぞれ性能が違うので、非常にややこしいです。そこでこの2つの防水機能を比較してみます。

・10気圧防水=静止状況なら水深100mまで耐えられる仕様。

ただ、この深さで動き回った時はどうなるかわからないよ。という性能です。

・100m防水=対して100m防水は水深100mの水圧の1.25倍にも及ぶ水圧に耐えるられる仕様

もちろん10気圧防水とは異なり、水深100mで自由に動き回っても壊れることはありません。

ベルト素材

ベルト素材は時計に標準装備されているベルトの事を指します。

金属ブレスレットタイプの時計はケース素材と同じブレスレットが使われるため、この記載はブレスレット以外の時計に記載されることが多いです。

なお、主なベルト素材は以下の通りとなります。

革ベルト

腕時計 レザーベルト

時計の定番素材です。「クロコダイルレザー」「カーフレザー」「コードバンレザー」といった素材の違いがあり、それぞれに味があります。

目立った記載がなく、単に「革」と書かれている場合はクロコダイルレザーが採用されている場合が多いです。

ラバーベルト

腕時計 ラバーベルト

ラバーベルトはプラスチックで作られた防水性に優れるベルトです。ダイバーズウォッチによく採用され、スポーティーな印象を与えます。

ベルトに汗が吸収されず臭いがこもらないことが特徴で、重量が軽いことから近年人気沸騰中です。

ただ、ラバーベルトは雰囲気がカジュアル寄りになるため、どんなシーンでも身につけたいという方には不向きかもしれません。

上品さを求めるのであれば革を選んだ方が無難です。

ナイロンベルト

腕時計 ナイロンベルト

カジュアル時計を中心に最近流行っているナイロンベルト。安価で様々なバリエーションがあるため、気分によって付け替えることができます。

高級時計に初期装備されることは珍しいですが、付け替えようとして購入する人は多いです。

また、ナイロンベルトは軽くて丈夫なことも魅力。

アクティブに時計を使用したいという方にオススメです。

最後に

時計を選ぶ際、最も大切なのはデザインです。

時計は自分に似合うモノを身につけることが一番重要なので、自分が一目ぼれした時計を選ぶのがベストだといえます。

ただ、それと同時にスペックも確認してみてください。

気になった時計がどんなスペックなのか。自分の用途に適しているのか。

高級時計は高価な買い物になるため、一度慎重に情報を集めてみることも必要だと思います。

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